材料出尽くしで調整へ!ドル円はやや上昇!来週のFX外国為替相場予想(2024年8月5日~)
今週のドル円相場は、毎回恒例となっている日銀金融政策決定会合の前夜に報道機関からのリーク記事により、会合では政策金利の利上げが検討されるということで円が買い戻される流れとなりました。
そして迎えた7月31日(水)の会合当日では、やはり報道通り0.10%から0.25%への利上げが実施され、加えて植田総裁の会見に於いて年内の追加利上げ、及び0.50%以上への引き上げにも言及したことで欧州勢参入後は150円の節目を割り込む水準までドル円は急落することとなりました。
また同日ニューヨーク市場ではFOMC(米連邦公開市場委員会)及びパウエルFRB議長の会見に於いて、次回9月FOMCでの利下げが示唆されたことで一段とドル円の下落が進み、翌日の東京市場では148.51円の安値を付けました。
更には、 ADP非農業部門雇用者数や新規失業保険申請件数、ISM製造業景気指数、雇用統計など米国経済指標の結果が軒並み悪化していたことで、ドル円はほぼ安値引けとなる146.46円でクローズしました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):144.5 ー 148.0円
来週のドル円は週間で「やや上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、ISM非製造業景気指数は市場予想を下振れると予想。(ドル安円高要因
)
5日(月)に7月分のISM非製造業景気指数の発表があります。
市場予想は前月の48.8から51.4への改善予想となっています。
しかしながら、今週既に発表のあったISM製造業景気指数では市場予想を下振れる結果となっており、また雇用統計も悪化していたことから、やはり下振れる可能性が高いように思われます。
よって、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
今週は重要指標がないことから、週次の新規失業保険申請件数や米国債入札など要注視となりそうです。
2つ目は、FOMCメンバーのハト派発言が出ると予想。(ドル安円高要因
)
来週は、シカゴ連銀グールズビー総裁、サンフランシスコ連銀デイリー総裁、リッチモンド連銀バーキン総裁の講演などでの発言機会があります。
7月31日(水)にFOMCの結果が公表され、次回9月の利下げは示唆されましたが、それ以降もISM製造業景気指数や雇用統計など米国経済指標の悪化を示す結果が発表されています。
よって、FOMC時点よりも、よりハト派的な発言が出ると思われ、ドル円は下落すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析ではやや上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、先週サポートとなっていた151.6円付近にある200日線を割り込み、ボリンジャーバンドの-2σに沿って下落するバンドウォーク状態となっています。
一方で、RSIは売られ過ぎの水準である30を大きく割り込み15.3まで低下してきており、いつ調整が入ってもおかしくない状態です。
他方、週足では以前から指摘していた通り、148.4円付近にあったボリンジャーバンドの-2σを目指す流れとなり、少しオーバーシュートして、145.3円に位置する一目均衡表の雲上限や144.5円付近にある100週線がサポートとなって下げ止まっている状態です。
ただ、RSIもまだ35.8と売られ過ぎの水準である30まではもう少し距離があり、下値余地は多少ありそうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
今週は先週以上にボラティリティの大きな1週間となりましたね。
161.9円の高値から今週安値の146.4円まで、ちょうど15.5円の大幅下落となっています。
ここまでほぼ予想通りの展開ですが、植田日銀総裁は今月利上げしてきましたね。
その分、国債買い入れの減額を段階的にして配慮した感じです。
日銀はいつ利上げしてもおかしくないと言ってきましたが、7月に利上げするとは少しサプライズでした。
さらに、会見での発言もかなりタカ派的でしたね。
ただ、日本国債の利回りはむしろ下落しており、筆者も含めて市場も植田総裁のタカ派姿勢を鵜呑みにはしていない感じです。
米国雇用統計に関しては、またコラムにて記事にしたいと思います。
さて、ドル円の暴落が続いていますが、重要指標もないことから少し調整局面に入りやすいのではないでしょうかね。
ただ、ファンダメンタルズ的にはドル円は引き続き下方向だと思いますので、更なる下落もあり得るでしょう。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】