米国雇用統計悪化でドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年3月3日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:148.5 ー 151.5円

 

週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

7日(金)に2月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+13.3万人(前月:+14.3万人)、失業率が4.0%(前月:4.0%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.5%)、平均時給前年同月比が+4.1%(前月:+4.1%)と非農業部門雇用者数と平均時給前月比が鈍化する見通しとなっています。
(非農業部門雇用者数のコンセンサスが+15.5万人というところもあります)

それではまず、インディードの求人数を見てみます。
年明け一週間程度は急減しましたが、その後は緩やかな減少基調となっています。

次に新規失業保険申請件数を見てみます。
今年は1月4日の週が20.3万件と一番底で、今週発表された2月22日の週が24.2件とやや多めに増加し最高値となっています。
連邦職員の失業保険制度は別途申請され1週間のタイムラグが生じるため、実際には雇用統計の集計期間である12日を含んだ週が悪化している可能性もあります。

また、半導体大手オン・セミコンダクターが約2,400人、パソコン・プリンター大手のHPが1,000~2,000人の人員削減を発表するなど、テック企業では1月に続いて2月もレイオフは増加しており、雇用環境はやや悪化している感じです。

よって、結果は市場予想よりも悪化し、指標発表時ドル円は大きく下落すると予想します。

その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。(JOLTS求人は翌週)

 

 

2つ目は、米国経済指標は悪化傾向と予想。(ドル安円高要因 下降

来週発表予定の雇用関連を除く米国経済指標は、2月分ではISM製造業・非製造業景気指数、製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、1月分では製造業新規受注、貿易収支、FOMC前のベージュブック(米地区連銀経済報告)、週次の新規失業保険申請件数などがあります。
その他、パウエルFRB議長やFOMCメンバーによる講演もあります。

まずは、ISM製造業・非製造業景気指数ですが、その先行指標となる製造業・サービス業PMI速報値では製造業が市場予想をやや上振れ、サービス業が拡大縮小の境界線50を下回っての下振れとなりました。
1月分の米国経済指標は概ね悪化傾向でしたが、GDPNowを見ますと第1四半期の民間国内総投資は第4四半期からの反動増もあって前期比+5.9%と好調であり、製造業の回復基調を牽引している感じです。
ただ、消費者レベルでいうと2月分のミシガン大学消費者信頼感指数速報値も悪化しており、1月に続いて個人消費は弱いのではという気がします。
新規失業保険申請件数もトランプ政権下で連邦政府職員の人員削減が進んでいますし、その取引相手にも今後影響が出てくると推測できます。
やはり失業保険申請件数はしばらく増加基調を辿るのではないでしょうかね。

よって、2月分も全体的に経済指標は悪化傾向と思われ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。

 

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、RSIは売られ過ぎの水準である30まで近付いたことやボリンジャーバンドの-2σがサポートとなって大きく反発した形となっています。
年初来高値の158.87円から10円強落ちていることや、149.2円がフィボナッチ半値戻しのラインだったことも影響した感じです。
来週はMACDなどでゴールデンクロスを形成し上昇していく形になりそうですが、151.0円付近まで下がってくるボリンジャーバンドのミッドバンドや152円台前半に位置する200日線などのレジスタンス(上値抵抗線)により上値は重いと思われます。

他方、週足では一目均衡表の雲抜けを果たした後は148.51円に位置する100週線で反発した形となっており、雲の攻防に移ると思われます。
ただ、最終的にはボリンジャーバンドの-2σを目指し、さらにオーバーシュートする形で大きく下落すると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

あとがき

さて、来週はまず4日のトランプ大統領施政方針演説に注目が集まりそうです。
この日はメキシコ・カナダ、中国に対する関税発動日(中国は更に+10%追加)でもありますので、演説の内容は関税に関するもの、そして下院で予算案が可決されましたので減税に関する話が中心になると思われます。
その中でもやはり市場の注目度が高いのは関税に関する話でしょう。
正直、実際に関税が発動されるかどうかわかりませんが、現状ではまだ関税=ドル高の構図が生きている感じです。
ただ、以前から述べているようにメキシコやカナダなど経済的な結び付きが強いところに25%もの関税が賦課されるようですと、やはりこれが米国リセッションへのトリガーとなるのではないでしょうかね。
まあ、もう既に第1四半期米国GDPのNowcastingは-1.5%になってるんですけどね。

それからもう1つ、パウエルFRB議長の講演もあります。
「利下げを急ぐ必要はない」としていますが、雇用統計の結果を受けて「利下げを急がねば」なんてことになるかもしれませんので要注目です。(笑)

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
米国雇用統計悪化でドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年3月3日~)

Posted by ペッパー