米国経済指標悪化でドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年2月24日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:147.5 ー 150.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想に一致と予想。
28日(金)に1月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、総合PCEの前年同月比を除いて市場予想を上振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」でも、市場予想通り総合PCEとコアPCEの前月比がともに+0.3%となった場合、前年同月比はそれぞれ+2.4%と+2.6%になり、総合PCEの前年同月比で市場予想を下振れます。
ただ、小数第二位まで見てみますと+2.43%なので、前月比で+0.3%台前半が出るようですと、四捨五入繰り上げで市場予想と一致する可能性もありそうです。
筆者の予想としましては、既に発表のあった1月分の米国CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)では市場予想を上振れており、PCEデフレーターでも強めの結果が出るような感じがします。
ただ、PCEデフレーターの算出に使用されるPPI項目のヘルスケア関連や航空運賃のインフレ率は低下(ポートフォリオ管理費は上昇)しており、PCEデフレーターでは思ったほどインフレ率は上昇していない気もします。
よって、結果は概ね市場予想の範囲に収まり、指標発表時ドル円の値動きは限定的と予想します。
また、同時刻には個人所得や個人支出の発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 2.5 | 0.3 | 2.6 |
| Inflation Nowcasting | 0.38 |
2.51 | 0.37 |
2.66 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.30 | 2.43 |
0.30 | 2.59 |
| 0.40 | 2.53 | 0.40 | 2.69 | |
2つ目は、米国経済指標は悪化傾向と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、2月分では消費者信頼感指数、1月分では新築住宅販売戸数、耐久財受注、中古住宅販売成約指数、12月分ではS&P/ケース・シラー住宅価格指数、週次の新規失業保険申請件数、第4四半期GDP改定値、FOMCメンバーによる講演などがあります。
2年、5年、7年債と2年変動利付債の入札もあります。
データの古いS&P/ケース・シラー住宅価格指数や第4四半期GDP改定値は上振れる可能性もありそうですが、 消費者信頼感指数、住宅関連、耐久財受注、新規失業保険申請件数など全てに於いて弱含んでる感じがします。
よって、結果は全体的に悪化傾向で、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、先週指摘した通り、直近安値の150.92円を更新し、ボリンジャーバンドの-2σをやや下抜ける水準まで大きく下落しました。
RSIは32.1と売られ過ぎの水準である30まで多少余裕があり、下値余地もまだもう少しありそうです。
他方、週足でも先週指摘した通り、雲の攻防から雲抜けを果たし、147.6円付近に位置するボリンジャーバンドの-2σに向けて大きく下落していく展開となりました。
チャートを見る限り3月最終週辺りで安値を付けて、そこで一旦下りのターンは終わりという感じがします。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週のドル円は植田日銀総裁の国債買いオペ発言により大きく上昇する場面もありましたが、米国経済指標が軒並み悪化傾向となり、149円を一時割り込むなど大きく下落し上髭陰線で終えました。
米国経済の減速が少し意識されてきた感じはしますので、経済指標の他、米国債入札や金利動向にも注視といった感じでしょうかね。
その他、米国半導体大手エヌビディアの決算発表も予定されており、FXトレーダーとしても気になるところです。
また、日本側でも日銀利上げ観測が浮上してきており、来週発表予定の日銀基調的なインフレ率を捕捉するための指標や東京都区部CPIの結果も材料視される可能性がありそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】