米国GDPも遂にマイナスか!?第1四半期ナウキャストは-2.8%!

コラム,経済・景気・株価

アトランタ連銀が公表している米国GDPの予測モデルGDPNowの最新の予測値が3月3日に更新され、第1四半期の実質GDPの予測値が-2.8%へと、ここ数日の米国経済指標の結果を受けて大きくマイナス圏へと沈みました。
2月3日の予測値が+3.9%で最高値でしたから、ちょうど1か月で6.7%ptも急落したことになります。

GDPNow

 

実質個人消費支出

その急落の大きな原因となったのが、GDPの約68%を占める個人消費支出の悪化です。
インフレ分を差し引いた実質分では、前期比で+0.02%(前期:+3.76%)と大きく低下し、ほとんど伸びていません。
寒波による悪天候や関税駆け込み需要からの反動減などの影響もありそうですが、2月、3月分のデータが大きく好転するような感じはないように思います。

【 実質個人消費支出のナウキャスト(%)】
【 実質個人消費支出のナウキャスト(%)】

 

 

実質政府支出

実質政府支出も前期比で+1.80%(前期:+2.97%)と大きく低下しています。
コロナ禍で持続不可能なレベルまで債務が膨張しましたので、財政収支の改善が不可避となっています。
よって今後も大きく伸びるセクターではないように思います。

【 実質政府支出のナウキャスト(%)】
【 実質政府支出のナウキャスト(%)】

 

実質純輸出

実質純輸出も前期比で-2.74%(前期:-2.19%)とマイナス幅を拡げています。
トランプ関税前の駆け込み需要で輸入急増が主な要因です。
関税発動後は輸入も減るでしょうが、輸出も落ち込むことが予想されます。
差し引きで多少改善はするのではないでしょうかね。

【 実質純輸出のナウキャスト(%)】
【 実質純輸出のナウキャスト(%)】

 

実質民間国内総投資

GDPを構成する4項目のうち、唯一上昇したセクターです。
実質民間国内総投資は、前期比で+2.48%(前期:-0.89%)とマイナス圏からプラス圏へと浮上しています。
輸入とは逆にトランプ政権の政策を見極めようと様子見していたところからの反動増となっています。
ただ、大統領選前後からの楽観ムードは影を潜め、今後は民間投資も減速していくのではないでしょうかね。

【 実質民間国内総投資のナウキャスト(%)】
【 実質民間国内総投資のナウキャスト(%)】

 

あとがき

というわけで、第1四半期GDPのナウキャストを項目別に見てみましたが、マイナス成長になる可能性は十分あり得そうです。
第2四半期も続けてマイナスということになれば、定義上テクニカルリセッションとなり、遂に米国は景気後退入りするのかといった感じです。
ただ、1月分の個人消費支出と同時に発表された個人所得は前月比+0.9%と大きく伸びており、個人消費が盛り返す可能性もありそうです。
(給与は+0.4%と前月とほぼ変わらずですが、配当が+1.7%、社会保障が+1.8%と大きく増えました)

さて、トランプ関税も予告通り4日に発効されましたね。
関税をかけられた中国やカナダは直ちに報復関税や非関税措置に動いており、メキシコも交渉の余地を残して1テンポ遅れて追随する構えです。
世界中の株価や仮想通貨、コモディティまでも全体的に下落しており、リスクオフ相場となって為替では円が買われています。
この後、トランプ大統領の施政方針演説がありますが、このリスクオフの流れを払拭できるのか要注目となりそうです。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

 

 

Posted by ペッパー