米国雇用統計はやや悪化しドル円は下落!来週のFX相場予想(2026年1月5日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:154.0 ー 157.5円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計はやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
9日(金)に12月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+5.7~6.0万人(前月:+6.4万人)、失業率が4.5%(前月:4.6%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.1%)、平均時給前年同月比が+3.6%(前月:+3.5%)となっており、前月からは非農業部門雇用者数の伸びはやや鈍化するもののその他の項目で改善する見通しとなっています。
それではまずインディードの求人数を見てみます。
12月分の最新データは12日までとなっていますが、11月から続いた増加基調は12月7日を天井に反転し減少傾向となっています。
年末商戦で求人数が増えていた小売業が11月下旬より縮小してきています。
次は新規失業保険申請件数を見てみます。
12月は23.7、22.4、21.5、19.9万件と右肩下がりの減少傾向を示しています。
ただ、季節調整前は31.5、25.5、26.4、27.0万件とやや増加傾向を示しており、季節調整がうまくいっていない可能性もありそうです。
継続件数は188.5、191.3、186.6万件とジグザグとなっています。
最後にADP雇用者数変化を見てみます。
12月は0.275、1.750、1.15万人とジグザグながらも第2週で大きく増加しており、市場予想の+6万人程度の雇用増もあり得そうです。
というわけで、年末によりデータの更新が滞っていますが、12月の求人数は減少傾向と思われ、あまり雇用増につながっていないのではという気がします。
また、毎度のごとく非農業部門雇用者数の前月分と前々月分も下方修正されるのではないでしょうかね。
失業率もシカゴ連銀の12月分リアルタイム失業率予測は4.56%となっており、上振れる可能性は高い感じがします。
よって、結果は市場予想よりもやや悪化していると思われ、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、来週発表されるISM製造業・非製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。
2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、1月分ではミシガン大学消費者信頼感指数速報値、12月分ではISM製造業・非製造業景気指数、S&Pサービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、消費者インフレーション期待、10月分では製造業新規受注、貿易収支、住宅着工件数などがあります。
その他、FOMCメンバーによる講演などでの発言機会もあります。
まずはISM製造業景気指数ですが、市場予想は48.3と前月の48.2から極僅かに上昇する見通しとなっています。
先行指標となるS&P製造業PMIでは市場予想通りの51.8となりましたが、前月の52.2よりは低下しており、製造業はまだまだ弱そうな気がします。
ISM非製造業景気指数の方は、市場予想が52.2と前月の52.6から僅かに低下する見通しとなっています。
先行指標となるS&Pサービス業PMIが前日に発表されるため要注目となりますが、市場予想は52.9と前月の54.1から低下する見通しとなっています。
これまで関税によって当指数を押し上げてきた物価指数が低下してきていますので、弱めの結果になるのではないでしょうかね。
ミシガン大学消費者信頼感指数は、市場予想が53.5と前月の52.9からやや上昇する見通しとなっています。
2025年後半は低下傾向となっていましたが、前回12月分は期待インフレ率がやや大きめに低下したことで逆相関的に反発し上昇に転じました。
今回の1月分も食品やガソリン価格が落ち着いていることから期待インフレ率が低下し、消費者マインドは幾分改善されているように思われますが、雇用情勢などまだ不透明な部分もあり、そこまで上向きにはなっていないのではという感じがします。
消費者インフレーション期待も同様に低下傾向を示すのではないでしょうかね。
よって、米国経済指標は全体的に悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は155.9円付近に位置していたボリンジャーバンドのミッドバンドに向かって下落してスタートしましたが、これがサポートとなって反発し157.0円まで上昇しました。
ただ、157.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)として働き、週末金曜にはやや反落してこの日ほぼ十字ながらも陰線となる156.80円でクローズしました。
来週もミッドバンドの攻防からボリンジャーバンドの-2σや一目均衡表の雲を目指し下落する流れになると予想します。
他方、週足でも引き続き152.7円付近に上昇してくるボリンジャーバンドのミッドバンドや149.2円に位置する一目均衡表の雲上限あたりを目指す流れになると予想します。
チャートを見る感じ、来週辺り大きく下げるような気がします。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
あけましておめでとうございます。
いきなりでしたが、3日(土)の新年早々に米国が南米大陸北部のベネズエラへ軍事介入し、マドゥロ大統領を電光石火のごとく拘束しましたね。
ベネズエラは産油国ということもあって原油価格は一時的に上昇しましたが、すぐに落ち着いた値動きに戻り、翌4日(日)にOPECプラス会合も開催されましたけれども、原油相場にほとんど影響はなさそうです。
他方で米国南部フロリダ州には多くのベネズエラ系移民が居住しており、将来的に母国へ帰国するとなると米国経済にも少なからず影響を与えそうな気がします。
というわけで、米連邦政府一部閉鎖の影響から遅延が続いていた米国経済指標の発表でしたが、概ね通常スケジュール通りに戻りそうです。
来週は月初恒例の重要指標週間となりますが、やはり雇用統計が最も注目されるところでしょう。
現行の雇用環境では+3万人の雇用増で失業率は悪化しないと見積もられているようですが、さてどうでしょうかね?
日本側では日銀地域経済報告(さくらリポート)や実質賃金などの発表もあります。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】 