米国CPIは市場予想を上振れドル円は急反発!来週のFX外国為替相場予想(2024年3月11日~)
今週のドル円相場は、またまた暴落警報を出した途端、週の高値150.56円から約4円下の146.48円まで急落する展開となりました。
先週指摘した通り米国の雇用統計、ISM非製造業景気指数は予想通り弱く、2月分の経済指標は全体的に悪化してましたね。
他方で、いつもながらパウエルFRB議長が事実上の金融緩和をやってしまいました。
議会証言でハト派寄りの発言をしてしまい、米国債利回りとドル円は大きく下げました。
その他、日銀関連でマイナス金利解除に向けた前向きな言動もあり、10年物日本国債の利回りは0.7%付近で停滞し日米の金利差はほとんど縮まってはいないものの、ポジションが円売りに大きく傾いていたこともあり、仕掛け売りの材料になりましたね。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):146.0 ー 150.0円
来週のドル円は週間で「大きく上昇」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国CPIは市場予想を上振れると予想。(ドル高円安要因
)
12日(火)に2月分の米国CPI(消費者物価指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国CPIの予測値は市場コンセンサスと一致しています。
筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、総合CPI前月比で+0.4%が出るようですと前年同月比が+3.12%となるため、前月比で+0.5%に近い値が出るようですと前年同月比で+3.2%となり市場予想を上振れる可能性もありそうです。
筆者の予想としましても、タイムラグのある住居費や原油価格の上昇、雇用統計では平均時給前月比は僅か0.1%の上昇でしたが、レジャー・ホスピタリティ―部門では0.55%上昇しており、サービス価格もまだ堅調だと思われます。
また、今週発表のあった2月分の米国内新車販売もハイブリッド車を中心に売上は好調でCPIを押し上げていると考えられます。
よって、市場ではCPI鈍化への期待か、或いは加速への警戒かどちらが強いのか今の段階ではちょっとわかりませんが、結果自体は市場予想を上振れると思われ、結果発表時ドル円は上昇すると予想します。
| 総合CPI (%) | コアCPI (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.4 | 3.1 | 0.3 | 3.7 |
| Inflation Nowcasting | 0.43 | 3.12 | 0.32 | 3.70 |
| 筆者予想 | 0.4 | 3.12 | 0.3 | 3.70 |
| 0.5 | 3.23 | 0.4 | 3.80 | |
2つ目は、米国小売売上高は好結果と予想。(ドル高円安要因
)
14日(木)に2月分の米国小売売上高の発表があります。
上記でも述べたように米国内の新車販売は好調でした。
ガソリン価格も上昇して単価が上がっている関係、売上高も伸びていると考えられます。
また、1月分の個人所得も前月比+1.0%と大幅に伸びており、まだ個人消費は堅調だと思われます。
よって、結果は市場予想を上振れ、結果発表時ドル円は上昇すると予想します。
ただ、同時刻には米国PPI(生産者物価指数)や新規失業保険申請件数などの発表もあり、複雑な値動きになる可能性もありそうです。
3つ目は、テクニカル分析では上昇と予想。(ドル高円安要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、先週指摘した通り、ボリンジャーバンドのミッドバンドを割り込み、148円台前半に位置するボリンジャーバンドの-2σに向けて下落しました。
更に下げ材料が多く出たことで、-2σも突き抜け、146円台前半に位置する200日線や150.9円付近に位置する一目均衡表の上限がサポートされる形で、やや反発して終わっています。
RSIは34.5と売られ過ぎの水準である30まではまだ余裕があり、もう少し下げる余地もありそうです。
他方、週足では147.2円付近にあるボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防となっており、やはり上げが甘いように見えるので以前から指摘してきた通り、多少上下動しながらもボリンジャーバンドの+2σを目指す流れが継続すると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
さて、先週指摘した通り、今週のドル円は約4円も落ちる暴落相場となってしまいましたが、来週は上述の予想が当たるようなら逆に急反発する流れになるかもしれません。
日銀の金融政策を巡って、来週は日本のGDPや春闘の回答が注目されております。
筆者は日本の経済データを細かく追ってるわけではありませんので予想はちょっと難しいですが、海外勢を中心に日本の金利先高観がある感じですね。
ただ、日銀はマイナス金利解除後も緩和姿勢を継続すると思われ、前のめりの姿勢はまた踏み上げられることになると予想します。
来週もボラティリティーに注意といった感じでしょうかね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】