家計調査の就業者数は-6.4万人、週給も減って厳しい労働市場(3月米国雇用統計結果詳細)
3日(金)に3月分の米国雇用統計の発表がありました。
結果は、非農業部門雇用者数が+17.8万人(市場予想+6.5万人)、失業率が4.3%(市場予想4.4%)、平均時給前月比が+0.2%(市場予想+0.3%)、前年同月比が+3.5%(市場予想+3.7%)と、非農業部門雇用者数と失業率が市場予想よりも改善、平均時給の前月比と前年同月比が下振れる結果となりました。
それではその雇用統計の中身をもう少し詳しく見ていきたいと思います。
労働年齢人口
まずは、15歳以上の「労働年齢人口」です。
10~3月分のグラフのデータが更新されていませんが、3月は274,858千人(前月:274,766千人)となっており、+92千人(前月:+90千人)増加しています。
【 米国労働年齢人口の増減数(人)】

労働力人口
次は、15歳以上のうち就業者と完全失業者を合わせた「労働力人口」です。
3月は170,087千人(前月:170,483千人)となっており、増減数は-396千人(前月:+18千人)と減少しています。
【 米国労働力人口(千人)】 
労働参加率
3番目は、上記「労働力人口」の割合である「労働参加率」です。
経済指標発表時は小数第一位までしか公表されませんので、小数第二位まで計算して求めてみます。
3月は61.88%(前月:62.05%)と低下しています。
【 米国労働参加率(%)】

非農業部門雇用者数
4番目は、「非農業部門雇用者数」です。
3月は+178千人(前月:-133千人)と大きく増加しました。
1月分は改定値から+34千人、2月分は速報値から-41千人、合計で-7千人と下方修正されています。
前年同月比では+0.16%(前月:+0.09%)とやや上昇しています。
政府部門を除いた民間雇用者数も+18.6千人(前月:-12.9千人)と大きく増加しました。
前年同月比では+0.37%(前月:+0.28%)とやや上昇しています。
【 米国非農業部門雇用者数と民間雇用者数(前年同月比)】

部門別に見てみますと、「医療および社会福祉」が+89.9千人(前月:-27.8千人)と、前月はストライキでマイナスに落ち込みましたが、従来通り雇用増に大きく貢献しています。
その他、「レジャーとホスピタリティ」が+44千人(前月:-11千人)、「建設(工事)」が+26千人(前月:-13千人)、「輸送と倉庫管理」が+21.0千人(前月:-48.5千人)、「製造業」が+15千人(前月:-6千人)などが大きめのプラスになっています。
一方で、「金融(財務活動)」が-15千人(前月:+2千人)、「その他のサービス」が-9千人(前月:+5千人)、「政府」が-8千人(前月:-4千人)などが大きめのマイナスになっています。
【 米国非農業部門雇用者数詳細(千人)】 
失業率
5番目は「失業率」です。
こちらも経済指標発表時は小数第一位までしか公表されませんので、小数第二位まで計算して求めてみます。
その前に「失業者数」の絶対数を見てみましょう。
3月は7,239千人(前月:7,571千人)となっており、増減数は-332千人(前月:+203千人)と減少しています。
【 米国失業者数(千人)】 
失業率も3月は4.26%(前月:4.44%)と低下しています。
【 米国失業率(%)】 
平均時給
最後は「平均時給」です。
3月は前月比が+0.24%(前月:+0.38%)と低下しています。
前年同月比も+3.52%(前月:+3.76%)と低下しています。
【 米国平均時給 [前月比と前年同月比](%)】 】](https://fx-osusume.pepper.jp/wordpress/wp-content/uploads/2026/04/column732.webp)
あとがき
というわけで、雇用に関連する6つの項目を見てみました。
前月大きく減少した非農業部門雇用者数が、その反動もあって今回は大きく増加しました。
失業率も低下しましたが、労働力人口が39.6万人も減少しており、低採用状態が続く労働市場でやる気を失った失業者が退場した結果、押し下げられた面もあって、あまり良い失業率低下ではないように思われます。
また、平均時給の鈍化と労働時間の減少により、週平均収入は前月比-0.2%となっており、物価高の中に於いて厳しい懐事情となっています。
個人的にはイラン戦争が続いている中で、よくこんなにも採用したな~という感じですが、家計調査の就業者数を見てみますと-6.4万人と逆に減少しており、また来月以降に下方修正されるのではという気がしています。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)