トランプ大統領の勝手な勝利宣言で早期撤収!?ドル円は下落!来週のFX相場予想(2026年3月9日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:155.0 ー 159.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては4つ。
1つ目は、米国CPIは市場予想とほぼ一致と予想。
11日(水)に2月分の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国CPIの予測値は総合CPIの前年同月比で市場予想を下振れる数値となっています。
筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、市場予想通り総合CPIの前月比が+0.3%、コアCPIの前月比が+0.2%となった場合、前年同月比はそれぞれ+2.5%と+2.5%になり、ともに市場予想と一致する数値になっています。
筆者の予想としましては、
①2月のWTI原油価格は、2日に1バレル61.14ドルの安値を付けた後は緩やかな上昇傾向となり、2月の全米全グレード平均ガソリン価格も1ガロン3.039ドル(前月:2.936ドル)と上昇した。
②2月分のISM製造業・非製造業価格指数では、製造業が70.5(市場予想:60.6、前月59.0)と大きく上振れ、非製造業が63.0(市場予想:68.3、前月:66.6)と下振れていた。
③比重の大きい住居費のインフレ率がタイムラグを伴って低下してきている。
などの理由から、概ね市場予想通りの数値が出るような気がします。
よって、結果は市場予想とほぼ一致し、指標発表時ドル円の値動きは限定的と予想します。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 2.5 | 0.2 | 2.5 |
| Inflation Nowcasting | 0.25 | 2.41 |
0.21 | 2.46 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.20 | 2.37 | 0.20 | 2.46 |
| 0.30 | 2.47 | 0.30 | 2.56 | |
2つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想をやや下振れると予想。(ドル安円高要因
)
13日(金)に1月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国PCEデフレーターの予測値は総合PCEの前月比と前年同月比、コアPCEの前月比と前年同月比の4項目全てで市場予想を下振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、市場予想通り総合PCEの前月比が+0.3%、コアPCEの前月比が+0.4%になった場合、前年同月比はそれぞれ+2.9%と+3.1%になり、ともに市場予想と一致する数値になっています。
筆者の予想としましても、既に発表のあった1月分の米国CPI(消費者物価指数)では総合CPIの前月比と前年同月比で市場予想を下振れており、PCEデフレーターでもやや弱めの結果になるような気がします。
よって、結果は市場予想をやや下振れ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
(同時刻には個人所得や個人支出の発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです)
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 2.9 | 0.4 | 3.1 |
| Inflation Nowcasting | 0.20 |
2.75 |
0.27 |
2.95 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.20 | 2.75 | 0.30 | 2.98 |
| 0.30 | 2.85 | 0.40 | 3.08 | |
3つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、3月分ではミシガン大学消費者信頼感指数速報値、2月分では消費者インフレーション期待、中古住宅販売戸数、財政収支、1月分では貿易収支、住宅着工件数、耐久財受注、JOLTS求人、週次ではADP雇用者数変化、新規失業保険申請件数、それ以外では第4四半期GDP改定値などがあります。
まずは3月分ミシガン大学消費者信頼感指数速報値ですが、中東情勢の悪化により原油価格が急上昇しているため、期待インフレ率が上昇し逆相関的に信頼感指数は悪化しているのではないでしょうか。
2月分消費者インフレーション期待は、イラン攻撃開始が2月末のため原油価格急上昇の影響を受けていないと思いますが、ガソリン価格の上昇や追加関税の影響でやや強めの結果が出るような気がします。
1月分住宅関連指標は天候の影響もあり、MBA住宅ローン購入指数も低迷していたため、全体的に弱めの結果になるような感じがします。
週次の雇用関連指標は、イラン情勢の悪化により相当悪影響を受けているのではないでしょうかね。
よって、米国経済指標は全体的に悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
4つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は週明け大きく上昇した後、一目均衡表の雲が垂れ下がる中、横滑りのような形で上抜け、週末金曜には158.08円まで上昇しました、
しかしながら、158.0円のキリ番や158.5円付近に位置するボリンジャーバンドの+2σがレジスタンス(上値抵抗線)となってやや下落し、157.74円でクローズしました。
来週は、ボリンジャーバンドの+2σや、RSIも61.2と買われすぎの水準70までは余裕があり、もう少し上値を試す余地はありそうですが、最終的には155.7円付近に位置する一目均衡表の雲や155.3円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドを目指す流れになると予想します。
他方で、週足でも引き続き156.0円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンドや152.9円付近に位置する-2σを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
【ドル円日足チャート未来予想図】

あとがき
米国・イスラエルによるイランへの攻撃が始まって1週間経ちました。
WTI原油価格は92.5円まで急上昇し、サンデー価格は96.1ドルの高値を付け、現在94.4ドルとやや下落しています。
有事のドル買いも見られましたが、原油ほどパニック買いの兆候は見られず、レートチェック水準を意識してかドル円は上値の重い展開が続いています。
また、米国経済指標では非農業部門雇用者数が-9.2万人と大きなマイナスになるなど雇用統計が悪化してました。
さて、来週も引き続きイラン情勢次第という展開になると思われます。
トランプ大統領は更なる大規模な攻撃を示唆していましたが、イランの石油貯蔵施設や淡水化プラントなど軍施設ではなくインフラへの攻撃も始めました。
他方で米軍側もイランの安価な自爆型ドローン「シャヘド」をその100倍以上高価なパトリオット・ミサイルなどで迎撃するという消耗戦を強いられており、経済的損失やミサイルの在庫枯渇問題も含めて深刻化しています。
イランの体制転換や完全降伏が望めない中、どこかでトランプ大統領は勝手な勝利宣言をして任務完了とし、中東地域から早めに撤収するのではという気がしますがどうでしょう!?
まあ勝手な憶測ですけどね(笑)
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)