来週のFX外国為替相場予想(2023年8月21日~ ドル円)パウエルFRB議長講演で急落
今週のドル円相場は、予想通り良好な米国小売売上高の結果とタカ派寄りなFOMC議事録を受けて、先週1㍉届かなかった145.0円、そして直近高値の145.06円や146.0円の節目も突破して、年初来高値となる146.56円まで上昇しました。
ただ、週末にかけては中国当局の人民元買いドル売り為替介入、中国不動産大手の碧桂園(カントリー・ガーデン)のデフォルト懸念や、恒大集団の連邦破産法15条の適用申請など中国絡みの報道で相場はリスクオフとなり、ドル円は144.92円まで145.0円を一時割り込む水準まで下落しました。
それでは来週の週間予想ですが、
予想レンジ(ドル円):144.0円 ー 146.0円
来週のドル円は週間で「やや下落」すると予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演はハト派寄りと予想。(ドル安円高要因
)
週末25日(金)には、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演があります。
注目度の高いイベントですが、基本的には7月FOMC(連邦公開市場委員会)後の会見からパウエルFRB議長の頭の中は変わってないと思います。
次回の9月FOMCまでには、PCE(個人消費支出)、雇用統計、CPI(消費者物価指数)と重要指標の発表がまだ残されていますので、データ次第ということを踏襲するでしょう。
しかしながら、市場は今週公開されたFOMC議事録がタカ派寄りだったのを確認しているため、やや警戒感を強めドル円は強含みそうな気がします。
ただ、米国債の利回りは7月FOMCの時よりもかなり上昇していて金融は引き締まってきていますので、むしろハト派寄りの発言をする可能性の方が高いように思います。
よって、週末金曜日は行って来いで最終的には大きく下げると予想します。
2つ目は、米国経済指標はマチマチでレンジ内小動きと予想。
来週も製造業・サービス業のPMI(購買管理者景気指数)や住宅関連指標など重要な米国経済指標が発表されます。
サービス業は引き続き好調をキープしていると思われますが、製造業も底割れすることなく堅調に推移している感じがします。
自動車部門の供給問題が解消されたこともありますが、バイデン政権が打ち出したIRA法(インフレ抑制法)により、バッテリーを含めEV(電気自動車)関連の投資が好調なのではないでしょうかね!?
一方、住宅関連は高金利の影響で悪化傾向にあると思われます。
そして、週間で発表される新規失業保険申請件数が、やや上昇トレンドに入ってくるかなという感じがします。
全体的に良悪入り交じりの結果になると思われ、週末にはパウエルFRB議長の講演も控えていることからレンジ内で上下動するのではないかと思われます。
3つ目は、テクニカル分析ではやや下落すると予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、2日陰線が続き、このままMACDなどでデッドクロスをして下りのターンへ入っていきそうな形はしていますが、やはりショート勢(売り方)が頑張りすぎて、上げがもう一息足りなかったように感じます。
したがって、下値では押し目買いが入り底堅く推移すると予想します。
143円台後半に位置するボリンジャーバンドのミッドバンド辺りが強いサポートとなりそうですが、週末のパウエルFRB議長の講演でどうなるかといった感じでしょうかね!?
他方、週足も予想通り直近高値145.06円を超えていく流れとなり、147円付近にあるボリンジャーバンドの+2σがレジスタンスとして機能し上髭をつけた格好となりましたが、日足と同様に下りのターンへと入っていく感じではなく、底堅く推移するのではないかと思われます。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
来週は週末のジャクソンホールでのパウエルFRB議長次第という感じでしょうか!?
植田日銀総裁も発言機会があるようでしたら、円も動意付くかもしれませんので要注意ですね。
それにしても、日本の政府・日銀は思ったほど口先介入もなく、逼迫感があるようには感じられませんでした。
米国の利上げも最終局面で、もはやドル円は急上昇することはないだろうと高を括ってるのかもしれませんね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】
