米国CPIでドル円は150円へ!来週のFX外国為替相場予想(2023年9月11日~)
今週のドル円相場は、先週からのドル買いの流れを引き継ぎ、5日(火)には年初来高値の147.37円を上抜けてさらに加速し、147.79円まで上昇しました。
しかしながら、日足ボリンジャーバンドの+2σなどがレジスタンスとして働き、また日本当局者の口先介入により、週末の8日(金)には146.58円まで急落する場面も見られました。
が、口先介入で米国のインフレや金融政策が変わるわけもなく、すぐに切り返し、逆に147.86円の週間高値まで大きく反発することとなりました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):147.0 ー 150.0円
来週のドル円は週間で「やや上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIの上振れを予想。(ドル高円安要因
)
13日(水)には、最注目の8月分の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcastingを見てみますと、米国CPIの予測値は市場予想よりもかなり高めとなっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」も、前月比で総合が0.5%、コアで0.2%が出るようですと市場予想と完全に一致し、それよりも高ければ上振れ、低ければ下振れと単純明快になっています。
やはり、Inflation Nowcastingの予測値を見る限り、下振れるよりかは上振れる可能性の方が高い気がします。
したがって、CPI結果発表時ドル円は急上昇すると予想します。
また、総合CPIが前月比で0.5%が出たとしても、インフレ率としては十分に高いので、年内の利上げ観測が高まりドル円も最終的には上昇してくると思われます。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.4~0.6 | 3.6 | 0.2(0.1) | 4.3 |
| Inflation Nowcasting | 0.79 |
3.82 |
0.38 |
4.46 |
| 筆者予想 | 0.4 | 3.47 |
0.1 | 4.20 |
| 0.5 | 3.57 | 0.2 | 4.31 | |
| 0.6 | 3.68 |
0.3 | 4.41 |
|
2つ目は、米国経済指標はまだ底堅いと予想。(ドル高円安要因
)
来週は上記のCPI以外にも翌14日(木)の8月分米国PPI(生産者物価指数)や小売売上高、15日(金)の9月分ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などの経済指標の発表があります。
8月分の米国経済指標では、既に発表のあった雇用統計やISM製造業・非製造業景気指数の結果が悪くなかったため、全体的に底堅いと予想します。
ただ、物価が再び上昇してきていることにより消費者心理は悪化してきていると思われ、ミシガン大学消費者信頼感指数は下振れる可能性もありそうです。
3つ目は、テクニカル分析ではやや上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、147.8円付近にあるボリンジャーバンドの+2σ近辺で停滞しており、先週指摘した通り、やはり下げが足りなかった分、ここから一気に上昇していくというような形にはなりませんでした。
来週も前半は小動きと思われますが、後半は変動が大きくなると思われ、ボリンジャーバンドの+2σを大きく超えて上昇した後に下げるか、或いは逆に大きく下げた後にリバウンドするかという形になると予想します。
他方、週足は上りのターンが続いている感じで、あとまだ4週くらいは上げ基調だと思われます。
ショート勢(売り方)が頑張っているせいで、逆に下がらない感じですね。
このままだと4週間以内には昨年の高値151.9円付近、或いは高値を更新するかもしれません。
まあ、全ては米国CPI、そして政府・日銀の介入次第ということになりそうですが。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
来週は、いよいよ米国CPIの発表です。
150円が射程距離に入ってきましたね。
一方で、介入警戒度もマックスとなってきました。
米国CPIの結果を受けてドル円が急上昇した場合は、恐らく1日様子を見て、さらに騰勢を強めるようなら介入という流れになるんじゃないかなと思います。
昨年10月の151.9円で介入した時は、黒田前日銀総裁の会見後、ドル円が暴騰した際に実施されました。
筆者はこのとき介入が来ると思っていたので、会見後すぐにロングポジションを手仕舞ったのですが、投機筋や専門家はかなり楽観していたので、介入効果は相応にあったように思います。
しかし、現在はそれなりに介入を警戒しているため、実弾が投下されたとしても一時的な急落で終わってしまう可能性がありそうです。
ただ、今回は介入が来る前に市場では利益確定の動きが出て、介入せずともいったん下げると予想します。
ちなみに、昨日の読売新聞のインタビューで植田日銀総裁は「持続的物価上昇に確信が持てれば、マイナス金利解除を含め色々な選択肢」と述べていますが、これも口先介入の一種でしょうか!?(笑)
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】