来週のFX外国為替相場予想(2023年5月8日~ ドル円)米CPIで急上昇
今週のドル円相場は、週初1日(月)の ISM製造業購買担当者景気指数が強い結果となったことを受け、137円を一時突破する場面も見られましたが、200日線や週足ボリンジャーバンド+2σなどのレジスタンス(上値抵抗線)が控えていたこともあり、予想通り上値余地は限られ下りのターンへと反転しました。
そして、注目の3日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)では、市場の予想通り0.25ポイントの利上げが実施され、政策金利(FFレート)は5.00-5.25%へと引き上げられましたが、FOMC声明文では前回盛り込まれていた「いくらかの追加引き締めが適切」という文言が削除されて、この先複数回の利上げはないということが示唆され、米地銀パシフィック・ウエスタン銀行を傘下にもつパックウェストの株価下落もあり、市場は今後の大幅な利下げを織り込みドル円も急落しました。
一方、週末5日(金)の米国雇用統計では、依然良好な状態が継続していることが示され、ドル円も急上昇しました。
ただ、節目の135.0円超えは果たせず、週間では1円強下げる134.8円で今週は終えました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):134.0円 ー 138.0円
来週のドル円は週間で大きく上昇すると予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIの上振れを予想。(ドル高円安要因)
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、4月分の米国CPI(消費者物価指数)の予測値は市場予想よりも強い値となっています。
この予測値通り上振れた場合、ドル円は急騰することになりそうです。
数値も前月比で0.5%や0.6%が出るようですと、年率換算で6%や7%ということになり、6月FOMCでの利上げ期待につながりそうです。
| CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.4 | 5.0 | 0.2(0.4) | 5.3(5.5) |
| Inflation Nowcasting | 0.61 |
5.19 |
0.46 |
5.56 |
2つ目は、好調だった米国雇用統計。(ドル高円安要因)
今週末5日(金)に米国の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数、失業率、平均時給など全て市場予想よりも好結果となっていました。
内容を見ても、真っ先に調整される人材サービス部門で雇用者数は減少しましたが、他のほぼ全ての部門で上昇しており、雇用情勢の好調さを維持しています。
また、先週触れた労働参加率が横ばいとなったことにより、失業率の低下や平均時給の上昇を促す雇用の逼迫感が続き、インフレ率を押し下げる効果が損なわれています。
来週は雇用統計の余波でリスクオン相場となりやすく、ドル円は上昇しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では上昇すると予想。(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ますと、今週137.7円まで上昇した後は先週予想した通り下りのターンへと反転し、MACDなどではデッドクロスを示しました。
しかしながら、134円台半ばにあるボリンジャーバンドのミッドバンド付近でサポートされた形となり、現在は節目の135.0円の攻防となっています。
一方、週足も137.7円まで上昇したことにより一見下りのターンへと反転しそうな感じはしますが、上りのターンはまだ継続していくと予想します。
よって、来週は下りのターンに入った日足は短命に終わり、今週の高値137.7円を目指して再び上昇してくると予想します。
また、米国CPIの結果次第ではこれも大きく超えてくる可能性もありそうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの↑のような感じで上昇すると予想します。
その他、今週はFOMCメンバーによる講演など発言機会も多いです。
6月の会合に向けて、どのような考えを持っているのか非常に注目されるところです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】