米国雇用統計はやや悪化でドル円は下落!来週のFX相場予想(2026年2月2日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:153.5 ー 155.5円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計はやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
6日(金)に1月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+6.7万人(前月:+5.0万人)、失業率が4.4%(前月:4.4%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.3%)、平均時給前年同月比が+3.6%(前月:+3.8%)と、非農業部門雇用者数の伸びは大きくなり、平均時給前年同月比は低下、失業率と平均時給前月比は変わらずの見通しとなっています。
また、非農業部門雇用者数の年次改定確報値(改定値:-91.1万人)の発表もあります。
それではまずインディードの求人数を見てみます。
1月は年末特需が終わって下落基調でしたが、7日を底に緩やかながらも増加傾向となっており、ほぼコロナ禍前の水準で推移しています。
次は新規失業保険申請件数を見てみます。
1月は20.7、19.9、21.0、20.9万件と概ね20万件前後での推移となっています。
継続件数は187.5、186.5、182.7万件と減少しています。
最後にADP雇用者数変化を見てみます。
1月は11.25、8.00、7.75千人と減少しています。
ちなみに1月分のADP非農業部門雇用者数の市場予想は+48千人(前月:+41千人)となっています。
というわけで、マチマチながらも求人数の伸びの鈍化、ADP雇用の弱さから、非農業部門雇用者数の増加幅は小さいような気がします。
また、毎度のごとく非農業部門雇用者数の前月分と前々月分も下方修正されるのではないでしょうかね。
失業率は失業保険継続件数が減少しており、シカゴ連銀の1月分リアルタイム失業率予測も4.35%となっており、市場予想通りな感じがします。
よって、結果は市場予想よりもやや悪化していると思われ、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。
2つ目は、米国経済指標はマチマチでイーブンと予想。
来週発表予定の米国経済指標は、2月分ではミシガン大学消費者信頼感指数速報値、1月分ではISM製造業・非製造業景気指数、S&P製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値などがあります。
その他、FOMCメンバーによる講演などもあります。
まずはISM製造業・非製造業景気指数ですが、市場予想は製造業で48.5(前月:47.9)と改善、非製造業で53.8(前月:53.8)と変わらずの見通しとなっています。
先行指標となるS&P製造業・サービス業PMI速報値では、製造業が51.9(市場予想:51.9、前月51.8)と市場予想に一致、サービス業が52.5(市場予想:52.9、前月52.5)と市場予想を下振れています。
その他、ニューヨーク連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数は市場予想を大きく上振れています。
よって、製造業は比較的強めの結果になるような気がします。
ミシガン大学消費者信頼感指数は、市場予想が55.4(前月:56.4)と低下する見通しとなっています。
前回1月分では市場予想の54.0、12月の52.9を上振れていました。
一方で1月分の消費者信頼感指数では、84.5(市場予想:90.8、前月94.2)と大きく下振れていました。
従来の雇用環境の悪化や物価高に加えて、オバマケア補助金終了に伴う医療保険料上昇も消費者マインドを悪化させているのではという気がします。
よって、米国経済指標はマチマチな結果となり、トータルではイーブンくらいと思われ、ドル円はあまり変化ないと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は先週末の急落した流れを引き継いで下窓でスタートし、ボリンジャーバンドの-2σや一目均衡表の雲下限を下抜け、152.08円まで下落しました。
しかしながら、この-2σや152.0円のキリ番がサポートとなり、RSIも売られ過ぎの水準30を割り込んだことで反発し、週末金曜には大きく上昇して一目均衡表の雲の中に突っ込み、ほぼ高値引けとなる154.74円でクローズしました。
来週は一目均衡表の雲の攻防、ボリンジャーバンドのミッドバンドに向けて戻りを試す展開になると予想します。
他方で、週足では引き続き154.4円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防から149.22円に位置する一目均衡表の雲上限やボリンジャーバンドの-2σを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週は、日米金融当局による協調レートチェックからの急落の流れを引き継ぐ形で下落しましたが、ベッセント財務長官の協調介入否定、ドル高支持発言により下げ止まりました。
そして、FRB新議長にウォーシュ氏が指名されたことで、さらにドルの買い戻しが入りました。
昨日のコラムでも述べましたが、ウォーシュ氏は量的緩和から引き締めへと政策を逆転させ、同時に利下げを実施し、金融政策のレジームチェンジを図ろうとしています。
ウォーシュ氏は恐らくミランFRB理事の代わりに理事職に就き、次回3月FOMCから参加すると思われ、現メンバーに受け入れられ政策転換するのか要注目となりそうです。
さて、日本側ではちょうど1週間後に選挙結果が判明します。
高市総理は今朝の党首討論番組をドタキャンしましたが、これが吉と出るか凶と出るかといった感じでしょうかね。
自維政権の勝利はある程度織り込まれていますが、勝てばドル円も多少上昇するでしょうね。
逆に敗戦となれば暴落する可能性もあります。
再来週の窓開けには要注意です。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】