ドル円は米国経済指標の悪化でやや下方向、一目均衡表の雲上限の攻防へ!来週のFX外国為替相場予想(2023年11月20日~)
今週のドル円相場は、14日(火)に注目の米国CPI(消費者物価指数)の発表がありましたが、市場予想を下振れたことにより、昨年の高値151.94円や152円を目指すかのような先週からの上昇相場が一変し、逆に節目の150円割れに迫る150.15円まで急落しました。
翌15日(水)の小売売上高は前月比でマイナスとなったものの、市場予想を上振れたことにより再び大きく上昇することとなりましたが、16日(木)には、失業保険申請件数や鉱工業生産、NAHB住宅市場指数なども悪化したことで、米国経済に対する懸念も浮上し市場心理もやや悲観的になり、17日(金)には149.18円の直近安値水準まで急落することとなりました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):148.5 ー 150.5円
来週のドル円は週間で「ほぼ変わらず」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、FOMC議事録はややハト派寄りと予想。(ドル安円高要因
)
来週の21日(火)には、11月1日に結果が発表されたFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事録が公表されます。
この11月FOMCでは、政策金利は据え置かれ、会合後のパウエルFRB議長の会見では利上げに含みを持たせたもののトーンは抑えられた印象でややハト派寄りの会見でした。
当時は米国債の利回りが急騰していた時期でもあり、メンバーの多くは利回りの上昇が金融引き締め効果をもたらすと考えていたこともあり、議事録の内容もややハト派寄りになっているのではないかと予想します。
したがって、FOMC議事録公開時、ドル円は下落すると予想します。
2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化傾向と予想。(ドル安円高要因
)
来週は、景気先行指数、中古住宅販売件数、失業保険申請件数、 耐久財受注、 ミシガン大学消費者信頼感指数、 製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)など米国経済指標の発表があります。
今週は指標の結果に大きく動意付いたので、来週もこの傾向が続くと思われます。
今週発表のあった11月分の指標では、ニューヨーク連銀製造業景気指数やフィラデルフィア連銀製造業景気指数は市場予想を上回っていたので、同じ11月分の製造業PMIも上振れそうな気はします。
ただ、市場がやや悲観相場となってきているせいか、今週ドル円相場は上方向へは反応が鈍かったように思います。
よって、来週もたとえ結果がマチマチであっても、下方向へ動意付くケースの方が多いと思われ、ドル円は下落傾向と予想します。
3つ目は、テクニカル分析では行って来いと予想。
ドル円日足チャートを見ますと、ボリンジャーバンドの+2σに到達したところから下落し、MACDなどではデッドクロスとなり、ミッドバンドを割り込んで、148.8円辺りにある-2σに向かって下落している形となっています。
来週は-2σ、及び148円台半ばにある一目均衡表の雲上限の攻防になると予想します。
他方、週足では先週指摘した通り、直近安値149.2円、そしてミッドバンドへ向かって下っていく流れとなっており、MACDなどでデッドクロスをして下りのターンへと入ってきました。
ミッドバンドは現在位置する146.8円辺りから上昇してきており、数週間後にはここでサポートされるか、或いは割り込むかということになりそうですね。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
やはり、先週指摘した通り、タカ派側へ前のめりになりすぎていたのでドル円は急落しましたね。
IMM通貨先物では、円の売り越しが130,249枚とかなりの枚数になっており、いつ暴落が来てもおかしくない状態で、ちょっと危険かもしれません。
コラムでは来年3月にもFRBは三たび利上げに追い込まれると、市場や専門家と真逆のあまのじゃくらしい大胆な予想をしてみましたが、米国債の利回りがこのまま下がっていくようだと、あながち外れるとも言えないかもしれませんね(笑)
難しい相場がやってきそうです。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】