米国雇用統計は堅調でドル円は152円台へ!来週のFX外国為替相場予想(2024年4月1日~)
今週のドル円相場は152円に一歩届かず、週間ではほぼ横ばいの陰線となりました。
注目の米国PCE(個人消費支出)価格指数は、総合PCE前月比では+0.33%と僅かに市場予想の+0.4%を下回ったものの、前年同月比やコアPCEでは市場予想通りの結果でした。
その他、耐久財受注、S&P/ ケース・シラー住宅価格指数、米国第4四半期GDP確報値、ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、中古住宅販売仮契約数、新規失業保険申請件数なども好結果で、先週指摘した通り米国経済指標は概ね良好でしたね。
また、3月のFOMCを終え、ウォラーFRB理事やアトランタ連銀ボスティック総裁らFOMCメンバーからタカ派寄りの発言がやはり飛び出しましたね。
ただ、日本政府・日銀による為替介入への警戒感から上値はやや重かった一週間でした。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):150.5 ー 153.0円
来週のドル円は週間で「上昇」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国雇用統計は堅調と予想。(ドル高円安要因
)
5日(金)に、3月分の米国雇用統計が発表されます。
前回2月分は、非農業部門雇用者数が市場予想を上回り、失業率、平均時給で悪化するというマチマチの結果となりました。
専門家や市場は雇用情勢に悲観的な見方を示していましたが、あまのじゃくの筆者としましては1、2月は悪天候などの影響で異常値が出やすかったのかなということでそれほど悲観していませんでした。
関連指標を見てみますと、週間で発表される新規失業保険申請件数は21万件前後の低位で推移しており、インディードの求人数を見ましても3月7日に底打ちし、やや上昇傾向となっています。(JOLTS求人指標は2月末のデータのため、悪化の可能性があります)
テック企業のレイオフ数もTrueUpのデータを見ますと、1月の45,067人、2月の22,560人から、3月は10,688人とたいぶ人員整理も落ち着いてきています。
よって、今回3月分は3部門とも回復傾向と考えられ、結果発表時ドル円は上昇すると予想します。
その他、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注視となります。
2つ目は、FOMCメンバーによるタカ派寄りの発言が出ると予想。(ドル高円安要因
)
来週も、パウエルFRB議長や各連銀の総裁による発言機会が多くあります。
今週同様にFOMCメンバーの中からタカ派寄りの発言が飛び出すと考えられ、ドル円は上昇すると予想します。
3つ目は、ISM景気指数は好結果と予想。(ドル高円安要因
)
来週は月初の重要指標週間となり、上記の雇用統計や雇用関連指標の他、3月分のISM製造業・非製造業景気指数の発表がそれぞれ1日(月)と3日(水)に予定されています。
先行指標となる製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)の速報値では、製造業は市場予想を上振れ、サービス業は下振れる結果となりました。
ここのところ相関性が薄れている感じもしますが、3月の米国指標が概ね好調だったことを考慮しますと、ISM製造業、非製造業ともに好結果が出るのではないかという気がします。
よって、指標発表時ドル円は上昇すると予想します。
4つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドのミッドバンドを上抜けし大きく上昇してきましたが、152.0円のキリ番や153円台に上昇してきた+2σがレジスタンス(上値抵抗線)となって伸び悩んでいる状態です。
先週、「ショート勢が頑張り過ぎずに、+2σを大きく超えてくるようなことがあれば、ここで一旦天井となる可能性は高そう」という話をしましたが、頑張りすぎてしまったので上げが甘く下りのターンへは入りにくいと思われます。
他方、週足では以前から指摘している通り、153円台後半に位置しているボリンジャーバンドの+2σを目指す流れが継続すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
今年の前半の前半、つまり第1四半期が終了し、来週からはいよいよ4月、第2四半期の始まりですね。
専門家や市場の間では2024年はドル安債券高ということで、昨年末は米国債が大いに買われ、ドルは大いに売られました。
あまのじゃくの筆者は、これに対し「軌道修正の前半」ということで真逆のドル高を予想し、そして今週このインフレ相場の最高値151.96円を付けました。
また、今週は2月分の米国PCEの発表もあり、総合PCEの前年同月比が2.5%となり、恐らく前回1月の2.4%が底で今後インフレ率は上昇していくと予想します。
コアPCEは5月が底と予想していましたが、もしかすると1か月早まって4月になるかもしれません。
というわけで、前半の後半、第2四半期も「軌道修正の前半」は継続し、ドル円は152円、153円と突入する可能性がありそうです。
問題は日本当局の介入ということになりそうですね。
他方、欧州では米国よりも金利先安観が醸成されつつあり、ユーロなどがドルに対して弱含む展開となっています。
この流れでドルは円に対しても強くなる可能性があります。
来週はユーロ圏CPIの発表があり要注目となりそうです。
日本では日銀短観や地域経済報告(さくらリポート)の発表が予定されていますが、10年物日本国債の利回りは0.7%台で安定推移しており、ドル円の値動きも限定的でしょう。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
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【ドル円日足チャート未来予想図】