日銀会合はV字、米国雇用統計は好調で再びドル円は150円超へ!来週のFX外国為替相場予想(2023年10月30日~)
今週のドル円相場は、日本政府・日銀の介入を警戒してか、或いは期待してか、150円の大台手前では売り注文が入り小休止状態となっていましたが、先週指摘した通り今週ようやく150円台へ突入し、米国GDPの結果が市場予想を上振れたことなどにより、26日(木)には150.77円まで急上昇する展開となりました。
ただ、翌27日(金)には、中東情勢悪化への懸念や日銀金融政策決定会合の政策変更への思惑等により149.45円まで今度は一転して急落となり、149.58円のほぼ安値引けで終えています。
また、月末の外国為替平衡操作の実施状況(介入実績)を見るまではわかりませんが、恐らく為替介入もなかったと思われます。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.5 ー 151.0円
来週のドル円は週間で「上昇」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、日銀金融政策決定会合では行って来いのV字と予想。(ドル高円安要因
)
来週は日米中央銀行による金融政策決定会合が予定されていますが、31日(火)に今回は先に日銀が結果を発表します。
今会合の展望レポートに於いて、コア消費者物価指数の見通しが上方修正されるという予想がされており、YCC(イールドカーブコントロール)の再修正やマイナス金利解除への期待で、日本国債の利回りは上昇基調が続いています。
また、ドル円も27日(金)には急落しています。
しかしながら、日銀は持続的安定的にインフレ率が2%で推移することを目標としていますので、現在の日本のインフレは円安や原油高等による輸入物価の上昇が主因ですから、やはり来年の春闘の結果を見るまでは金融政策の変更はないと思われます。
現状では投機筋も日銀に対抗してまで、10年物日本国債の利回り上限1%を超えて売り進めていくようなこともないでしょう。
したがって、今回もいつもながらの勝手に期待・勝手に失望相場で、ドル円は行って来いのV字となり、再び直近高値の150.77円を目指す流れになると予想します。
2つ目は、FOMC後のパウエルFRB議長の会見はややハト派寄りと予想。(ドル安円高要因
)
来週11月1日(水)には、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されます。
今回は、金融政策の変更は予想されておらず、市場では現状維持がほぼ100%織り込まれています。
注目は12月以降のFOMCの見通しということになり、会合後のパウエルFRB議長の会見が重要となりそうですが、今月19日(木)の講演でも述べた通り、利上げの可能性を残しつつデータ次第という考え方に変化はないと思われます。
ただ、他のFOMCメンバーが最近の米国債利回りの上昇を受けて、政策金利の据え置きを唱えるハト派発言が増えてきたこともあり、パウエルFRB議長の口からも、ハト派寄りの発言が出るのではないかと考えられます。
よって、FOMC後のパウエルFRB議長の会見では、ややドル円は下落すると予想します。
3つ目は、米国雇用統計は好調と予想。(ドル高円安要因
)
前回、9月分の非農業部門雇用者数は、市場予想+17万人のところ、結果は+33.6万人と驚きの急増となった雇用統計ですが、今回は+18.2万人と通常レベルの市場予想となっています。
ニューヨーク州知事、及びニューヨーク市長がバイデン大統領に対し、難民申請と労働許可申請を迅速に処理するよう要請したとのことなので、雇用者数の急増は恐らくその影響が出ていると思われます。
したがって、10月分の非農業部門雇用者数も引き続き好結果が出ると予想します。
逆に、失業率は失業者にカウントされていなかった人がカウントされることにより、大幅に下がることは考えにくく、平均時給も労働力の供給が増えることで、伸びも鈍化していると思われます。
よって、最終的には非農業部門雇用者数の伸びにより、ドル円は上昇していくと予想します。
4つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、150.5円付近にあったボリンジャーバンドの+2σをやや上抜けはしましたがレジスタンス(上値抵抗線)として働き、週末金曜に急落した場面では149.5円付近にあるミッドバンドが今度はサポート(下値支持線)として働いた形となっています。
その下では、149.0円のキリ番や148.5円付近にある-2σがサポートとして機能しそうで、やはり少し下げるのが早く上げが甘い感じなので、来週もMACDなどのゴールデンクロス形成に向けて上りのターンが続いていくと思われます。
他方、週足では上髭陰線をつけ、逆にMACDなどでデッドクロスしそうな感じはありますが、やはり日足と同様に上げが少し甘い感じがしますので、再び直近高値を目指して上昇していくと思われます。
なお、ボリンジャーバンドのミッドバンドは146.0円付近にあり、サポートとして働きそうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
来週は月初恒例の重要指標週間ですが、日米の金融政策決定会合と重なり、超盛りだくさんの週となります。
ちょっと記事に書ききれないですね。
雇用統計以外の雇用関連指標やISM製造業・非製造業景気指数など景気関連指標も要注目です。
また、中東情勢も気になるところで、ボラティリティーに注意といった感じでしょうか!?
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】