ドル円は米国債利回りの低下を受けてやや下落!来週のFX外国為替相場予想(2023年11月6日~)

来週のFX相場予想

今週のドル円相場は、先週指摘した通り日銀金融政策決定会合を挟んで行って来いとなるV字となり、会合のあった31日(火)には昨年の高値151.94円に迫る151.72円まで急上昇しました。
ただ翌日には、当然ながら日本当局の口先介入が強まり、またFOMC後のパウエルFRB議長の会見でも予想通りハト派寄りとなり、米国経済指標の結果も悪化傾向となったため、今度は一転して150円割れとなる149.84円まで下落しました。
そして迎えた週末3日(金)の米国雇用統計ですが、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給など軒並み市場予想を下振れる結果となり、ドル円はさらに深掘りして149.18円まで下落する値動きの荒い一週間となりました。

 

それでは来週の週間予想ですが、

予想レンジ(ドル円):147.5 ー 149.5円

来週のドル円は週間で「やや下落」と予想します。
根拠としては4つ。

 

1つ目は、米国債が買われ利回りが低下すると予想。(ドル安円高要因 下降

今週末3日(金)の米国雇用統計の結果を受けて、ドル円とともに10年物米国債の利回りも大きく下落しました。
ほとんどの専門家はFRBの利上げ終了を声高に叫んでおり、米国債市場は楽観視し、大いに買われ、利回りは低下していくと予想します。
米国債利回りの日足チャートを見ますと、テクニカル的にはサポート(下値支持線)として、ボリンジャーバンドの-2σや一目均衡表の雲上限が4.5%付近で控えていますが、恐らく抜けていくのではないでしょうか!?

また来週は、3年・10年・30年物米国債の入札も予定されており、無難に通過すると予想します。

 

2つ目は、パウエルFRB議長やFOMCメンバーのややタカ派寄りの発言が多く出ると予想(ドル高円安要因 上昇

来週9日(木)には、討論会でパウエルFRB議長の発言機会があり、その他のFOMCメンバーも講演会など多数予定されています。
雇用統計の悪化を受けて、市場では利上げ終了を織り込む動きが活発になってきており、これに釘を刺す発言が多く出ると予想します。

 

3つ目は、植田日銀総裁インタビュー、日銀主な意見で緩和姿勢を改めて確認すると予想。(ドル高円安要因 上昇

9日(木)に植田日銀総裁がフィナンシャル・タイムズ主催のイベントでインタビューを受けます。
また同日には、今週ドル円が急上昇するキッカケとなった10月の日銀金融政策決定会合での主な意見が公表されます。
今回はYCC(イールドカーブコントロール)の上限を1%超へと再び微修正しましたが、やはりマイナス金利解除に向けた動きというよりは持続的な金融緩和への措置ということを改めて確認することとなり、ドル円は上昇すると予想します。

植田総裁は会合後の質疑応答の中で、春闘で賃上げを確認したからといって即金融引き締めをする考えはなく、物価、特にサービス価格への価格転嫁が起こって初めて政策を転換する考えを示唆しており、そうなってきますとマイナス金利解除は早くて来年後半という感じがします。
ただ、その頃には景気も悪化してきているだろうから、もはやマイナス金利解除は当面ないという感じがしますね。

 

4つ目は、テクニカル分析では行って来いと予想

ドル円日足チャートを見ますと、先週指摘した通り下値ではサポートされ、MACDなどのゴールデンクロス形成に向けて上りのターンが続き、そして3週間前から指摘していた通りようやく急上昇するという流れになりました。
そして、151.0円付近にあったボリンジャーバンドの+2σを大きく超え、昨年の高値151.94円に迫りましたがレジスタンス(上値抵抗線)として働き、今度は一転MACDなどでデッドクロスが生じ下りのターンへと入ってきました。
下値では148.3円付近にあるボリンジャーバンドの-2σや147.8円付近にある一目均衡表の雲上限あたりの攻防となりそうです。

他方、週足では昨年の高値151.94円付近を目指し、その辺りまで上昇しなければ下りのターンには入れないだろうと指摘してきましたが、やや上げは甘い感じですが今週ほぼこれを達成し、上髭陰線となったことで下りのターンへと入っていきそうです。
まずは、MACDなどでデッドクロス形成を目指し、146円台にあるボリンジャーバンドのミッドバンドに向かって下降する流れになると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

米国雇用統計は市場予想を下振れる結果となりましたが、自動車産業でのストの影響が大きいと思われます。
また、週間で発表される新規失業保険申請件数が21万人程度なので、まだ雇用環境はそこまで悪化してないように感じられます。
米国債利回りも低下し、中東情勢への懸念も和らいで原油価格も下落しています。
そうなってきますと、需要がまた盛り返してくることが見込まれます。
政策金利を上げるか、市場で金利を上げるか、必ずどちらかは必要だと思いますので、高値での米国債買いや安値でのドル円売りは、また踏み上げられる可能性が出てきそうです。
12月FOMCまで、もう一波乱あるかもしれませんね。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
ドル円は米国債利回りの低下を受けてやや下落!来週のFX外国為替相場予想(2023年11月6日~)

 

Posted by ペッパー