来週のFX外国為替相場予想(2023年1月16日~ ドル円)日銀会合でリバウンド

来週のFX相場予想

今週は高値132.8円から127.4円まで5円以上急落した一週間でしたね。
米国CPI(消費者物価指数)の上振れ予想だった「Inflation Nowcasting」でしたが、結果は逆の前月比マイナスの下振れとなってしまってドル円は急落しました。
当日朝の読売新聞の「日銀、大規模緩和の副作用点検へ」の記事から既に円高への流れが醸成されてましたね。
筆者の予想も前提となってた「Inflation Nowcasting」の予想が外れてしまったため、大きく外してしまいました。

そのCPIの中身を見てると、「エネルギー」と、「中古車・トラック」の減少率が大きくCPIの下げに寄与しているのがわかります。

【米国CPIの項目別変化率】
米国2022年1月CPI

そのエネルギー価格の前年比は、2022年6月をピークに減少しています。
これは原油価格にほぼ連動しており、そして原油価格は中国の経済活動が活発化してくると上昇してくると思われ、1バレル70ドルを底に上昇してきています。
ただ、昨年2022年6月までは原油価格は急上昇していたので、前年比でみた場合ベース効果により、今後の原油価格がこの上昇率を上回らない限り今年2023年6月頃まで、つまりあと5か月くらいはCPIエネルギー価格の前年比は減少傾向が続くと思われます。
そして、今年2023年7月頃には再度インフレ率は上昇すると予想します。
市場予想は今年後半の利下げを織り込んでますが、それどころではない気がしますね。
まぁ性格が”あまのじゃく”なので(笑)

【米国CPIエネルギー価格前年比とWTI原油価格の推移表】
CPIエネルギーとWTI原油価格

【WTI 原油チャート(日足)】
WTI原油価格

 

一方、サービス価格は先週の雇用統計で平均時給が下がりましたが、先週予想した通りサービス部門での平均時給が下がったわけではないと思われ、まだ上昇傾向が続いています。
労働力不足が続いているため、受給バランスから考えてもまだ下がる要素はない感じがします。

【米国CPIサービス価格(エネルギーサービスを除く)前年比】
CPIサービス価格

 

そして、最後に住居費ですが、こちらも上昇傾向が続いています。
ただ、先行指標の住宅価格が下落してますので、タイムラグがある住居費はまもなく下落に転じると思われます。
しかしながら、新築物件は概ね原材料費で価格が決まりますが、中古物件や賃貸物件は需要と供給のバランスで決まるので、下落率は住宅価格とは違い緩やかになるのではと思われます。

住居費の下落とエネルギー価格の上昇が7月頃にぶつかって、米国CPIがどうなるのか難しい相場となりそうな気がしますね。

【米国CPI住居費前年比】
CPI住居費

 

さて、前置きが長くなりましたが、来週の週間予想は、行って来いで週間ではやや上昇すると予想します。

予想レンジ(ドル円):125.00円 ー 130.00円

根拠としては2つ。

1つ目は、18日(水)の日銀金融政策決定会合に向けた思惑で大きく下げ、その後リバウンドを予想。
いつもながら、勝手に期待して勝手に失望するパターンか、もしくは事実買いとなり、どちらにしても会合後の黒田日銀総裁の会見後にはドル円ショート勢の買い戻しが入ると思われます
相変わらずイールドカーブは10年債のところが凹んでますので、YCCの上限を拡大もしくは撤廃すると10年債の金利は0.7~0.8%くらいまでは上昇(価格は下落)し、既に債務超過と思われる日銀や国債を保有している金融機関の含み損が大変なことになりそうです。
逆にYCCの上限を0.5%に維持なら、また投機筋の国債の売り仕掛けに相当量の国債を買い入れなければならなくなりそうです。
どっちに転んでも地獄ということでしょうが、やはり日銀は後者を選択するのではないかと予想します

展望レポートもインフレ見通しを上方修正するとは思いますが、日本は輸入インフレなので、海外のインフレがピークを過ぎ、商品価格も落ち着き、これだけ円高になったのですから、従来通り2023年度も2%を大きく超えるようなインフレにはならないという見通しをするでしょう。
マイナス金利を解除して利上げするという政策変更も当分ない気がします
ただ、マイナス金利自体が異常なので、黒田総裁の任期中にこれを解除したいという思いはあるかもしれませんね。

2つ目は、テクニカル的に売られすぎ。
ドル円日足チャートは、ボリンジャーバンドの-2σを大きく割り込み、RSIでは今週金曜の段階で30.5と、来週には売られすぎの水準30を割り込みそうな感じです。
また、月足チャートのミッドバンドがちょうど124.6円くらいに位置し、125円あたりのキリ番はドル買いサポートとして働くと思われます。

したがって、総合的に判断するとチャート上のオレンジののような感じで週間ではやや上昇すると予想します。

ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でも何でもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

来週のFX外国為替相場予想(2023年1月16日~ ドル円)

Posted by ペッパー