進次郎氏優勢で円は買い戻されドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年9月22日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:145.0 ー 148.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想をやや上振れると予想。(ドル高円安要因
)
26日(金)に8月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国PCEデフレーターの予測値は総合PCEの前年同月比とコアPCEの前年同月比および前月比で市場予想を上振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、市場予想通り総合PCEとコアPCEの前月比が+0.3%と+0.2%になった場合、前年同月比はそれぞれ+2.8%と+2.9%になり、総合PCEの前年同月比で市場予想を上振れます。
筆者の予想としましても、既に発表のあった8月分の米国CPI(消費者物価指数)では、総合CPIの前月比が+0.4%と市場予想を上振れており、またInflation Nowcasting の予測値も上振れていることから、PCEデフレーターでもやや強めの結果になるような気がします。
ただ、CPIの結果ではCPIでの比重が大きい住居費が強く、PCEでの比重が大きいヘルスケアが弱かったため、CPIほど強めの結果にはならないと思われます。
よって、結果は市場予想をやや上振れ、指標発表時ドル円は上昇すると予想します。
また、同時刻には個人所得や個人支出の発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.3 | 2.7 | 0.2 | 2.9 |
| Inflation Nowcasting | 0.32 | 2.79 |
0.28 |
2.99 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.20 | 2.67 | 0.20 | 2.91 |
| 0.30 | 2.78 |
0.30 | 3.01 | |
2つ目は、米国経済指標は全体的にやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、9月分で製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)速報値、ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、8月分では新築住宅販売戸数、中古住宅販売戸数、耐久財受注、週次では新規失業保険申請件数、第2四半期ではGDP確報値、経常収支などがあります。
その他、2年、5年、7年債と2年変動利付債の米国債入札やFOMCメンバーによる講演など発言機会も多くあります。
まずは製造業・サービス業PMIですが、市場予想は製造業で51.8(前月:53.0)、サービス業が53.8(前月:54.5)となっており、ともに前月から低下する見通しとなっています。
先行指標となるニューヨーク連銀製造業景気指数とフィラデルフィア連銀製造業景気指数では、前者が市場予想を下振れて-8.70、後者が上振れて23.2と対照的な結果となっています。
ただ製造業全体としてみれば、一部強いセクターもありますが、雇用者数も減少傾向にあり、まだまだ弱いのではないでしょうかね。
サービス業も夏の旅行需要は強かったように思いますが、関税の影響が波及してきている感じで、ヘルスケア部門の求人も含め減少してきており、弱めに出るのではないでしょうかね。
住宅関連はローン金利が徐々に下がってきており、緩やかな回復が見られます。
ただ低水準での推移となっており、ほぼ市場予想の範囲内で収まるのではないでしょうかね。
ミシガン大学消費者信頼感指数は速報段階では市場予想から大きく下振れていました。
消費者マインドは相当弱い感じですね。
新規失業保険申請件数は前週26.3万件へと急増しましたが、不正申請があったようで、実際にはそこまで悪化していないようです。
「レイオフ・解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態が継続していますが、少しずつレイオフ・解雇は増えてきている感じがします。
よって、米国経済指標は全体的にやや悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析ではやや下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は146.6円に位置する一目均衡表の雲下限や146.4円付近に位置するボリンジャーバンドの-2σを大きく割り込み、145.8円まで急落する場面が見られました。
しかしながら、今度はこれらがサポートとなって急上昇を果たし、MACDなどではゴールデンクロスも形成して、週末金曜には147.8円に位置する雲上限を超えて148.28円まで上値を伸ばしました。
そして最終的には雲を上抜ける位置147.95円でクローズしました。
来週は148.5円付近に位置するボリンジャーバンドの+2σやほぼ同位置にある200日線へアタックする場面もあるかもしれませんが、上値は重いと思われ、引き続き一目均衡表の雲の攻防となり、最終的には下抜けしていくと予想します。
他方、週足ではボリンジャーバンドの+2σとミッドバンドの間での狭いレンジで推移していますが、-2σへ向かって下落していくと予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
今週は日米で金融政策決定会合があり、米国では利下げ街道へと再び戻ってきました。
しかしながら、これもまた1年前の利下げ局面と同じように長期債の利回りは逆に上昇しました。
以前から述べているように米国債は、インフレ再燃や財政悪化への懸念などから長期のものほど買われにくくなっています。
そして米株はといいますと、一部ではFOMCをキッカケに売られるのではないかという憶測もありましたが、史上最高値を更新し続けています。
株が史上最高値で利下げする必要はあるのかと少々疑問に思うところですが、これまた米国債の利回りが上昇してくれたおかげで景気を抑制する働きとなり、インフレ再燃の芽は一先ず潰えたかなという気がします。
所得上位10%の富裕層が個人消費の半分近くを占めて、さらにその割合は上昇しているというデータもあり、やはり株高は景気を下支えしインフレを誘発しそうです。
さて、来週は日本側での動き、特に自民党総裁選に関するイベントでドル円は大きく動きそうです。
市場では高市トレードで日本国債や日本円を売る動きを示していましたので、昨年の石破氏勝利の時のようにこれが反転する可能性があります。
本日の日テレの党員・党友調査では小泉氏の支持率がトップという結果が出てました。
週明けの月曜からドル円は大きく売られる可能性があるかもしれません。
ただ、小泉氏は経験が浅いだけに演説や討論会でこれがひっくり返ることもあり得ますので、来週は総裁選絡みのイベントは要注目ですね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】 