製造業や住宅など米国経済指標好調でドル円は上昇!来週のFX外国為替相場予想(2024年2月26日~)
今週のドル円相場も、ほぼ横ばいながらもやや上昇という概ね予想通りの展開で、米国製造業PMI(購買管理者景気指数)や新規失業保険申請件数、中古住宅販売戸数などは指摘していた通り強い結果となりました。
一方で、米国サービス業PMIが人件費の高騰などの要因により弱い結果となっています。
また、FOMCメンバーもタカ派寄りの発言が相次ぎ、市場の「早期かつ大幅」な利下げ予想は修正を余儀なくされています。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):149.5 ー 152.0円
来週のドル円は週間で「やや上昇」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国PCEは市場予想とほぼ一致すると予想。
29日(木)に、1月分の米国PCE(個人消費支出)価格指数が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国PCEの予測値は全体的に市場予想よりも若干低めとなっています。
1月分の米国CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が強めの数値が出ていたことを考えますと、PCEでも上振れる可能性が高そうですが、市場予想もやや高めに修正してきています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、総合PCEの前月比が市場予想通りの0.3%だったとしても前年同月比が2.3%となり市場予想を下振れる可能性もありそうです。
よって、総合PCEで下振れる可能性はあるものの、ほぼ市場予想通りの結果となり、指標発表時ドル円は多少振幅はあるもののほとんど動かないと予想します。
ただ、同時刻には個人支出や個人所得、新規失業保険申請件数の発表もあり、これらの結果で動意付くことも考えられますので要注視となりそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3(0.4) | 2.4 | 0.4(0.5) | 2.8 |
| Inflation Nowcasting | 0.26 | 2.30 |
0.32 |
2.74 |
| 筆者予想 | 0.3 | 2.33 |
0.3 | 2.72 |
| 0.4 | 2.43 | 0.4 | 2.82 | |
2つ目は、米国ISM製造業景気指数は市場予想を上振れると予想。(ドル高円安要因
)
3月1日(金)に2月分の米国ISM製造業景気指数の発表があります。
市場コンセンサスは前月1月分と変わらず49.1の予想となっていますが、2月分のニューヨーク連銀とフィラデルフィア連銀の製造業景気指数、先行指標である製造業PMI速報値が強かったことを考慮しますと、ISM製造業景気指数は市場予想を上振れると予想します。
15分前に発表される製造業PMIの確報値にも要注目です。
また、同時刻に発表されるミシガン大学消費者信頼感指数の期待インフレ率も高めに出るのではないでしょうかね。
3つ目は、米国住宅関連指標は好調と予想。(ドル高円安要因
)
来週は26日(月)に1月分の新築住宅販売戸数、27日(火)に12月分のS&P/ケース・シラー住宅価格指数、29日(木)に1月分の中古住宅仮契約数など米国の住宅関連指標の発表が多くあります。
12~1月は住宅ローン金利が低下していた時期で販売戸数は好調と考えられ、他方で住宅価格も在庫不足の影響で高水準を維持していると思われます。
よって、全体的に市場予想を上振れる結果となり、ドル円は上昇しやすいと予想します。
4つ目は、テクニカル分析ではやや上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、MACDなどではデッドクロスしたものの下りのターンへは入って行けず、150円のキリ番をサポートとして緩やかに上昇しています。
149円台に位置するボリンジャーバンドのミッドバンド付近でサポートされつつ、MACDなどのゴールデンクロスに向けて上昇傾向となり、直近高値の150.87円やキリ番の151円を突破してくると予想します。
他方、週足では以前から指摘してきた通り、多少上下動しながらもボリンジャーバンドの+2σを目指す流れが継続すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
来週は米国のみならず、日本や欧州、豪州などでも物価指標が発表されます。
特に日銀の金融政策に影響を与える日本のCPIに市場は注目しており、結果によってはドル円も大きく動く可能性がありそうです。
今週は膠着状態でしたが、来週は米国の経済指標の発表も数多くあり、ちょっと動きがありそうですね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】