FOMC議事録はタカ派寄りも米国経済指標が低調でドル円は下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年5月20日~)

来週のFX相場予想

今週のドル円相場は、15日(水)に最も注目されていた米国CPIが弱かったことや同時刻に発表のあった米国小売売上高、ニューヨーク連銀製造業景気指数が市場予想を大幅に下回ったことで、156円台半ばで推移していたドル円は154.69円まで急落しました。
翌日以降も住宅着工件数、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、鉱工業生産、景気先行指数など米国の景況感を示す経済指標は軒並み悪化していましたが、輸出入価格指数の上振れやFOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーのタカ派寄りの発言などもあって、未だ強いドル買い円売り需要を後押しし、最終的には今週始値付近の155.64円でクローズし、ほぼ十字の陰線で終えました。

 

それでは来週の週間予想ですが、

予想レンジ(ドル円):154.0 ー 156.5円

来週のドル円は週間で「下落」と予想します。
根拠としては4つ。

 

1つ目は、FOMCメンバーによるタカ派寄りの発言が出ると予想。(ドル高円安要因 上昇

来週もFOMCメンバーによる講演や討論会などで発言する機会が多くあります。
3月のFOMCでは政策金利の見通しを示すドットプロットに於いて、今年末までの利下げ回数を0回が2人、1回が2人、2回が5人、3回が9人、4回が1人となっており、中央値は3回ということでした。
そして、今月発表のあった4月分の米国の雇用統計やCPI(消費者物価指数)などの結果が弱かったことから、ハト派寄りに少し舵を切るのではないかと予想していましたが、今週のFOMCメンバーによる発言を聞いていると、昨年末に米国債利回りを急落させてしまった失敗を教訓にしているのかインフレの高止まり、あるいは再加速を警戒したややタカ派寄りの姿勢が見られました。
今週も同様にタカ派寄りの発言が出ると考えられ、ドル円は上昇しやすいと予想します。

 

2つ目は、FOMC議事録はややタカ派寄りと予想(ドル高円安要因 上昇

22日(水)に4月30日-5月1日に開催されたFOMCの議事録が公開されます。
上述の通り、FOMCメンバーは悪化していた雇用統計やCPIの発表後もタカ派姿勢を維持しており、当然それ以前に開催されたFOMCでもタカ派寄りであったと考えられます。
よって、議事録公開後はドル円は上昇すると予想します。

 

3つ目は、米国経済指標は引き続き悪化と予想(ドル安円高要因 下降

来週発表予定の米国経済指標は、5月分では製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)速報値、ミシガン大学消費者信頼感指数・期待インフレ率確報値、4月分では中古住宅販売戸数、新築住宅販売戸数、耐久財受注、週次では新規失業保険申請件数などがあります。
4月分はもとより、ニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値と既に発表のあった5月分も市場予想を大きく下回る状況が続いています。
ミシガン大学期待インフレ率は、消費者信頼感指数とやや逆相関的なところがあるので市場予想を上振れていましたが、CPIの鈍化を鑑みると確報値では下方修正されるのではないかという気がします。
週次での新規失業保険申請件数も増加傾向となってきています。
よって、全体的に米国経済指標は悪化傾向と思われ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。

 

4つ目は、テクニカル分析では下落と予想(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、MACDなどでゴールデンクロスを形成したものの、やはりそのまま上りのターンとなってボリンジャーバンドの+2σまで上昇するということにはならず、逆に今度はデッドクロスとなりボリンジャーバンドの-2σ近くまで下落しました。
ただ、こちらも-2σまで到達することなく反発し、現在はミッドバンド付近での攻防戦となっていますが、再び-2σへ向かって下落していくと予想します。

他方、週足もボリンジャーバンドの+2σに到達した後、以前から指摘した通り一旦高値圏で揉み合いとなり、これよりボリンジャーバンドの-2σに向かって下りのターンへ入っていくと予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

今週はFOMCメンバーのタカ派寄りの発言が多かったですが、米国債の利回りは今週4.31%を付けるなど下落傾向となっています。
原油市場に続いて米国債市場も景気後退(リセッション)を織り込んできている気がしますね。
以前述べたように、週足レベルでは10年物米国債は4.0%割れ水準まで低下していくのではないでしょうか。
そして、利回りに連動するようにドルはユーロやポンドなどに対して弱くなってきています。
円に対しては今のところ強さを保っていますが、現状日米金利差から乖離している状態でもあるので、ドル円もまもなく修正されていくのではないでしょうかね。
あと日本サイドで少し動きが見られましたね。
日銀の買いオペを巡って、今週ドル円は上下動しました。
買い入れ額が減額されるようなら量的緩和の縮小となり円高に振れる可能性があるので、来週も要注目となりそうです。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
FOMC議事録はタカ派寄りも米国経済指標が低調でドル円は下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年5月20日~)

Posted by ペッパー