景気後退期の暴落で一番逃げ遅れるのはFXドル円トレーダーか!?
下図は、中国・武漢で最初に新型コロナウイルス感染者が報告された2019年12月8日以降のドル円、米株S&P500、WTI原油価格、10年物米国債利回りの4つのチャートの値動きを比較したものです。
次に起きる景気後退期のドル円暴落に備えるため、当時の値動きを検証していきたいと思います。
【 ドル円、米株S&P500、WTI原油価格、10年物米国債利回り(日足)】
コロナ禍初期一番最初に天井を付けたのが、10年物米国債利回りのチャートです。
2019年12月23日に1.93%で天井を付けた後、下降トレンドが続き、景気後退期の真っ只中の3月9日に0.54%で一番底を付けたものの約5か月間にも渡って低位で推移し、8月4日一時的に一番底を割り込んで0.52%を付けたところで底打ちとなり、その後上昇トレンドとなりました。
2番目に早く天井を付けたのが、WTI原油価格のチャートです。
10年物米国債利回りのチャートから遅れることちょうど2週間後の2020年1月6日に63.27ドルで天井を付けた後、下降トレンドが続き、景気後退期終盤の3月30日に14.10ドルで一番底を付けました。
その後4月20日に-36.98ドルと異常値が発生するも、これが底打ちとなり、その後上昇トレンドとなりました。
3番目は、米株S&P500のチャートです。
10年物米国債利回りのチャートから遅れること2か月弱、景気後退期に入ってからの2020年2月19日に3386.15ポイントで天井を付けた後、下降トレンドが続き、景気後退期終盤の3月23日に2237.40ポイントを付けたところで底打ちとなり、僅か1か月ちょっとで上昇トレンドへと移行しました。
最後がドル円のチャートです。
10年物米国債利回りのチャートから遅れること2か月弱、米株S&P500のチャートが天井を付けた翌日、景気後退期に入ってからの2020年2月20日に111.86円で天井を付けた後、下降トレンドが続き、景気後退期真っ只中の3月9日に102.52円で10年物米国債利回りと同じ日に一番底を付けました。
たった18日間で下落相場は終焉し、全戻しとなるリバウンド相場へと入っていきました。
ただリバウンド後は3月25日に111.44円の二番天井を付けた後、安値を試しに9か月以上もジリ下げモードが続き、2021年1月5日に102.70円の二番底を付けたところでWボトムの形となり、その後上昇トレンドとなりました。
というわけで、コロナ禍の景気後退期における4つのチャートの値動きを比較してみましたが、米国債トレーダーが一番早く危機を察知したという感じでしたかね。
米国債利回りに連動するはずのドル円も、本来ならば米国債トレーダーと並んで一番最初に危機を回避できたはずですが、黒田前日銀総裁による大規模金融緩和からの円安トレンドが続いていましたので、楽観脳はなかなか払拭できなかったということでしょうかね!?
また、米国債の買いは利息を受け取れるのに対し、ドル円の売りは海外FX「XM Trading」の「KIWAMI極」口座などを除いて基本的にスワップ金利はマイナスとなり利払いが発生するため、出足に影響するんでしょうね。
米国債利回りが低下していく中でもドル円は2か月弱上昇し続けました。
現在の状況と非常に似ている気がしますが…。
暴落後のリバウンドも凄まじかったですね。
筆者はまもなく米国が景気後退(リセッション)に陥ると予想していますが、恐らく当時と同じような動きになるのではないでしょうかね。
WTI原油価格と10年物米国債利回りのチャートは4月既に一番天井を付けている気がします。
ドル円も4月に為替介入の影響で一番天井を付けていますが、これら2つのチャートから遅れること数か月後に二番天井を付けて、大きめのリバウンドを伴いながら下落トレンドへと移っていくのではないでしょうか。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)