来週のFX外国為替相場予想(2023年4月10日~ ドル円)米経済指標良好で上昇

来週のFX相場予想

今週のドル円は、週初の米国指標悪化を受けて130.6円まで大きく下げる展開となりましたが、週末7日(金)の米国雇用統計の結果が概ね良好だったことから132.3円まで反発しました。
蓋を開けてみれば、やはり雇用統計は強かったという感じでしたね。

それでは来週の週間予想ですが、

予想レンジ(ドル円):131.5円 ー 135.0円

来週のドル円は週間で大きく上昇すると予想します。
根拠としては4つ。

1つ目は、米国CPIの上振れを予想。(ドル高円安要因)
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、3月分の米国CPIの予測値は市場予想とほぼ一致しています。
しかしながら、コアCPIに関して小数第二位にまで目を向けますと、やや上振れる可能性があります。
この予測値通り上振れた場合、ドル円は急騰することになりそうです。

  CPI (%) コアCPI (%)
前月比 前年同月比 前月比 前年同月比
市場予想 0.3 5.2 0.4 5.6
Inflation Nowcasting 0.3 5.22 0.45 上昇 5.66 上昇

また、1年前の3月はロシアによるウクライナ侵攻により、あらゆる物の値段が上がっている時期でしたので、CPI前年同月比で見た場合2月の6.0%から大きく下落することが予想されます。

一方、コアCPIは、2月の5.5%から5.6%へ上昇する予想となっています。
筆者の予想としては9月頃に一番底を付ける感じでしたが、もしかすると2月の5.5%を割り込めず、このまま上りのターンに移るかもしれませんね。
もう既にインフレ第二波は始まってるのかもしれません。

【米国CPIとコアCPI(前年同月比)】
米国CPIとコアCPI(前年同月比)

 

2つ目は、米国小売売上高は良好と予想。(ドル高円安要因)
今週は米国の重要指標で「悪化」という結果が目立ちましたが、ISM製造業・非製造業景気指数の中身を見てみますと「新規受注」の項目が大きく下落していました。
3月はシリコンバレー銀行破綻等の影響で金融不安が巻き起こった当該月であり、企業は先行きに対してより慎重に行動したと考えられます。

一方、個人はというと、コラムや先週の週間予想でも触れている通り可処分所得の増加や好調だった雇用統計から判断すれば、個人消費は底堅く推移すると思われます。
よって、14日(金)に発表される米国小売売上高は良好な結果が出ると予想します。

 

3つ目は、米国金利先高観の再醸成(ドル高円安要因)
CMEのFedWatch ツールを見ますと、先週末7日(金)の米国雇用統計の結果を受けて、次回5月のFOMCでの利上げ予想が大きく上昇しています。
また、上述のCPIや小売売上高などの結果が良ければ、より一層この流れが強くなると思われます。
たとえ結果が悪かったとしても、市場予想の織り込み度は下がると思いますが、よっぽど下振れない限り次回5月のFOMCでは利上げは断行されると思います。

12日(水)にはFOMC議事録の公表があります。
前回3月のFOMCでは利上げ停止の検討がされたということで市場ではこれをハト派と捉え、米国債利回りやドル円は下落しましたが、これもミスリードであったと思われます。

利上げを一度停止するかどうかを検討しただけで、その必要はないという結論に達し、最終的には利上げが行わました。
決して利下げ方向へ舵を切ったわけではないのです。
ドットチャートからもわかるように、1人を除いて全員まだ利上げが必要だと考えているので現段階ではタカ派なのです。
今週もFOMCメンバーの講演がいくつか予定されており、引き続きタカ派発言が出てくると思われ、これを受けて米国債利回りやドル円は上昇しやすくなると予想します。

【CMEのFedWatch ツール】
CMEのFedWatch ツール

 

4つ目は、テクニカル分析では上昇すると予想(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ると、一目均衡表の雲下限やボリンジャーバンドのミッドバンドで抑えられた形になっています。
やはりここは先週と同じ予想を踏襲して、上りのターンが継続していくと予想し、ミッドバンド超えを果たし、+2σへ向かって上昇していく流れだと予想します。
週足も同じような展開になると思われます。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジののような感じで上昇すると予想します。

市場もほとんどの専門家も次回5月のFOMCが最後の利上げになると予想している感じです。
筆者もそう思います。
ただ、その後の展開が大きく異なります。

市場やほとんどの専門家は早期の利下げを予想していますが、筆者はしばらく据え置き、そして利下げが始まる前に再び利上げに追い込まれるのではないかと予想しています。
あるいは、6月のFOMCも据え置きではなく利上げするかもと密かに思っています。

6月のFOMCの時点では、失業率はせいぜい3%台後半でしょう。
コアPCEで4%台後半、コアCPIでは5%台半ばくらいでしょう。
政策金利5.00-5.25%では、コアPCEを少し上回るでしょうが、コアCPIよりは低く、これでインフレ退治ができるかどうか少し疑問に思うところがあります。
ましてや米国債利回りは長期のもので、そこから1ポイント以上低いです。

みなさんはどう予想していますか?

ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でも何でもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

【ドル円日足チャート未来予想図】
来週のFX外国為替相場予想(2023年4月10日~ ドル円)米経済指標良好で上昇

 

Posted by ペッパー