米国CPIは市場予想を上振れドル円は152円台へ!来週のFX外国為替相場予想(2024年4月8日~)
今週のドル円相場も152円に一歩届かず、週間ではやや上昇とほぼ予想通りの展開でしたね。
注目の3月分の米国雇用統計は、前回発表直後に於いて失業率や平均時給などの悪化により専門家や市場は総悲観となっていましたが、やはり先週指摘した通り堅調な結果となりました。
その他、ISM製造業景気指数やADP非農業部門雇用者数も市場予想を上振れ、FOMC(米連邦公開市場委員会)メンバーのタカ派寄りの発言も予想通り相次ぎました。
一方で、ISM非製造業景気指数では市場予想を下振れる結果となり、好調だったサービス業は少しトーンダウンといった感じでしょうかね。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):151.0 ー 153.0円
来週のドル円は週間で「上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIは市場予想を上振れると予想。(ドル高円安要因
)
10日(水)に3月分の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国CPIの予測値は市場予想と一致しています。
ただ、総合CPI前月比の予測値は+0.34%のため、これより少しでも強めの結果が出ますと小数第二位の四捨五入の関係で+0.4%となり、市場予想を上振れる可能性もありそうです。
筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、コアCPI前月比で+0.3%が出るようですと前年同月比が+3.74%となるため、こちらも小数第二位の四捨五入の関係で+3.8%となる可能性もあり、市場予想を上振れる可能性がありそうです。
筆者の予想としましても、ここまで好調な3月分の米国経済指標の結果や原油価格の上昇、また今週発表のあった雇用統計では平均時給前月比が+0.3%と市場予想通りの結果ではあったものの、小数第三位まで見てみますと+0.347%と+0.4%に限りなく近い上昇となっています。
よって、結果は市場予想を上振れると思われ、結果発表時ドル円は上昇すると予想します。
また、翌日にはPPI(生産者物価指数)の発表もあり、こちらでも動意付く傾向がありますので要注視となりそうですね。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 3.4(3.5) | 0.3 | 3.7 |
| Inflation Nowcasting | 0.34 | 3.41 | 0.31 | 3.73 |
| 筆者予想 | 0.3 | 3.39 | 0.3 | 3.74 |
| 0.4 | 3.50 | 0.4 | 3.84 | |
2つ目は、FOMCメンバーによるタカ派寄りの発言が出ると予想。(ドル高円安要因
)
来週も、ボウマンFRB理事、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁、シカゴ連銀グールズビー総裁、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁、ボストン連銀コリンズ総裁、アトランタ連銀ボスティック総裁、サンフランシスコ連銀デイリー総裁による講演や討論会などでの発言機会が多くあります。
3月のFOMC以降ほとんどのメンバーは既にタカ派寄りの発言をされていますが、強かった雇用統計の結果を受けて来週も更なるタカ派発言が飛び出すと考えられ、ドル円は上昇すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドのミッドバンドを上抜けし大きく上昇してきましたが、152.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)となって伸び悩んでいる状態です。
また、MACDなどではデッドクロスを形成しましたが、151.0円のキリ番や150円台前半にあるボリンジャーバンドのミッドバンドでサポートされ、先週指摘した通り、やはり上げが甘く下りのターンへは入っていけない感じです。
他方、週足では以前から指摘している通り、154.0円付近まで上昇してきたボリンジャーバンドの+2σを目指す流れが継続すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
米国債の利回りが少し上昇傾向となってきましたね。
10年物では4.4%をつけ、週足チャートを見ますと、再び4.5%を超えて5.0%に向かって上昇してくる可能性もありそうです。
筆者が以前から述べている景気抑制レベルの「住宅ローン金利7%以上」にするためには、あともう少しの利回り上昇が必要です。
来週は、3年、10年、30年物米国債の入札もあり、このレベルまで上昇してくることも考えられ、注視する必要がありそうです。
他方、欧州圏ではECB(欧州中央銀行)理事会が開催され、利下げ時期を巡る発言が飛び出すのかラガルド総裁の会見に注目となりそうですね。
ドル円は介入を警戒してか、或いは期待してか、152円台への上昇を幾度となく阻まれており、まさにカイジの沼状態となっています。(笑)

過去の記事でも書きましたが、筆者の予想としましては152円を超えてすぐに介入はないと思っています。
やはり、口先介入で徹底的に脅しながら1円ほどの上昇は許容して様子を見るのではないでしょうかね?
まだはもうなりということで、来週はいよいよ152円突入となるのではないでしょうか!?
次回のFX相場予想はお休みします。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】