米国雇用者数は下方修正でドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年6月30日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:141.0 ー 145.0円

 

週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

つ目は、米国雇用統計はやや悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

7月3日(木)に6月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+12.0万人(前月:+13.9万人)、失業率が4.3%(前月:4.2%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.4%)、平均時給前年同月比が+3.9%(前月:+3.9%)と非農業部門雇用者数と平均時給前月比で鈍化、失業率は悪化する見通しとなっています。

それではまず、インディードの求人数を見てみます。
6月は7日まで増加基調となっていましたが、そこからは再び減少トレンドを継続といった感じになっています。

次に新規失業保険申請件数を見てみます。
6月は25.0、24.6、23.6万件と7日までの第1週で25万件の大台に乗せましたが、その後は減少傾向となっています。
他方で、継続数は197.4万件まで増加しており、200万件の大台目前となっています。

6月も「解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態ですが、やや悪化度合いが増した感じで、非農業部門雇用者数の伸びはあまり期待できないのではないでしょうかね。
今年に入って毎回下方修正されている前月・前々月分の修正値にも要注目となりそうです。

筆者の予想としましても、結果はほぼ市場予想通りとなるような気がしますが、やはり今回も前月・前々月分が下方修正されるのではないでしょうかね。

よって、指標発表時ドル円は下落すると予想します。

ただ、DOGE(政府効率化省)によって必要な人材まで過剰に人員削減されてしまったため、ここにきて再雇用しているという記事も見ますので、もしかしたらその分プラスに影響している可能性もありそうです。

その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。

 

 

2つ目は、米国経済指標はやや悪化気味と予想。(ドル安円高要因 下降

来週発表予定の米国経済指標は、6月分ではISM製造業・非製造業景気指数、製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、5月分では建設支出、貿易収支などがあります。
その他、ECBフォーラムでのパウエルFRB議長や植田日銀総裁の発言、FOMCメンバーによる講演、2年、5年、7年債の米国債入札もあります。

まずは、ISM製造業・非製造業景気指数ですが、市場予想は製造業で48.8(前月:48.5)、非製造業で50.8(前月:49.9)と前月からの改善が見込まれています。
その先行指標となる製造業・サービス業PMI速報値では、製造業とサービス業ともに上振れる好結果となっていました。
ただ、関税による価格指数の上昇が押し上げ要因となっており、必ずしも楽観できる数値ではありません。
5月は米中で貿易戦争が緩和し実体経済と市場でともに楽観的な雰囲気でしたが、6月は逆に実体経済では関税の影響が徐々に表れ、中東情勢の悪化もあり、景気に対しては少し下押しがあったのではないでしょうかね。

よって、結果は市場予想ほど改善しておらず、ドル円は下落すると予想します。

 

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、先週指摘した通り一目均衡表の雲を上抜けたことで週明け月曜から、ボリンジャーバンドの+2σもオーバーシュートして上抜けし、148.02円まで大きく上昇しました。
しかしながら、直近高値となる5月12日の148.64円や148.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)となって今度は一気に反落し、一目均衡表の雲やボリンジャーバンドのミッドバンドも下抜けし、143.75円まで下落しました。
週末金曜にかけてはやや反発し、ミッドバンドおよび雲の攻防戦となっています。
MACDなどでは既にデッドクロスを形成しており、来週はボリンジャーバンドの-2σに向けて引き続き下落していくと予想します。

他方、週足では145.9円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防戦となっており、やはり抜けきれず-2σを目指す流れになると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

あとがき

中東情勢はあっという間に鎮静化しましたね。
まだ火種は残っているようですが、とりあえず金融市場は中東情勢から米国の金融政策へ注目が移ってきています。
ウォラーFRB理事やボウマンFRB副議長が7月の利下げに含みを持たせた発言をしたことで、金融市場では利下げを前倒しする動きが少し出てきています。
来週発表の米国雇用統計の結果が雇用の悪化を示すようですと、さらに利下げを織り込む動きが広がってドル円は大きく下落する可能性があり、より一層注目となりそうです。

その他、90日間延期となっている上乗せ関税や日本との貿易交渉、減税法案の行方にも注目です。
ベッセント財務長官は再延期を示唆していますが、トランプ大統領は7月9日の期限について延長する必要はないとの考えを示しています。
市場が再び反応すれば、また米国売りとなる可能性もありそうです。

他方で、日本との貿易交渉ではトランプ大統領は日本からの輸入自動車に課している25%の追加関税を見直さない方針を示しており、こちらは避けられそうにない感じですね。
日本はどうするんでしょう?報復措置なんてことになるんでしょうかね!?

減税法案もマスク氏が再び批判するなど、こちらも米国債売りにつながる可能性がありそうです。

来週も盛りだくさんの一週間となりそうですね。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
米国雇用者数は下方修正でドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年6月30日~)

Posted by ペッパー