日米の金融会合は金利差縮小方向への見通しでドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年3月17日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:146.0 ー 150.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、FOMCはハト派寄りに修正と予想。(ドル安円高要因
)
19日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されます。
今回は現行の4.25-4.50%の政策金利は据え置かれると予想されており、注目は声明文やFOMCメンバーによる今後の政策金利の見通しを示したドットプロット、PCEデフレーターなどの見通しを示したSEP(経済見通し)、そして会合後のパウエルFRB議長の会見となりそうです。
ここ最近の悪化した米国経済指標により、昨年12月FOMC時点の見通しよりもハト派寄りに修正してくることが考えられます。
ドットプロットでは年内2回の利下げ見通しとなっていましたが、市場の織り込みは3回となっており、市場予想に寄り添う形で恐らく3回を示唆してくると思われます。
ただ、SEPで示されるGDPや失業率、PCEデフレーターに関しては、今月既に発表を終えた2月分の雇用統計やCPI(消費者物価指数)、PPI(生産者物価指数)などは市場予想を下振れる結果となっており、少し弱めの見通しを示してくるような気がします。
パウエルFRB議長の会見でも、利下げを急ぐ必要はないとしていましたが、ややトーンを弱めるのではないでしょうかね。
よって、FOMC及びパウエル議長の会見ではドル円は下落すると予想します。
2つ目は、米国経済指標は悪化傾向と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、3月分ではニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数、2月分では小売売上高、住宅着工件数、輸出入物価指数、鉱工業生産、中古住宅販売戸数、景気先行指数、週次の新規失業保険申請件数などがあります。
その他、FOMC後にウィリアムズNY連銀総裁の講演や20年債と10年インフレ連動債(TIPS)の入札もあります。
まずは小売売上高ですが、前回1月分では市場予想を大きく下振れ、尚且つマイナス圏に沈む悪化を示しました。
今回はその反動増が見込まれていますが、トランプ関税等によって消費者心理の悪化もあり、CPIの結果からも需要の弱さが感じられます。
また2月後半からは株価も急落しており、個人消費に影響を与えていると思われます。
ニューヨーク・フィラデルフィア連銀製造業景気指数も今月発表のあった2月分のISM製造業景気指数が前回及び市場予想を下振れており、特需の影響が剥落し弱い製造業へと回帰している気がします。
住宅や雇用関連も引き続き弱いでしょう。
よって、全体的に経済指標は悪化傾向と思われ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドのミッドバンドの-2σや146.96円に位置するフィボナッチ61.8%のライン、そしてRSIも売られ過ぎの水準に近い31.2まで低下したところで反発しました。
MACDなどではゴールデンクロスを形成しており、やや買いが強くなっています。
来週もまたボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防となりそうですが、上抜けできずに-2σへ向けて下落する流れになると予想します。
他方、週足ではボリンジャーバンドの-2σがサポートとなって反発しました。
RSIは42.7と売られ過ぎの水準である30まではまだ余裕があり、下値余地はまだ十分ありそうです。
来週は一目均衡表の雲の攻防となりそうですが、週足でもやはり上抜けできずに大きく下落する流れになるのではないでしょうか。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
来週は日米で同日に金融政策決定会合が開かれます。
どちらも政策金利据え置きが濃厚ですが、今後の流れは日銀は利上げ、FRBは利下げという流れで金利差が縮小する方向へ向かうと予想されます。
それぞれのタカ派度合い、ハト派度合いに要注目となりそうです。
また、トランプ関税の行方にも引き続き要警戒です。
近々トランプ大統領とカナダのカーニー新首相との会談が予定されていますが、カナダではやや反米感情が強まっており、今後の経済・物価の行方を左右しそうです。
EUや中国も報復関税に動いており、貿易戦争がどこまでエスカレートするのか注視する必要がありそうです。
さて、今週は米国CPIやPPIの下振れにも拘わらずドル円は反発しました。
ややミスリードのように感じられますが、IMM通貨先物では今週も僅かながら円の買い越しが膨らんでいますので、急反発に警戒しながらのトレードとなりそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】