来週のFX外国為替相場予想(2023年6月26日~ ドル円)米国PCEで下落
今週のドル円相場は、パウエルFRB議長や他のFOMCメンバーによる相次ぐタカ派発言、そして日銀の緩和路線と各国の金融引き締め政策との対比が強く意識され、円は主要通貨に対して売られ、ドル円も大きく上昇する流れとなりました。
そして、週末23日(金)には、144円一歩手前の143.8円まで上昇し、専門家の口からは145円や150円といった声が飛び出すようになってきました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):142.0円 ー 144.5円
来週のドル円は週間で「下落」すると予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEはマチマチで市場予想をやや下振れると予想。(ドル安円高要因)
30日(金)は、5月分の米国PCE(個人消費支出)価格指数が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、5月分の米国PCEの予測値は、総合PCEとコアPCEの前月比で下振れ、総合PCEの前年同月比では逆に上振れを示唆しています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、総合とコアが前月比で市場予想通りの0.2、0.5となった場合でも、前年同月比で上振れる予想となっています。
一方、既に発表のあった5月分の米国CPIは、総合で下振れる結果となっていました。
したがって、PCEもCPI同様に下振れると予想し、ドル円は下落すると予想します。
ただ、市場予想よりも大きく下振れるくらいでないと、7月のFOMCでの利上げ予想は覆らないとみられ、下値も限定的だと思われます。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.2 | 3.8 | 0.5 | 4.7 |
| Inflation Nowcasting | 0.13 |
3.87 |
0.38 |
4.70 |
| 筆者予想 | 0.1 | 3.83 | 0.4 | 4.72 |
| 0.2 | 3.94 |
0.5 | 4.83 |
|
2つ目は、ECBフォーラムで金融政策の方向性の違いを改めて意識すると予想。(ドル高円安要因)
28日(水)には、ECBフォーラムでパウエルFRB議長や植田日銀総裁らが参加するパネルディスカッションが開かれます。
米欧英からはインフレ抑制に向けて今後も利上げを実施していくといったタカ派発言が出ると予想されます。
それに対し日本は改めて金融緩和を強調する場となり、円独歩安になると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落すると予想。(ドル安円高要因)
ドル円日足チャートを見ますと、先週のFOMCなどの余韻は冷めることなく上昇傾向が続き、MACDなどではゴールデンクロスを示現し、ボリンジャーバンドも収縮から拡大へと+2σをオーバーシュートする強い上昇トレンドとなっています。
しかしながら、RSIは73とやや買われすぎの領域に入ってきており、調整のため下りのターンへと向かうと思われます。
他方、週足では一目均衡表の雲上限を抜けて加速した格好となり、もう一段上がる余地はありそうですが、こちらも調整入りし下りのターンへと向かうと思われます。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
再びドル円は、政府・日銀の為替介入が意識されるレベルになってきました。
まだ、口先介入の語気は弱いように感じるので、実弾が投入されるのはもう少し先だと思われますが、上値は徐々に重くなってくると思われます。
また、週末30日(金)には、 東京都区部のCPIが発表されますが、動意付く可能性もありますので要警戒です。
それから、IMM通貨先物の円の売り越しも107,656枚と、暴落が警戒される10万枚を超え、危険水域となっており、こちらも注意が必要です。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】