来週のFX外国為替相場予想(2023年3月6日~ ドル円)米国雇用統計で急上昇
今週のドル円相場は、135.0円をサポートとして米国ISM製造業購買担当者景気指数やISM非製造業指数などの重要指標の好結果や米国2年債の高値更新など、ほぼ予想通りの展開でしたが、週末3日(金)に約1円下落し週間では約0.6円下げた陰線となりました。
形的には137.0円近辺に集中するレジスタンス(上値抵抗線)や週足ボリンジャーバンドのミッドバンドで抑えられた格好となり、サブシナリオの方に軍配が上がりました。
サブシナリオはまだ想定内ですが、やはり想定外のことや最悪のシナリオも念頭に置いてトレードすることも大事ですね。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):135.0円 ー 140.0円
一旦は、137.0円のライン、そして週足ボリンジャーバンドのミッドバンドで抑えられた格好となりましたが、やはりそのラインを突破し大きく上昇すると予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国金利の先高観、日米金利差拡大。(ドル高円安要因)
当面は毎週書くことになるかもしれませんが、米国の金利先高観が醸成されてます。
ドル円だけでなく米国債利回りの週足チャートも結局は1週間遅れてMACDなどゴールデンクロスを形成し、さらに上昇しそうな感じです。
特にFF金利(政策金利)を反映すると言われている2年債は、ターミナルレートが5.5%前後に織り込まれる中、まだまだ上昇余地はあると思われます。
そうなってくると、米国10年債の利回りも連動して昨年の高値4.3%を目指す形で上昇し、ドル円もこれに連動して上昇してくると予想します。
【米国10年債週足チャート】
2つ目は、米国雇用統計の好結果。(ドル高円安要因)
来週3月10日(金)には米国雇用統計の発表があります。
今週末3日(金)には、雇用統計悪化への懸念からドル円は売られたという話もありますが、週間で発表される米国新規失業保険申請件数の推移を見てみますと、まだまだ雇用環境は悪化しているようには思えません。
また、今週発表のあった ISM製造業雇用指数は「49.1」と、やや良悪の境界線である「50」を割り込みましたが、ISM非製造業雇用指数では「54.0」とかなり強い数字が示されました。
ただ、先月の非農業部門雇用者数が、51.7万人とあまりにも大きな数字であったため、今回大きく下方修正されそうな感じはします。
そして、コロナ禍バブルで潤ったテック企業のレイオフ発表が今年1月にピークを迎えており、その反映が2月にずれ込んでいる可能性もありますので、少し懸念されるところではあります。
その他、8日(水)にはJOLTS求人の発表もあり、雇用情勢を占う指標として要注目です。
3つ目は、パウエルFRB議長の議会証言と日銀政策決定会合での金融緩和継続。(ドル高円安要因)
7日(火)と8日(水)にパウエルFRB議長の議会証言があります。
前回のFOMC後の会見に於いてはディスインフレを連発しハト派発言と解釈され、その翌日の雇用統計ではとてもディスインフレとは呼べない結果が発表され、完全に”逆神”となってしまったパウエルFRB議長ですが、来週の議会証言ではさすがにハト派な発言は控えるのではないかと思われます。
かといって、よりタカ派な発言をすることも考えにくいため、ややドル高に振れる程度で無難に通過すると思われます。
また、10日(金)には米国雇用統計の前に黒田日銀総裁体制としては最後となる日銀金融政策決定会合があります。
YCC修正のサプライズがあるのではないかと憶測が燻っていますが、恐らく何もないでしょう。
最後に波乱を起こして、また自分よりも年下の国会議員に呼び出されて説教などされたくないって思っているでしょうからね(笑)
4つ目は、テクニカル分析では上昇すると予想。(ドル高円安要因)
ドル円日足チャートを見ると、今週末の売りによりMACDなどデッドクロスに向けて下げていきそうな雰囲気はありますが、135.0円前後のサポート(下値支持線)に支えられ下落幅は限定的と予想します。
逆に、137.0近辺に集中していたレジスタンス(上値抵抗線)が来週にはかなりバラける形となり、上値方向へ抜けやすくなると予想します。
今週下げて終えたことにより、ドル円週足チャートは来週再度MACDなどでゴールデンクロスを示し、ボリンジャーバンドのミッドバンドを突破して+2σへ向かうと思われ、今週高値137.1円も超えて大きく上昇すると予想します。
ただ、日足チャートを見ると一旦140円辺りまで上昇した場合、来週末から再来週にかけて大きく下げそうな形なので注意が必要です。
これら以外にも米国債入札など売買要因となり得るイベントが多く、乱高下する1週間となりそうですね。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの↑のような感じで上昇すると予想します。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でも何でもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート】
