いよいよ関税の応酬、貿易戦争へ!米国雇用統計も悪化でドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年3月31日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:145.0 ー 150.5円
週間では「大きく下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計は悪化と予想。(ドル安円高要因
)
4日(金)に3月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+13.9万人(前月:+15.1万人)、失業率が4.1%(前月:4.1%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.3%)、平均時給前年同月比が+4.0%(前月:+4.0%)と非農業部門雇用者数の伸びが鈍化する見通しとなっています。
それではまず、インディードの求人数を見てみます。
3月は緩やかながらもほぼ一本調子で減少しています。
次に新規失業保険申請件数を見てみます。
2月22日終了週が24.3万件とやや増加しましたが、その後3月は22.3~22.5万件とほぼ横ばいで推移しています。
2月はテック企業でのレイオフの発表やチャレンジャー人員削減数の急増があり、3月はその反動でレイオフはあまり進んでいないものの、新規採用は少ないといった感じではないでしょうか。
ただ、連邦政府職員の削減が前月あまり反映されてませんでしたので、今回その影響が出ると思われ、政府の雇用者数が大きく減少している可能性があります。
よって、結果は市場予想よりも悪化し、指標発表時ドル円は大きく下落すると予想します。
その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、ADP非農業部門雇用者数、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。
2つ目は、米国経済指標は悪化傾向と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の雇用関連を除く米国経済指標は、3月分ではISM製造業・非製造業景気指数、製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、2月分では製造業新規受注、貿易収支、建設支出などがあります。
その他、雇用統計後にパウエルFRB議長の講演、他のFOMCメンバーによる講演もあります。
まずは、ISM製造業・非製造業景気指数ですが、その先行指標となる製造業・サービス業PMI速報値では製造業が市場予想を下振れ、サービス業が上振れとなりました。
製造業は駆け込み需要があったもののモノへの個人消費は低迷しており、やはり弱さが目立ちます。
サービス業では冬の悪天候からの回復で消費が活発になったようです。
ISMでもPMIと同じような結果になると思われますが、消費者だけでなく企業のセンチメントも悪化してきており、やはり全体的に弱めに出るのではないでしょうかね。
ISM発表の15分前にはPMI確報値が発表されますので要注目となりそうです。
よって、特需や天候の影響で需要は押し上げられている可能性もありそうですが、3月分の経済指標も引き続き悪化傾向と思われ、トランプ関税による市場心理の悪化も重なり、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、MACDなどでゴールデンクロスを形成した後、ボリンジャーバンドのミッドバンドも上抜けて上昇しましたが、151円付近にあった+2σや151円のキリ番などのレジスタンス(上値抵抗線)により金曜日には大きく反落する形となっています。
来週はミッドバンドの攻防から下抜けし、147円付近に位置する-2σに向けてドル円は下落していくと予想します。
他方、週足では一目均衡表の雲の攻防からいったんは雲上限を上抜ける場面も見られましたが、再び雲の中へと押し戻された形となっています。
やはり、最終的には雲を下抜けし大きく下落すると予想します。
来週大きく下落するようですと、いったん底になりそうな感じもしますが、買いが頑張りすぎてジリ下げの形ですと、もう少し下りのターンは続く可能性もありそうです。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
来週はいよいよ相互関税や自動車関税などトランプ追加関税が発効します。
また、それを受けての報復関税もカナダやEUなど幾つかの国や地域で発動される見込みです。
トランプ大統領は、「ディールは関税発効後」という発言もしており、とりあえず来週予定されている関税は延期されることなく実施されるのではないでしょうか。
これまでは関税=米金利上昇・ドル円上昇という方程式でしたが、案の定これが崩れてきている感じで、来週の市場の動きには要警戒となりそうですね。
また、来週は月初恒例の重要指標週間ですが、やはり週末の米国雇用統計とそれを受けてのパウエルFRB議長の講演に注目が集まりそうです。
日本側では日銀短観の発表がありますが、今回はトランプ関税が控えてますので、ややスルー気味に消化するのではないでしょうか。
来週はボラティリティが高まりそうですので注意が必要ですね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】