米国利下げを織り込んでドル高円安の是正が進みドル円は下落!来週のFX外国為替相場予想(2024年7月15日~)
今週のドル円相場は、11日(木)に発表のあった米国CPI(消費者物価指数)が総合、コアともに市場予想を下振れ、特に総合CPI前月比ではマイナスに転じるなど弱い結果となったことで、ドル円はこの日の高値161.75円から157.40円の安値まで4円以上急落することとなりました。
もっとも日本政府・日銀の為替介入があったとの報道もあり、もし事実ならかなり下落幅を助長した面もありそうですが、先週指摘した通り、暴落大本命の週に予定通り暴落したといった感じでしたね。
翌日の米国PPI(生産者物価指数)では市場予想を上振れる結果となりましたが、ミシガン大学消費者信頼感指数や期待インフレ率も下振れたため、前日の安値をさらに更新する157.34円まで下落し、157.89円までやや反発したものの週足では最終的に上髭大陰線となってクローズしました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):155.5 ー 159.0円
来週のドル円は週間で「下落」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国小売売上高は市場予想を下振れると予想。(ドル安円高要因
)
16日(火)に6月分の米国小売売上高が発表されます。
ここまで6月分の米国経済指標は概ね低調な結果となっており、小売りに関しても弱めの結果が出ると思われます。
自動車販売台数も減少しており、原油在庫統計の結果を見ましてもガソリン価格は下落していたにもかかわらず、6月はまだ需要が弱かった感じです。
よって、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
ただ、6月下旬までは米国債利回りは割と低位で推移しローン金利も下がっていたことから、住宅購入指数はやや持ち直していましたので、少し注意がいるかもしれません。
2つ目は、パウエルFRB議長やFOMCメンバーからハト派寄りの発言が出ると予想。(ドル安円高要因
)
今月末に開催される7月FOMC(米連邦公開市場委員会)に向けて来週はブラックアウト期間前の最後の発言機会となります。
15日(月)にはパウエルFRB議長のインタビューがあり、その他にもウォラーFRB理事やボウマンFRB理事など多くのFOMCメンバーの発言機会があります。
今週インフレ鈍化を示したCPIの結果を受けて、やはり全体的にハト派寄りの発言が出ると思われ、特にタカ派筆頭のボウマンFRB理事の見解に変化があるのか要注目となりそうです。
3つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週は上述の小売売上高以外にも、6月分では 輸出入物価指数、住宅着工件数、鉱工業生産、景気先行指数、7月分ではニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週次の新規失業保険申請件数、ベージュブック(米地区連銀経済報告)などの発表があります。
やはり全体的に弱めの結果が出ると思われ、ドル円は下落しやすいと予想します。
4つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、MACDなどでデッドクロスを形成し、ボリンジャーバンドのミッドバンドを一気に突き抜け、そして157.3円付近に位置する-2σでちょうどサポートされた形となっています。
もう1度-2σをオーバーシュートする形で下落し、再び一目均衡表の雲上限の攻防へと移っていくと予想します。
他方、週足では以前から指摘しているようにMACDなどのデッドクロスに向けて下落していき、ボリンジャーバンドのミッドバンド、そして-2σを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
今週注目の米国CPIでしたが、5月か6月あたり前月比はマイナス圏に落ち込むと予想していましたけれども6月に来ましたね。
そして、このCPI発表直後に3兆円強の為替介入もあったと日銀の当座預金残高の減少から推測されています。
このタイミングで被せてくるとは、なかなかの策士といった感じですね。
金利先物市場では、9月、11月、12月と年内残り3回全てのFOMCで利下げを織り込む流れとなっており、ここまで円売りに偏っていた投機筋の動きが今後どうなるのか要注視となりそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】