来週のFX外国為替相場予想(2023年7月10日~ ドル円)米国CPI、FOMCメンバータカ派発言で大きく上昇
今週のドル円相場は、ISM製造業で悪化、非製造業では良化、JOLTS求人は減少、米国雇用統計平均時給では上昇と、そしてテクニカル的には下りのターンへ入っていくという予想通りの展開でしたね。
また、先々週にドル円急落を警告した通り、週末7日(金)には、144.2円の高値から2円以上急落する流れとなり、142.06円の安値引けとなりました。
専門家が150円とか言い始めると、だいたい暴落します(笑)
しかしながら、平均時給の上振れでドル円は上昇すると予想していた筆者でしたが、雇用統計発表後も深掘りしていく展開となりました。
一方、米国債や米国株は政策金利の更なる利上げを織り込む動きとなっており、ドル円の更なる下落は、やはりちょっとミスリードな感じがします。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):141.5円 ー 145.5円
来週のドル円は週間で「大きく上昇」すると予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIの上振れを予想。(ドル高円安要因)
12日(水)には、注目の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、6月分の米国CPIの予測値は、全項目で市場予想よりも高くなっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」も、総合CPIの前年同月比では前月比が市場予想通りの0.3%だったとしても、上振れる予想となっています。
したがって、CPI結果発表時は、市場予想を上振れると予想し、ドル円は急上昇すると予想します。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 3.1 | 0.3 | 5.0 |
| Inflation Nowcasting | 0.42 |
3.22 |
0.43 |
5.11 |
| 筆者予想 | 0.3 | 3.22 | 0.3 | 5.01 |
| 0.4 | 3.32 | 0.4 | 5.11 | |
2つ目は、FOMCメンバーのタカ派発言が相次ぐと予想。(ドル高円安要因)
来週は、FOMCメンバーの講演など発言機会が数多く予定されています。
前回の6月FOMCで示されたドットプロット(ドットチャート)から、FOMCメンバーによる2023年末までの利上げ回数の予想は、0回:2名、1回:4名、2回:9名、3回:2名、4回:1名となっています。
一方、市場では1回の利上げは織り込んでいるものの、2回の利上げはまだ半信半疑で織り込まれてはいません。
したがって、上述の0回予想のハト派2名と、1回予想の中立4名、そして2回以上予想のタカ派12名という構図になります。
よって、今週はタカ派発言が飛び出す機会が多く、ドル円は上昇すると予想します。
一方、株式相場では下落傾向になると思われ、リスクオフの円買いも起きやすくなると考えられますが、利上げ問題では米国債は買い難く、利回りも上昇すると思われ、ドル円も連動して上昇すると思われます。
3つ目は、テクニカル分析では反発すると予想。(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ますと、MACDなどでデッドクロスを示現し、下りのターンへと入ってきました。
7日(金)の急落で、ボリンジャーバンドのミッドバンドも割り込む水準まで下落し、このまま141円前後に上昇してくる-2σのラインに向かって落ちていくのかなという気もしますが、やはりここは-2σに到達する前に反発すると予想します。
日足に於いては下値余地は十分ありますが、それよりも短い足では売られ過ぎの水準であり、いつリバウンドしてもおかしくない状態です。
また、上述のボリンジャーバンド-2σ以外にも、140.0円のキリ番や一目均衡表の雲や200日線など強いサポートとなる下値支持線も多く存在し、売り材料なしでは割り込んでいくのは困難と思われます。
ただ、米国CPIが下振れた場合は売り材料となり、サポートラインも割り込んでくる可能性はあります。
他方、週足は先週述べた通り、いつ下りのターンへ入ってもおかしくない形ではありますが、上げが少し足りてない気がしますので、もう一段上げてから下るのかなという感じはします。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
筆者がずっと予想してきた米国のインフレ第一波が、いよいよ6月の3.1%前後をもって底打ちし、7月の3.6%への上昇をもってインフレ第二波が始まる見通しです。
次回のコラムあたりで、今後のインフレ率のシミュレーションをしていきたいと思っていますので楽しみにしてもらえればと思います。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】
