FOMCはハト派寄りでドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年12月8日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:152.0 ー 156.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、FOMCはハト派寄りと予想。(ドル安円高要因
)
10日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されます。
CMEのFedWatch ツールを見てみますと、金利先物市場では0.25%ptの利下げ織り込み度が86.2%となっており、利下げされる可能性は高そうです。
よって、利下げはある程度織り込まれてはいますが、据え置き予想も13.8%あることから、政策金利発表時ドル円はやや下落すると予想します。
また、同時に12月FOMCではSEP(経済見通し)も公表されるため、来年2026年の経済見通しをFOMCメンバーはどう見ているのかということにも注目が集まります。
その中でも重要視されそうなのは各メンバーが2026年末時点での政策金利を予想したドットプロットでしょう。
前回9月FOMCでのドットプロットから推測しますと、利下げに積極的なハト派が9人、消極的なタカ派が8人、そしてその中間のタカ派寄りのハト派とハト派寄りのタカ派が各1人いるような拮抗した状況となっています。
ハト派メンバーは来年の利下げ回数を2回以上、タカ派メンバーは1回もしくは0回を予想してくると思われ、中間の2人がまさにキャスティングボートを握っており、この2名のドットプロットにより来年の利下げ回数の中央値が1回か2回に決まると考えられます。
CMEのFedWatch ツールを見てみますと、金利先物市場では来年4月と9月の計2回の利下げを予想しており、FOMCメンバーもこの予想に寄せて、結局来年の利下げ回数予想を2回にしてくるような気がします。
よって、市場は来年5月で議長の任期が満了するパウエルFRB議長の有力な後任候補ハセット氏がハト派ということを織り込んでの2回利下げ予想ですので、9月FOMC時点での来年1回の利下げ予想よりも回数が増えたこともありハト派寄りと捉えてドル円は下落すると予想します。
その他、声明文やGDP、PCEデフレーターの下方修正および失業率の上方修正もあるのではという気がします。
そして、FOMC後のパウエル議長の会見も要注視となるわけですが、連邦政府機関の一部閉鎖の影響で経済指標の発表が遅延しており、現状では政策運営に関して確約できることはなく、従来通りデータ次第ということになるのではないでしょうか。
ただ、民間企業のデータにより雇用への下振れリスクに触れる可能性はあると思います。
よって、パウエル議長の会見でもドル円は下落すると予想します。
2つ目は、米国経済指標はマチマチながらもやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、11月分では消費者インフレーション期待、財政収支、10月分ではJOLTS求人、9月分では 製造業新規受注、貿易収支、週次ではADP雇用者数変化、新規失業保険申請件数などがあります。
その他、3年、10年、30年で総額1190億ドルの米国債入札やFOMCメンバーによる講演など発言機会もあります。
まずは消費者インフレーション期待ですが、先行指標となるミシガン大学期待インフレ率が11月分や12月分速報値で市場予想を下振れて低下傾向を示していましたので、当指標も下振れるのではないでしょうかね。
JOLTS求人も10月分まではまだ弱いと思われます。
ただインディードの求人を見てみますと、11月からは建設や小売で急増していますので、これらセクターが引っ張る形で少し雇用は持ち直しそうな感もあります。
なので、週次のADP雇用者数変化や新規失業保険申請件数はやや強い結果になるかもしれません。
貿易収支や財政収支もトランプ政権下で大規模な関税が導入されましたが、双子の赤字体質はあまり変わってない感じですね。
よって、米国経済指標はマチマチながらもやや悪化していると思われ、指標発表時ドル円はやや下落と予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は155円台に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防から下抜けし154.33円まで下落する場面もありましたが、週末金曜には大きな下髭陽線となって反発し、結局この日の安値から1円上昇して155.33円でクローズしました。
来週もボリンジャーバンドの-2σや一目均衡表の雲を目指して下落する流れになると予想します。
他方、週足でも来週以降も引き続き150.75円に位置する一目均衡表の雲上限や150.7円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドあたりを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週は植田日銀総裁の発言や高市政権の利上げ容認報道を受けて、12月の日銀金融政策決定会合での利上げ観測が浮上し織り込みが進みましたね。
来週も植田総裁の講演がありますので、週初月曜に発表される10カ月連続マイナス見通しの実質賃金や下方修正が見込まれる第3四半期GDP改定値を受けてどういう発言をするのか日銀政策決定会合前の貴重な発言機会ですので要注視ですね。
米国では来週日銀会合に先んじてFOMCが開催されますので、こちらも要注視となります。
現時点での来年末の政策金利予想とか、メンバーも入れ替わりますし地区連銀総裁の投票権も輪番制で交替となりますので、あまり意味ないんですが市場が注目しているため無視するわけにもいきませんのでね。
というわけで、雇用統計やCPIなど最新の経済指標の発表が遅れてますので、何とも予想しにくい状態が続いています。
日中関係も悪化してますので、年末年始不測の事態に備える必要があるかもしれませんね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】 