ADP雇用統計悪化でドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年11月3日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:150.0 ー 155.0円

 

週間では「大きく下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

 

つ目は、ADP雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

5日(水)に10月分のADP非農業部門雇用者数が発表されます。
米連邦政府機関の一部閉鎖が続いているため、今月も雇用統計の発表が延期になる可能性もあり、民間企業ADPの雇用指標に注目が集まると思われます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+2.8万人(前月:-3.2万人)と前月の減少からプラス圏へ増加する見通しとなっています。

それではまず、インディードの求人数を見てみます。
10月も引き続き減少トレンドとなっており底割れを繰り返す状態となっています。

次に新規失業保険申請件数を見てみます。
こちらは米連邦政府機関の一部閉鎖が続いて発表が延期となっていますので、民間機関による推定値です。
10月は22.4、23.5、22.7、21.8万件と緩やかながらも減少傾向となっています。
他方で継続件数は193万件、193.5万件と高止まりしているようです。

10月も「レイオフ・解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態が継続している感じです。
AIバブルは雇用を生まないということでしょうね。

よって、求人数も伸びていないことから雇用者数の伸びも期待できず、結果は市場予想を下振れ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。

その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。

 

 

2つ目は、米国経済指標はやや改善と予想。(ドル高円安要因 上昇

来週発表予定の米国経済指標は、11月分ではミシガン大学消費者信頼感指数速報値、10月分では ISM製造業・非製造業景気指数、製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、消費者インフレーション期待、8月分では貿易収支などがあります。
その他、FOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーの講演など発言機会も多くあります。

米連邦政府機関の一部閉鎖の影響で多くの経済指標の発表が延期されていますが、来週は民間企業による経済指標の発表が多いため予想しておきます。

まずISM製造業・非製造業景気指数ですが、市場予想は製造業で49.2(前月:49.1)、非製造業で51.0(前月:49.1)と、ともに前月からの改善が見込まれています。
その先行指標となる製造業・サービス業PMI速報値では、製造業で52.2(市場予想:51.9)、サービス業で55.2(市場予想:53.5)と、ともに上振れていました。
新規受注の項目が好結果でした。

ミシガン大学消費者信頼感指数は、10月分の確報値が53.6と速報値の55.0から下振れていました。

企業の景況感は堅調、消費者特に低中所得者層の景況感は低調といった感じでしょうかね。

よって、米国経済指標はマチマチながらもやや改善していると思われ、指標発表時ドル円は上昇しやすいと予想します。

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は直近高値の153.26円や153.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)として働き、151.52円まで下落する場面も見られましたが、151.38円付近に位置していたボリンジャーバンドのミッドバンドがサポートとなって反発し、この直近高値を超えて、154.5円付近に位置していたボリンジャーバンドの+2σの手前まで急上昇しました。
しかしながら、この+2σがレジスタンスとして働き、週末金曜には153.64円まで反落し、やや反発して下髭を作るも終値154.0円の陰線でクローズしました。
来週はボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防から-2σ、一目均衡表の雲を目指して下落する流れになると予想します。

他方、週足では一目均衡表の雲を上抜け大きく上昇しました。
RSIは66と買われ過ぎの水準70まではまだもう少し余裕があり上値余地はありそうですが、来週以降は一目均衡表の雲の攻防となり、150.75円に位置する雲上限や148.5円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドあたりを目指す流れになると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

 

あとがき

今週は重要イベントが目白押しでドル円は154.44円まで上昇し、米国債の利回りも利下げしたにもかかわらず概ね長期のものほど上昇しました。
日・米それぞれで金融政策決定会合があったわけですが、パウエルFRB議長は「インフレ再燃」、植田日銀総裁は「景気悪化」に対し、政策金利を動かすことのリスクをかなり警戒している感じがします。
しかしながら、FRBは雇用の悪化とインフレ率の低下によって、結局12月は利下げすることになるでしょう。
一方で日銀は金融引き締めでバブル崩壊を引き起こしたトラウマがありますので、同じ轍を踏まないようかなり慎重に事を進めたいと思ってるのではないでしょうかね。
ただ、もう日本は経済金融政策のミスでスタグフレーション化してますので、インフレか景気悪化かどちらか二者択一しかないんですがね。

米中貿易戦争は先週の記事でも書きましたが、中国によるレアアース輸出規制は1年間の猶予となりました。
やはり米国側が半導体輸出規制とフェンタニルに絡んだ関税を取り下げたことで、中国がその報復としていたレアアース輸出規制と大豆不買を同様に取り下げることとなりました。
さてこうなりますと、エヌビディア製の半導体チップが中国へ輸出されることになりそうですが、最上位のブラックウェルが解禁されるかわかりませんけれども、その性能を落としたダウングレード版「B30」でも米国のAI覇権の優位性を脅かす存在になるようです。
エヌビディアは中国への輸出が増えれば儲かるでしょうが、AI関連商品・サービスを販売している企業は中国と競合し、近い将来シェアを奪われ利益率が低下していくのではないでしょうかね。

というわけで、米連邦政府機関の一部閉鎖が案の定長期化しており、米国経済への影響が懸念され、そして経済指標の発表が途絶えてしまっています。
経済指標の発表がないことでバブルを助長している感もあり、雇用統計が悪化していた場合にはドル円も暴落する可能性があるため要警戒となりそうですが、いつ発表となるんでしょうかね!?

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】 
ADP雇用統計悪化でドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年11月3日~)

Posted by ペッパー