米国雇用統計は悪化、政府機関も閉鎖でドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年9月29日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:146.0 ー 150.0円
週間では「大きく下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因
)
10月3日(金)に9月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+5.1万人(前月:+2.2万人)、失業率が4.3%(前月:4.3%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.3%)、平均時給前年同月比が+3.6%(前月:+3.7%)と非農業部門雇用者数の伸びはやや大きくなり、平均時給は前年同月比で鈍化する見通しとなっています。
それではまず、インディードの求人数を見てみます。
8月22日を天井に9月は割と速いペースでの減少傾向となっており、今年の底となっていた7月14日の水準も割り込んでいます。
次に新規失業保険申請件数を見てみます。
9月は26.4、23.2、21.8万件と第一週で急増した後は大きく減少しています。
他方で、継続件数も高止まりしているものの緩やかに減少しています。
9月も「レイオフ・解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態が継続している感じです。
前回7月分のJOLTS求人では、これまで雇用増に大きく貢献してきた「医療・社会福祉」部門で急減するなど、上述のインディードの求人でも示している通り求人件数がかなり落ち込んできています。
求人が減っているということは新規採用も伸びていないということが推測できますので、非農業部門雇用者数は弱い結果になるのではという気がします。
また、毎度のごとく前月・前々月分も下方修正されるのではないでしょうかね。
失業率も前回は小数第二位まで見ますと4.32%ですので、もしかすると今回4.4%へ上昇する可能性もあるのではないでしょうか。
よって、結果は市場予想よりも悪化していると思われ、結果発表時ドル円は大きく下落すると予想します。
その他、ISM製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。(ISM非製造業雇用指数の発表は雇用統計発表後の23時となります)
2つ目は、米国経済指標は全体的にやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、9月分ではISM製造業・非製造業景気指数、製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、消費者信頼感指数、8月分では中古住宅販売成約指数、建設支出、製造業新規受注、7月分では S&P/ケース・シラー住宅価格指数などがあります。
その他、FOMCメンバーによる講演など発言機会も多くあります。
まずはISM製造業・非製造業景気指数ですが、市場予想は製造業が49.1(前月:48.7)、非製造業が52.0(前月:52.0)となっており、製造業でやや改善、非製造業で変わらずの見通しとなっています。
先行指標となる製造業・サービス業PMI速報値では製造業とサービス業で市場予想を僅かに下振れていました。
求人のデータを見ても製造業・非製造業ともに弱そうな感じがします。
消費者信頼感指数は、その先行指標となるミシガン大学消費者信頼感指数速報値でやや下振れていました。
消費者マインドは相当弱い感じがします。
住宅関連はローン金利が徐々に下がってきており、緩やかな回復が見られます。
今週発表のあった8月分の中古住宅販売戸数では僅かに市場予想を上振れ、新築住宅販売戸数では大きく上振れていました。
ただ17日のFOMC以降はローン金利も上昇していますので、9月以降はまた低水準での推移となりそうです。
よって、米国経済指標は全体的にやや悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は147.87円に位置していた一目均衡表の雲上限を上抜けると148円台後半に位置していた200日線やボリンジャーバンドの+2σを大きく上抜け、149.95円まで急上昇しました。
しかしながら、150円の大台がレジスタンス(上値抵抗線)として働き、週末金曜日には149.40円まで下落し、ほぼ安値引けとなる149.47円でクローズしました。
来週は148円ちょうど付近に位置する雲上限やボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防から雲の中へ突っ込んでいく流れになると予想します。
他方、週足ではちょうど149.95円付近に位置していたボリンジャーバンドの+2σまで到達し、やや上髭を付けてクローズしました。
もう少しオーバーシュートする形で+2σを上抜けていれば下落しやすかったと思いますが、それでもやはり-2σへ向かって下落していくと予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週は米国GDP確報値の上方修正でドル円は大きく上昇しました。
ただGDPは何か月も前の古いデータで、しかも輸入の急減により大きく押し上げられた結果ですので、ややミスリードな感がします。
2025年はトランプ関税などで大きくブレていますので6か月単位で見た場合、2024年後半の7-12月の+3.0%と比較しますと2024年前半の1-6月は+1.1%ですので、やはり成長率としては弱い感じがします。
さて、来週は米国の雇用統計が最も注目されるところですが、その他にも米国の政府機関閉鎖の問題や、日本側でも植田日銀総裁の講演、日銀主な意見、日銀短観、そして4日(土)になりますが自民党総裁選もあり、重要指標やイベントが盛りだくさんとなっています。
米国の政府機関が一部閉鎖されることになれば、雇用統計など経済指標の発表も延期されることになると思われ、波乱含みの1週間となりそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】 