米国雇用統計の悪化でドル円は下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年3月4日~)
今週のドル円相場は、ほぼ横ばいながらもやや下落という少し予想とは違った展開で、米国PCE(個人消費支出)価格指数は市場予想通りだったものの、ISM製造業景気指数、新築住宅販売戸数、中古住宅仮契約数、新規失業保険申請件数など市場予想を下振れるケースが目立ちました。
逆に、 S&P/ケース・シラー住宅価格指数やGDP物価指数などは市場予想を上振れ、景気は悪化しつつもインフレ指標は強い状況が続く、まさにスタグフレーションの様相を呈しています。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.0 ー 151.0円
来週のドル円は週間で「下落」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因
)
8日(金)に、2月分の米国雇用統計の発表があります。
前回1月分は、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給(前月比)と3部門とも強い結果となりましたが、今回はその反動減が予想されます。
市場予想はそれぞれ+19.0万人(前回:+35.3万人)、3.7%(前回:3.7%)、+0.3%(前回:+0.6%)となっています。
週間で発表される新規失業保険申請件数では2月頃よりやや増加傾向となっており、またインディードの求人数を見てみますと、今年に入ってからやや強めの下落トレンドとなっています。
労働力も不足していることから需給バランスでどうなるかという感じですが、平均時給の伸びも今後は鈍化していくと思われます。
よって、3部門とも市場予想を下振れやすい環境だと考えられ、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注視となります。
2つ目は、パウエルFRB議長の議会証言でタカ派寄りの発言が出ると予想。(ドル高円安要因
)
6日(水)に下院、7日(木)に上院で半年に一度のFRB議長による議会証言があります。
従来通りデータ次第で当面は現行の政策金利水準を維持する旨の発言がなされると思われます。
議員から利下げに関する質疑があると予想されますが、他のFOMCメンバーからは夏頃だの年後半だのと利下げ時期に関する発言が出るようになってきましたが、パウエル議長の口からは具体的な話は出てこないのではないでしょうかね。
特に市場が織り込んでいる6月FOMCからの利下げを肯定するような発言は出ないと思われ、ややドル高に振れると予想します。
3つ目は、米国ISM非製造業景気指数は悪化と予想。(ドル安円高要因
)
5日(火)に2月分のISM非製造業景気指数の発表があります。
先行指標となるサービス業PMI(購買管理者景気指数)速報値では、市場予想を下振れる結果となっており、当指標も悪化が予想されます。
15分前にはサービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値が発表されますので、こちらも要注目となります。
ちなみに、ISM製造業景気指数では製造業PMIが市場予想を上振れたのに対して下振れています。
よって、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
4つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、149円台後半に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドや150円のキリ番がサポートとなって、ドル円の下落を阻んでいる状態となっています。
ただ、MACDなどでデッドクロスをし下りのターンへ入ってきているため、ミッドバンドを割り込み、148円台前半に位置するボリンジャーバンドの-2σに向けて下落してくると予想します。
他方、週足では以前から指摘してきた通り、多少上下動しながらもボリンジャーバンドの+2σを目指す流れが継続すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
2月分の米国経済指標は、米国債の利回りも景気抑制的なレベルまで上昇していたので、全体的に悪化傾向と思われます。
ただ、米国債トレーダーの買い意欲は強く、利回りの上昇が続かないので、経済指標も月替わりで一進一退の状況がもうしばらく続くのではないでしょうかね。
日本側では東京都区部CPIの発表もあり、要注目となりそうです。
また、IMM通貨先物の円の売り越しも132,705枚とかなり高水準となってきましたので、暴落注意となりそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】