ネガティブ材料多くリスクオフでドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年10月13日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:149.0 ー 152.0円

 

週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

つ目は、ネガティブ材料多くリスクオフ相場になると予想。(ドル安円高要因 下降

①米中貿易戦争激化
10日(金)は、中国のレアアース輸出規制などを巡り、トランプ大統領が「中国は非常に敵対的になりつつある」「韓国で習主席と会う理由はないようだ」と述べて、中国製品への関税の大幅引き上げを示唆したことで、米株も大きく下落するなどリスクオフ相場となっていました。
さらには、取引終了時刻直前に「米国は11月1日から中国に100%の追加関税を課す」と発表したことで、ドル円は151.12円まで急落し安値引けとなりました。
当然、中国からもこれに対する報復措置を講じると発表しており、再び米中貿易戦争激化への懸念が拡がっています。

②米政府機関閉鎖の長期化
今月から予算関連法案が通らず米政府機関の閉鎖が始まりましたが、未だ共和党と民主党との合意見通しが立っておらず深刻化しています。
今週は25万人以上の連邦政府職員が給与を受け取れず、来週にはもう200万人が無給となる見通しです。
さらには、4,100人超の連邦政府職員への解雇通知も始まっており、経済への悪影響も懸念されるところです。

③不透明な日本国内の政局
公明党の連立政権離脱を受けて、高市総理大臣が無事に誕生するのか、或いは野党勢力から生まれるのか、日本国内の政局がどうなるのか全く予断を許さない状況となっています。

 

「①米中貿易戦争激化」は早々に収まるのではないかと予想します。
関税発動日も11月1日と間があり、トランプ大統領も自身のSNSで「中国のことは心配しないで、きっと大丈夫!」と投稿しています。
「②米政府機関閉鎖の長期化」の方がむしろ心配です。
共和党と民主党でなかなか譲れない状態となっており、どこをどう妥協するのか難しい状況です。
「③不透明な日本国内の政局」では、野党がまとまる感じはなさそうですので、薄氷の思いで高市総理が無事誕生するのではないでしょうかね。

よって、来週後半くらいには懸念が和らいで少しリバウンドすると予想しておきます。

 

 

2つ目は、パウエルFRB議長のハト派発言で下落と予想。(ドル安円高要因 下降

14日(火)にパウエルFRB議長が全米企業エコノミスト協会で経済見通しおよび金融政策について講演を行う予定です。
28~29日に開催される10月FOMCに向けて、ブラックアウト期間前の最後の講演となるため、注目度が高いです。

今月は米政府機関閉鎖の影響で、9月分の米国雇用統計や週次の新規失業保険申請件数の発表が延期され、一部の雇用関連指標のデータが入手できない状態となっています。
また、来週発表予定だった米国CPI(消費者物価指数)も24日(金)に延期となっています。
ただ、民間企業ADP社が公表する9月分のADP非農業部門雇用者数は-3.2万人(8月分も-0.3万人へ下方修正)と雇用が悪化していることを示していました。
加えて上述の通り、政府機関閉鎖の長期化に伴う経済および雇用への悪影響も出始めています。

よって、パウエル議長の講演では雇用の下振れリスクを警戒し、ハト派的な発言が多く出ると思われ、ドル円は下落すると予想します。

その他、来週はボウマンFRB副議長やウォラーFRB理事などFOMCメンバーの発言機会も多く予定されていますので要注目となりそうです。
 

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は週初から窓を開けて大きく上昇し、ボリンジャーバンドの+2σをオーバーシュートし続け、週末10日(金)には153.27円の高値を付けるなど、先週末の終値147.45円から僅か1週間5営業日で6円近くも急騰しました。
しかしながら、153円のキリ番やボリンジャーバンドの+2σがレジスタンス(上値抵抗線)として働き、RSIも買われ過ぎの水準である70を超えていたため反落し、終値は安値引けとなる151.12円でクローズしました。
来週も149円台に上昇してくるボリンジャーバンドのミッドバンドや一目均衡表の雲に向けて下落する流れが継続すると予想します。

他方、週足ではちょうど150.5円付近に位置していたボリンジャーバンドの+2σや150.76円に位置していた一目均衡表の雲上限を上抜けて大きく上昇しました。
終値では雲の上をキープしましたが、来週は雲の攻防へと移っていき下抜ける方向で下落していくと予想します。

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

 

あとがき

今週木曜にドル円下落を注意喚起するコラムを書きましたが、その翌日に早速来てしまいましたね。
来週初めはまだリスクオフムードが漂うのではないでしょうか。
日本国内では前回9月の会合で0.25%ptの利上げを提案したタカ派の田村日銀委員の講演も予定されており、高市トレードの反転を促す可能性もあります。
まだ日本の政局が不透明ですが、ドル円は米国の経済・金融政策次第というところがありますので、来週以降は10月および12月のFOMCに向けて米国の経済・金融動向に注目が移っていくのではないでしょうかね。

 

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】 

Posted by ペッパー