日米関税交渉でドル円は行って来いのV字!来週のFX相場予想(2025年5月19日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:142.5 ー 146.0円

 

週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

1つ目は、日米関税交渉では行って来いのV字と予想。

20~22日に、カナダでG7(主要7か国)財務相・中央銀行総裁会議が開かれます。
今週、米韓が為替政策を協議したとの報道もあったことから、市場ではカナダで日米関税交渉の場がセッティングされ、日米間に於いても円安是正に向けた話し合いがあるのではとの思惑から円を買う動きが見られています。
トランプ大統領も日頃からドル安が望ましいと主張しており、理に適った動きとも言えます。

しかしながら、今週末には大手格付け会社ムーディーズによる米国債の格下げがあったばかりで、米国債は売られやすい環境にあります。
もしドル安政策を公言してしまいますと、米国内からの資金流出が加速してしまう恐れもあり、たとえその場で話し合いがあったとしても、ドル安政策ととられないよう情報発信してくるのではないでしょうか。

よって、日米交渉に向けてドル円は下落し、交渉後には反発する行って来いのV字になると予想します。

 

 

2つ目は、米国経済指標はやや悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

来週発表予定の米国経済指標は、5月分では製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)速報値、4月分では景気先行指数、中古住宅販売戸数、新築住宅販売戸数、週次の新規失業保険申請件数などがあります。
その他、20年債と10年インフレ連動債(TIPS)の米国債入札もあります。

まず製造業PMIですが、市場予想は49.9(前月:50.2)と前月から若干悪化し、景気縮小を示す50以下の水準となる見通しです。
今週既に発表のあった5月分のニューヨーク連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数もともに景気縮小圏のマイナスながら、前者では市場予想をやや下振れ、後者は逆に大きく上振れ、割と堅調に推移していました。
トランプ関税の影響を強く受ける製造業ですが、関税を避けるために米国内へ回帰する動きが少し出ているのかもしれませんね。
他方でサービス業PMIですが、市場予想は50.7(前月:50.8)と前月から極僅かに悪化する見通しとなっています。
好調だったサービス業もやや減速気味に推移しているように思われます。

住宅関連指標では、4月の相互関税発表により住宅ローン金利も乱高下しましたが、金利が下がったところでは住宅ローンの申請件数も増えています。
また、中古住宅では在庫の増加、新築住宅では価格の下落が販売戸数に寄与していると思われ、底堅く推移しているのではという感じがします。

失業保険申請件数は緩やかながら増加傾向となっており、いつ急増してもおかしくないといった感じではないでしょうかね。
駆け込み特需が剥落して5月辺りは少し上昇しそうな気がします。
5月はマイクロソフトやパナソニックなどで人員削減を発表しており、今後増える可能性がありそうです。

よって、経済指標はやや悪化と思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。

 

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は146.9円付近にあったボリンジャーバンドの+2σを大きくオーバーシュートする形で上昇し、147.9円付近にあった一目均衡表の雲下限も上抜けて雲に突っ込み、148.64円まで急上昇しました。
ただ、この+2σや一目均衡表の雲、149.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)となって、今度は144.91円まで急落することとなり、最終的には145.0円のキリ番がサポートされる形となって145.62円でクローズしました。
来週はMACDなどのデッドクロスに向けて下落していき、ボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防戦となるも下抜けを果たし、-2σに向けて大きく下げる展開を予想します。

他方、週足では底値からの反発局面となっていましたが、149.6円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドや一目均衡表の雲下限がレジスタンス(上値抵抗線)となって反落し、陽線ながらも大きな上髭を作ってクローズしました。
来週以降あと数週間程度は、上値は重いながらも下値も底堅い展開が続くと予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

あとがき

今週末、大手格付け会社ムーディーズは米国債の格付けを最上位から1段階引き下げました。
ニューヨーク市場が閉まる寸前だったことや、三大格付け会社の内、S&P(スタンダード&プアーズ)とフィッチで既に格下げされていたこともあり、市場での米国売りがやや広がるも限定的な値幅となりました。
ただ、米国債への需給懸念が燻る中での格下げですので、週明け市場のセンチメントは悪化していくのではないでしょうかね。
また、3月末時点での米国外の国による米国債保有状況も公表され、全体では増えているものの、中国の保有残高が英国に抜かれ遂に3位へ転落していました。
このことも米国債への売り圧力に繋がる可能性もありそうです。

来週は重要指標もないことから、日米関税交渉の行方に注目が集まりそうですね。
合意に至るようならば、その内容にもよりますが、やはり米中の時と同じようにリスクオン相場となって、いったんドル円は上昇するのかなという気がします。

 

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
日米関税交渉でドル円は行って来いのV字!来週のFX相場予想(2025年5月19日~)

Posted by ペッパー