来週のFX外国為替相場予想(2023年5月1日~ ドル円)FOMCで急落
今週のドル円相場は、予想通り週末の日銀金融政策決定会合や米国経済指標などで急上昇する展開となり、日足一目均衡表の雲やボリンジャーバンド+2σなどのレジスタンス(上値抵抗線)を突破、そして137.0円付近にあった200日線を目指す形となりました。
来週は月初恒例の重要指標週間となりますが、これらに加えて更に最注目のFOMC(米連邦公開市場委員会)も開催されます。
材料が多すぎて正確に予想するのはちょっと難しそうな一週間となりそうですが、乱高下は必至ということは確実に言えそうです。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):132.5円 ー 137.0円
来週のドル円は週間で大きく下落すると予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、ファースト・リパブリック銀行の破綻を予想。(ドル安円高要因)
今週、米国の地銀ファースト・リパブリック銀行の決算がありましたが、多額の預金流出などが明るみとなり、3月の金融不安相場で暴落していた株価は更に下落しました。
もう破綻待ったなしの状態で、来週早々には米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれるものと思われます。
シリコンバレー銀行に続いて間もない破綻となれば金融不安が再燃し、ヘッジファンドも再びドル円など売りを仕掛けてくると予想します。
【ファースト・リパブリック銀行 株価月足チャート】
2つ目は、5月FOMCで利上げ打ち止めを示唆すると予想。(ドル安円高要因)
来週5月3日(水)は、最注目のFOMCの結果が発表されます。
政策金利(FFレート)は、0.25ポイントの利上げが実施され、5.00-5.25%になることがほぼ確実視されています。
したがって、この結果発表自体でドル円が動意付くことはなさそうですが、その次の6月FOMC以降の金融政策がどうなっていくのかということが重要となります。
「CMEのFedWatch ツール」を見てみますと、市場の6月FOMCでの利上げ織り込み度は26.8%、現時点では据え置き予想が多数派を占めています。
つまり、来週のFOMCで利上げ打ち止めを見込んでいます。
【CMEのFedWatch ツール】
では、実際に利上げ打ち止めになるのかということになりますが、先に述べたように、恐らく来週のFOMC開催の前にはファースト・リパブリック銀行の破綻が決まると思います。
そうなってくると、元々、2023年末時点でのFFレートを5.00-5.25%と予想しているFOMCメンバーが大勢いることもあり、FOMCでは金融引き締めに対して消極的な意見が増え、6月以降は利上げを見送ってしばらく様子を見ようということになってくるのではないかと予想されます。
そして、FOMC声明文やパウエルFRB議長の会見でそのことが示唆されると、市場はハト派と捉えドル円は相当売られると予想します。
ただ、6月のFOMCまでにはまだ多くの経済指標が発表される予定ですので、今後のデータ次第では利上げ観測が浮上してくる可能性もありそうです。
3つ目は、米国雇用統計が鈍化すると予想。(ドル安円高要因)
今週末5日(金)には、米国の雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数で18万人、失業率で3.6%となっており、共に前月から悪化予想となっています。
平均時給は前月と変わらず、前月比で+0.3%、前年同月比で+4.2%となっています。
2月に発表された1月分の驚異的な数字からはかなり鈍化してきており、雇用の逼迫化も収まりつつあります。
その要因の1つに労働参加率の上昇が挙げられ、2021年からのバイデン政権のもと、移民に寛容な政策が奏功してコロナ禍前の水準に戻ってきています。
JOLTS求人、ADP非農業部門雇用者数、 失業保険申請件数などの雇用指標も要注目です。
【米国労働参加率】
4月分の米国経済指標では、「製造業・サービス業PMI(購買管理者指数)」などが良好だったため、重要指標である「ISM製造業・サービス業景気指数」も好結果が期待されドル高円安要因となり得ますが、5月FOMC前の発表ということで値動きは限定的になるのではないかと予想されます。
4つ目は、テクニカル分析では下落すると予想。(ドル安円高要因)
ドル円日足チャートを見ますと、200日線が137.0円辺りにあり、上値余地もあまりなさそうなので、上りのターンもそろそろ終わりかなという感じがします。
一方、週足を見ますと、こちらはまだ上値余地がありそうで、ボリンジャーバンド+2σが位置する137.6円辺りを目指しそうな感じもします。
日足と週足でベクトルが異なる感じですが、今週は下向きと予想しておきます。
ただ、FOMCが今後の利上げの可能性を示唆するようなタカ派の内容となれば、オーバーシュートして138円、139円となるサブシナリオも念頭に置いておく必要もありそうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの↓のような感じで下落すると予想します。
米国債や金利先物トレーダーは5%以上の利上げを想定していないトレードを行ってきていましたが、結局これは間違いだったということになりそうです。
FRBもこのインフレは一時的だと言って、初動の金融政策を誤りました。
利上げ最終局面となってFRBや市場が再び誤った選択をする可能性も大いにあります。
しばらくは裏の裏を読む相場となりそうで、ちょっと難易度が上がりそうです。
とりあえず、来週はFOMC次第で急上昇か急降下ということになるでしょうね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】