レジスタンスに阻まれドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年7月21日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:150.0 ー 146.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国経済指標はやや改善と予想。(ドル高円安要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、7月分では製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)、6月分では景気先行指数、中古住宅販売戸数、新築住宅販売戸数、耐久財受注、週次の新規失業保険申請件数などがあります。
20年債と10年インフレ連動債(TIPS)の米国債入札もあります。
その他、パウエルFRB議長や他のFOMCメンバーによる講演などでの発言機会もありますが、ブラックアウト期間のため金融政策に関する発言はありません。
まずは製造業・サービス業PMIですが、今週発表のあったニューヨーク連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数はともに市場予想を上振れ、前者は直近4か月間、後者は直近3か月間マイナス圏に沈んでいたところから脱しました。
新規受注や出荷指数、雇用などが上昇しており、企業マインドは改善しているようです。
一方で、住宅販売に於いては中古で年率換算400万戸前後、新築で70万戸弱と低空飛行が続いています。
毎月誤差の範囲内という感じはしますが、それでも市場予想をやや下振れる傾向にあるように思われます。
新規失業保険申請件数は、直近5週間で市場予想を下振れるなど減少傾向が続いています。
継続申請件数でも高水準ではあるものの、増加は抑制されています。
「解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態はまだ継続している感じです。
よって、米国経済指標はやや改善していると思われ、結果発表時ドル円は上昇すると予想します。
2つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は一目均衡表の雲を上抜けした後に騰勢を強め、ボリンジャーバンドの+2σをややオーバーシュートして上昇し、5月12日の高値148.64円も更新し、149.18円まで上値を伸ばしました。
しかしながら、ボリンジャーバンドの+2σや149円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)となり、売り材料も出たことで146.9円まで急落することとなりました。
ただ、再度上値を追う展開となっています。
RSIはまだ65.4程度と買われ過ぎの水準である70までは余裕があり、上値余地はもう少しありそうですが、149.6円に位置している200日線や、150円の大台がレジスタンスとして機能しそうで、切り返す可能性も高そうです。
6月23日のように一度大きく上昇した方が、むしろドル円は下落していくように思います。
他方、週足では145.7円付近に位置していたボリンジャーバンドのミッドバンドを上抜けて上昇しました。
やはり日足と同様に150円の大台や150.4円付近にある+2σ、150.7円にある一目均衡表の雲下限がレジスタンスとして働きそうで上値は重そうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週は、筆者の想定以上だった米国経済指標の好結果や日本の参院選に絡んだ円売りなどからドル円は大きく上昇しました。
まず米国の経済指標については、8月1日からは上乗せ関税が発動予定となっていますが、TACO(トランプはいつもビビってやめる)を織り込んで株価は史上最高値を更新し続けるなど堅調に推移していることで、消費者の期待インフレ率は低下して心理の改善へとつながり、企業マインドもまた楽観的になり、これまで大きく悪化してきた反動増もあって、好結果を生んだように思います。
他方で、実体経済では7月上旬のアマゾン・プライムデーなどネット通販は関税前の駆け込み需要もあって、9月からの新学期に備えた事務用品、電子機器、書籍、生活用品などの販売が好調だったようです。
つまり、金融市場と実体経済では相反する思惑でともに経済にプラスへと働いたということになります。
日本の参院選は事前の予想通り自公の惨敗となりました。
石破総理は続投する方針のようですので、政治空白となる事態は免れそうです。
選挙結果を受けて一時的にドル円は上昇する可能性もありそうですが、今週日本の財政悪化をネタに円売りを仕掛けてきた投機筋もある程度買い戻しに入るのではないでしょうかね。
実際消費税減税のための法案を通すためにはバラバラの野党案をまとめる必要があり、ハードルは非常に高く、実現することはほぼないと思われます。
あるとすれば最大野党立憲民主党の「財源を確保した上での1年限りの減税」ということになりそうですが、これだと投機筋が期待するような「財政悪化」という事態に陥ることはなさそうです。
ですが、早いとこ無駄な支出を省いて、プライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化にしてもらいたいものですね。
というわけで、7月FOMCでの利下げはなさそうですので、引き続きトランプ関税の行方、米国債利回りや米株の動向に要注目の1週間となりそうですね。
東京CPIや基調的なインフレ率を捕捉するための指標など日本側のインフレ指標も注意が必要かもしれません。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】