パウエルFRB議長ややタカ派的な発言でドル円は151円へ!来週のFX外国為替相場予想(2023年10月16日~)
今週のドル円相場は、中東情勢を巡る地政学的リスクやFOMCメンバーのハト派発言により、米国債が買われて利回りが低下したことで週初は軟調に推移し、10日(火)には148.16円まで下落しました。
しかしながら、米国物価指標であるPPI(生産者物価指数)やCPI(消費者物価指数)が市場予想を上振れたこと、5年・10年・30年物米国債の入札が総じて不調であったことで利回りも上昇し、ドルの買い戻しが強まりました。
ただ、上値は重く149.82円までの上昇にとどまり、週末13日(金)では日足が陰線となる149.55円でクローズしました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.5 ー 151.5円
来週のドル円は週間で「上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国小売売上高の上振れを予想。(ドル高円安要因
)
来週の17日(火)には、9月分の米国小売売上高が発表されます。
過去2か月はガソリン価格の上昇によりガソリンスタンドの売上が好調、そのまま小売売上高の上昇に寄与した感じでした。
しかし、今回9月分ではガソリン価格は前月とあまり変わらず、売上高の押し上げ要因にはならないと思われます。
ただ、ここまで雇用統計やISM製造業・非製造業景気指数など9月分の米国経済指標が概ね良好だったことを勘案しますと、小売売上高もそれなりに良い結果が出ると予想します。
自動車業界ではストの影響が心配されますが、9月時点ではまだその影響は軽微だと思われます。
また、学生ローンの返済再開の問題も、やはり9月時点では影響は少なく、10月から出始めると考えられます。
よって、指標発表時ドル円は上昇すると予想します。
2つ目は、パウエルFRB議長ややタカ派的な発言をすると予想。(ドル高円安要因
)
19日(木)には、パウエルFRB議長の講演が予定されています。
「CMEのFedWatch ツール」を見ますと、市場では次回11月のFOMC(連邦公開市場委員会)では90%以上、12月と年明け1月は約70%金利据え置きを織り込んでいます。
ただこれは、主にFOMCメンバーのハト派発言によるもので、最近の金利上昇を受けてのものでした。
しかしながら、例えば10年物米国債の利回りでいうと、先週4.89%まで上昇していたものが、現在は4.6%前後まで下落し金融環境は緩んできており、中東情勢によってはもう一段の下げがあるかもしれません。
原油価格も高騰してきております。
そう、前回のコラムでも少し述べましたが、中東情勢の悪化は米国のインフレ要因なのです。
そして、今週発表された米国の物価指標は市場予想をやや上振れていました。
よって、パウエルFRB議長は市場の織り込みほどハト派ではなく、従来通りデータ次第ということになりそうですが、追加利上げの含みを持たせたややタカ派的な発言をすると予想します。
今回は過去の会見のように、やらかしてしまうことはないと思います(笑)
また来週もFOMCメンバーによる発言機会が多いので、物価指標の上振れや利回りの低下を受けてどういう発言をするのか要注目ですね。
3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、150円の大台や150円台前半にあるボリンジャーバンドの+2σがレジスタンスとして働き、149円台での小動きとなっています。
しかしながら、MACDなどではこれからゴールデンクロスに向けて上昇していく流れとなり、150円台にあるボリンジャーバンドの+2σへ向かって急騰すると予想します。
他方、週足も上りのターンは続いていますが、RSIも買われ過ぎの70を超えてきました。
上がって上髭を付けるような形になりさえすれば、下っていくような形はできていると思うので、ショート勢(売り方)があまり頑張りすぎないことでしょうね(笑)
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
中東情勢も今後どういう方向へ進むのか非常に気になるところですね。
指標では来週は住宅関連のものが多くあり、ローン利率が上昇傾向の中、要注目です。
他にも、20年物米国債と5年インフレ連動債(TIPS)の入札があり、今週と同様に利回り上昇要因となるかもしれません。
今週12日(木)に発表がありました米国CPIに関しては、また次回のコラムで詳細を述べていきたいと思います。
来週介入くるかな~!?
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】