FOMCはハト派寄りで利下げ示唆!ドル円は大きく下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年7月29日~)

来週のFX相場予想

今週のドル円相場は、サービス業PMI(購買管理者景気指数)は市場予想を上振れたものの製造業PMIや中古住宅販売戸数、新築住宅販売戸数など米国経済指標の悪化もあり、先週からのドル安円高の流れを引き継いで、25日(木)には151.93円まで急落しました。
ただ先週指摘した通り、25日(木)に発表された米国第2四半期GDPは強い結果となり、ドル円は154.73円まで2円近く反発しました。
しかしながら、翌日26日(金)に発表された注目の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)がほぼ市場予想通りであったことや同時刻に発表のあった個人所得が悪化していたこともあり、154円台まで反発していたドル円は再び売りに押され、結局週足では大きく下げる153.72円でクローズしました。

 

それでは来週の週間予想ですが、

予想レンジ(ドル円):150.0 ー 154.5円

来週のドル円は週間で「大きく下落」と予想します。
根拠としては4つ。

 

1つ目は、日銀金融政策決定会合では下に行って来いと予想。

31日(水)に日銀金融政策決定会合の結果が公表されます。
先週、河野デジタル相や茂木自民党幹事長から日銀への利上げ要請発言が相次いだことから、海外の投機筋を中心に今会合での利上げを織り込む動きが見られています。
専門家の意見では、概ね7月は据え置きで9月か10月での利上げを予想しており、相当ギャップがあるように思います。
筆者も個人消費の弱さや今週発表のあった東京都区部CPI(消費者物価指数)の結果などを見る限り、今回の7月会合ではとても利上げができる環境にあるとは思えません。

よって、今会合での利上げは見送られ、いつもながらの勝手に期待・勝手に失望となり、ドル円は下に行って来いのV字になると予想します。

ただ、9、10月も利上げできる環境になっているとは思いませんが、日銀植田総裁は量的ではなく金利の上げ下げによる従来型の質的な金融政策を目指していますので、現状のほぼゼロ金利状態から早く脱したいという気持ちがあると思われ、いつ政策金利を引き上げてもおかしくないと考えられます。

 

2つ目は、FOMCではハト派寄りと予想。(ドル安円高要因 下降

日銀会合と同日の31日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されます。
今会合では金融政策の変更はないと思われ、注目は次回9月FOMC以降の金融政策がどうなるかということになりそうです。
CMEのFedWatchツールを見ますと、金利先物市場では9月の利下げを100%織り込んでおり、FOMC声明文や会合後のパウエルFRB議長の会見で同様の見解を示すかどうかが注目されます。
前回6月のFOMCでは、FOMCメンバーによるドットプロットに於いて年内3回から1回の利下げ予想へと見通しを下方修正しましたが、その後インフレ率の鈍化や失業率の悪化を経済指標から確認しており、また講演会などではハト派寄りの発言が目立ったことから、今会合では声明文、及びパウエルFRB議長から利下げに向けたハト派寄りの発言が出ると予想します。
ただ9月FOMCまでには、雇用統計やCPIなどの経済指標も複数回発表されることから、データ次第ということは付け加えられると思われます。

よって、FOMC声明文発表前後、及びパウエル議長の会見中にドル円は下落すると予想します。

 

3つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

8月2日(金)に7月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+20.6万人(6月)→ +17.7万人(7月)、失業率が4.1%(6月)→ 4.1%(7月)、平均時給前月比が+0.3%(6月)→ +0.3%(7月)、平均時給前年同月比が+3.9%(6月)→ +3.7%(7月)と失業率、平均時給前月比は横ばい、その他は前月から鈍化する見通しとなっています。
まずインディードの求人数を見てみますと、7月の求人数は緩やかな増加傾向となっています。
一方で新規失業保険申請件数及び継続申請件数も増加傾向となっており、労働力の需給バランスは微妙なところとなっていますが、やはり雇用環境は悪化傾向と思われます。

よって、指標発表時ドル円は大きく下落すると予想します。

その他、ISM製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。

 

4つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、先週サポートとなっていた一目均衡表の雲を下抜け、155円の節目も割り込んだことでドル円は急落しています。
ただ151.5円付近にあった200日線がサポートとなり、RSIも売られ過ぎの状態である30をやや割り込んだところでドル円は反発しました。
しかしながら、今度は逆に155円の大台がレジスタンス(上値抵抗線)となっており、一目均衡表の雲やボリンジャーバンドのミッドバンドに向けてもう少し上昇してもおかしくはなさそうですが、上値は抑えられている状態となっています。

他方、週足ではボリンジャーバンドのミッドバンドを下抜けし、以前から指摘しているように-2σを目指す流れになると予想します。

 

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

やはり先週指摘した通り、一目均衡表の雲、そして155円の節目を割り込んで今週も大きく下落しましたね。
注目の米国PCEデフレーターは、ほぼ市場予想通りでインフレの鈍化傾向を示しており、市場の利下げ予想に整合的であると思われます。
来週は日米の金融政策決定会合が同日にあり、ボラティリティの大きな1日になりそうで、またワクワクドキドキの1週間になるかもしれませんね。

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】
FOMCはハト派寄りで利下げ示唆!ドル円は大きく下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年7月29日~)

 

Posted by ペッパー