上下動も抵抗線が機能してレンジ相場!来週のFX外国為替相場予想(2023年11月27日~)
今週のドル円相場は、先週からのやや悲観的な流れを引き継ぎ、21日(火)には先週末の終値から2円以上も下げる147.15円まで下落しました。
ただ、下値では押し目買い意欲も強く、FOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録公表も控えていることから徐々にドル円は買い戻され、22日(水)の失業保険申請件数やミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を上振れたことにより騰勢を強め、週間での高値149.74円と150円に迫る上昇を見せました。
その後は、米国の感謝祭など日米で祝日となるため閑散相場となり、24日(金)の米国PMI(購買管理者景気指数)もサービス業で上振れ、製造業で下振れとマチマチな結果となったため動意付くこともなく、ほぼ149円台半ばで推移し、結局は今週の始値とほぼ変わらずの149.40円で引けました。
やはり先週指摘した通り、今週は一目均衡表の雲上限の攻防となり、予想以上に雲深く入り込みましたが、最終的には雲上限よりも高い位置まで押し戻される格好となり、ドル円は行って来いとなりましたね。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.0 ー 150.5円
来週のドル円は週間で「やや下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEは市場予想とほぼ一致と予想。
来週30日(木)に、10月分の米国PCE(個人消費支出)価格指数が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国PCEの予測値は市場予想とほぼ一致しています。
ただ、コアPCEが小数第二位の四捨五入の関係でどうなるかという感じで、若干上振れる可能性もありそうです。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」も、市場予想やInflation Nowcasting とほぼ一致しており、結果発表時のドル円の値動きは限定的になると予想します。
ただ、今月既に発表のあったCPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)が市場予想を下振れていたこともあり、市場はハト派寄りに傾斜しているため、もし市場予想を上振れた場合は、ドル円は大きく上昇する可能性もありそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.1 | 3.1 | 0.2 | 3.5 |
| Inflation Nowcasting | 0.11 | 3.09 | 0.22 | 3.55 |
| 筆者予想 | 0.1 | 3.08 | 0.2 | 3.53 |
2つ目は、ISM製造業景気指数は市場予想を下振れると予想。(ドル安円高要因
)
12月1日(金)に、ISM製造業景気指数が発表されます。
先行指標である製造業PMIが市場予想を下振れていたこともあり、ISM製造業景気指数も下振れると予想します。
やはり、自動車産業でのストの影響が表れていると思われます。
その他の米国経済指標では、建築許可件数、新築住宅販売戸数、S&P/ ケース・シラー住宅価格指数、 中古住宅販売仮契約件数などの住宅関連指標や、 消費者信頼感指数、第3四半期GDP改定値、地区連銀経済報告(ベージュブック)、そして最近よく動意付く失業保険申請件数など重要指標も多く、全体的にやや悪化傾向なのではないかと予想します。
3つ目は、テクニカル分析ではレンジ相場と予想。
ドル円日足チャートを見ますと、148円台後半にある一目均衡表の雲上限や148.2円付近にあるボリンジャーバンドの-2σを大きく割り込んだ後、再び雲上限より高い位置まで押し返される形となっています。
ただ、節目の150.0円や150.2円付近にあるボリンジャーバンドのミッドバンドがレジスタンス(上値抵抗線)として機能しており、何か買い材料が出ないことには上値はやや重そうです。
一方、下値でも一目均衡表の雲上限やボリンジャーバンドの-2σがサポート(下値支持線)として働きそうで、来週はこの近辺でのレンジ相場になると予想します。
他方、週足ではMACDなどでデッドクロスを形成し、下りのターンへと入ってきましたが、ちょうど147.0円辺りあるボリンジャーバンドのミッドバンドでサポートされ、反発した形となっています。
再びミッドバンドの攻防となり、今度はこのラインを抜けて行き、-2σへ向かって下降していくと予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
ちょうど先週、「いつ暴落が来てもおかしくない状態で、ちょっと危険かも」と指摘した途端、2円以上の急落から今週は始まりましたね(笑)
来週は、パウエルFRB議長を含めFOMCメンバーの発言機会が多くあり、12月FOMC、そして来年以降のFOMCに向けて、どういう考えでいるのかを探る週となりそうです。
その他、米国債の入札もあり、レンジながらも上下に激しく動く可能性もありそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】