米国PCEデフレーター下振れでドル円は大きく下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年11月25日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:151.0 ー 155.0円
週間では「大きく下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想を下振れると予想。(ドル安円高要因
)
27日(水)に10月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、予測値はコアPCEの前月比で市場予想を下振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、総合PCEとコアPCEの前月比がそれぞれ市場予想通り+0.2%と+0.3%になった場合、前年同月比は市場予想通りの結果となりそうです。
筆者の予想としましては、既に発表のあった10月分の米国CPI(消費者物価指数)でも市場予想と一致していますので、PCEデフレーターでもほぼ市場予想通りの結果になると思われます。
ただ、CPIを押し上げた住居費はPCEデフレーターでは比重がやや小さいので、Inflation Nowcasting が示す通り、コアPCEでは市場予想を下振れる可能性がありそうです。
よって、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
また、同時刻には個人所得や個人支出、中古住宅販売成約指数などの発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.2 | 2.3 | 0.3 | 2.8 |
| Inflation Nowcasting | 0.22 | 2.29 | 0.24 |
2.76 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.20 | 2.27 | 0.20 | 2.72 |
| 0.30 | 2.37 | 0.30 | 2.82 | |
2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
上記以外で来週発表予定の米国経済指標は、11月分では消費者信頼感指数、10月分では新築住宅販売戸数、耐久財受注、9月分ではS&P/ケース・シラー住宅価格指数、週次の新規失業保険申請件数、第3四半期GDP改定値、FOMC議事録などがあります。
また、2年、5年、7年で総額1830億ドルの米国債入札もあります。
消費者信頼感指数は前月大きく改善しましたが、先行指標となる11月分のミシガン大学消費者信頼感指数確報値では速報値から下方修正され市場予想も下振れています。
住宅関連は引き続きローン金利の上昇により低調な結果が出ると思われます。
新規失業保険申請件数も引き続き新規採用は減らしているが大幅な人員削減には至ってないという感じで、概ね22万件前後で緩やかな増加傾向が続くのではないでしょうか。
そして、利下げを急がない方針としているパウエルFRB議長ですが、FOMC議事録に於いても同様の見解を示していると考えられます。
幾分ドル高に振れる可能性もありそうですが、12月FOMCで据え置きを示唆するほどタカ派寄りの内容にはなっていないと思われ値動きは限定的という気がします。
よって、米国経済指標は全体的に悪化傾向と思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドの+2σに到達した後はやや下落基調で推移していますが、ミッドバンドがサポートとなって反発し、ドル円は155円前後での小動きとなっています。
ただ、MACDなどではデッドクロスとなっており、今後はミッドバンドを下抜けし-2σへ向かって下落していくと予想します。
他方、週足では一目均衡表の雲を上抜けた位置での推移が続いていますが、やはり雲の中に押し戻され、最終的には雲を下抜けし大きく下落すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
来週28日(木)の米国は感謝祭となり、年末相場入りという雰囲気になりそうです。
19日現在のIMM通貨先物の状況を見ますと46,868枚の円の売り越しとなっており、暴落警戒レベルの10万枚には程遠いですが、前週からは18,034枚減少しています。
昨年末は利下げを急速に織り込んだこともあってドル円は急落しましたが、今年のドル円もある程度ポジション整理が進み、下落する可能性は大いにありそうです。
また、日本側でも東京都区部CPIが29日(金)に発表され、12月の日銀金融政策決定会合での利上げに向けた警戒感からドル円は下落しやすいと思われます。
さて、トランプ相場もやや勢いがなくなってきている感じがしますので、何かキッカケさえあれば逆流しそうな感じがします。
これから年末にかけて要注意かもしれません。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】