米国CPIが上振れてドル円は大きく上昇!来週のFX外国為替相場予想(2024年1月8日~)
あけましておめでとうございます。
新年早々、能登半島地震や航空機事故と不幸な出来事が立て続けに起こりましたが、このブログではいつも通りドル円FX相場予想をしていきたいと思います。
今週のドル円相場は、元日に能登半島地震が発生したことにより、日銀の早期マイナス金利解除の芽がなくなったということで、2024年の幕開けはドル買い円売りが進みました。
また、3日(水)のISM製造業景気指数が市場予想を上振れたことや、12月FOMC議事録が市場が織り込んでいる「早期かつ大幅な利下げ」となる超ハト派の内容ではなかったこと、4日(木)のADP非農業部門雇用者数や新規失業保険申請件数の雇用関連指標が良かったこと、そして5日(金)には注目の米国雇用統計が好結果だったことで、雇用統計発表直後には、年初から約5円高となる145.97円まで上昇しました。
しかしながら、146円手前で失速すると、雇用統計の1時間半後に発表されたISM非製造業景気指数が市場予想を下振れたことなどにより、今度は高値から約2円落ちの143.80円まで急落しました。
ただ、下値での押し目買いは強く、そこから約1円反発する144.89円まで上昇し、最終的には144.59円でクローズしました。
昨年末に指摘した通り、ほぼ予想通りの展開で、市場の織り込みが軌道修正される1週間となりましたね。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):144.0 ー 147.0円
来週のドル円は週間で「大きく上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIは市場予想とほぼ一致するもコアで上振れと予想。(ドル高円安要因
)
11日(木)に12月分米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国CPIの予測値は総合CPI前月比で上振れ、コアCPI前年同月比でも上振れの可能性がありそうです。
筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、総合CPI前月比で市場予想の0.2%が出るようですと、前年同月比で3.2%となり、下振れそうな感じがします。
他方、コアCPIでは、前月比が市場予想の0.3%が出るようですと、前年同月比で3.9%となり、上振れそうです。
筆者の予想としましては、Inflation Nowcastingの予測値通り、コアCPI前月比0.3%、前年同月比3.9%となって、指標発表時ドル円は上昇するとしておきます。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.2(0.3) | 3.3(3.2) | 0.3(0.2) | 3.8 |
| Inflation Nowcasting | 0.30 |
3.32 | 0.33 | 3.93 |
| 筆者予想 | 0.2 | 3.19 |
0.2 | 3.79 |
| 0.3 | 3.29 | 0.3 | 3.89 |
|
2つ目は、FOMCメンバーのややタカ派寄りの発言が飛び出すと予想。(ドル高円安要因
)
来週は、8日(月)にアトランタ連銀ボスティック総裁、10日(水)にニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁の講演が予定されています。
ボスティック総裁は先日「来年は2回の利下げを見込み、第3四半期開始の可能性が高い。」と発言し、ウィリアムズ総裁は「現在、利下げについて全く協議していない。3月利下げについて考えるのは時期尚早。必要なら再利上げの用意が必要。」と述べるなど、市場の超ハト派の織り込みとはかなりの温度差があります。
よって、2人のややタカ派寄りの発言によりドル円は上昇すると予想します。
3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、先週指摘した通り、200日線やボリンジャーバンドのミッドバンドへ向けて上昇に転じ、さらにミッドバンドを抜けて145.9円近辺にあった+2σまで一気に上昇してきました。
そして、その+2σがレジスタンス(上値抵抗線)となり、頭を抑えられた形となっています。
上値での売り圧力は強そうですが、一目均衡表の雲の攻防に向けて、+2σをオーバーシュートしながら上昇してくると予想します。
他方、週足では先週指摘していた通り、ボリンジャーバンドの-2σや、キリ番の140.0円、139.57円にある一目均衡表の雲上限がサポートとなって、反発局面に入ってきました。
しかしながら、147.3円付近にあるボリンジャーバンドのミッドバンドがレジスタンスとして働きそうで、上値の重い展開が当面続きそうですが、やがてこのラインを突破してくると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
新年早くもドル高円安の流れとなってきました。
米国雇用統計もやはり堅調でしたね。
平均時給では自動車産業のストで勝ち取った賃上げが反映された形となっており、この分自動車価格に転嫁されていくことや他の企業への賃上げ圧力につながる懸念があります。
労働参加率も下がり、労働力人口の絶対数も減少しており、労働市場の逼迫感はまだ続きそうです。
また、難民ウェルカムとしていたニューヨークのアダムス市長(民主党)が、テキサス州のアボット知事(共和党)の指示で難民をニューヨークへ送り込んでいたバス会社を訴える、なんてことも起きています。
さて、来週はPCE(個人消費支出)に関してコラムを書こうと思っていますのでお楽しみに!
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】