イラン情勢の緩和と米国雇用統計の悪化でドル円は下落!来週のFX相場予想(2026年3月2日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:153.0 ー 156.5円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計はやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
6日(金)に2月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+6.0万人(前月:+13.0万人)、失業率が4.3%(前月:4.3%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.4%)、平均時給前年同月比が+3.6%(前月:+3.7%)と、非農業部門雇用者数の伸びは小さくなり、平均時給の前月比と前年同月比は低下、失業率は変わらずの見通しとなっています。
それではまず、インディードの求人数を見てみます。
2月は5日を底に低水準でほぼ横ばいの推移となっています。
新規失業保険申請件数を見てみます。
2月は22.9→20.8→21.2万件と小動きながらも減少傾向となっていました。
継続件数も186.4→183.3万件と減少していました。
ADP雇用者数変化を見てみます。
2月は6.50→10.30→12.80千人と増加傾向となっていました。
というわけで、非農業部門雇用者数は、前回の反動や天候の問題もありそうですが、割と底堅く推移しているような気がします。
ただ、市場予想が少し高いような感じがします。
また、毎度のごとく非農業部門雇用者数の前月分と前々月分が下方修正されるのではないでしょうか。
失業率も堅調そうに思えますが、アマゾンが1.6万人のレイオフを発表するなど1月分のチャレンジャー人員削減数は大幅に増加していましたので、悪化しているような気がします。
よって、結果は市場予想よりもやや悪化していると思われ、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、ISM製造業・非製造業雇用指数、チャレンジャー人員削減数、ADP非農業部門雇用者数、ADP雇用者数変化、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。
2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、2月分ではISM製造業・非製造業景気指数、S&P製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)確報値、1月分では小売売上高、輸出入物価指数、貿易収支、製造業新規受注、それ以外ではベージュブック(米地区連銀経済報告)、などがあります。
その他、FOMCメンバーによる講演など多くの発言機会もあります。
まずは2月分ISM製造業・非製造業景気指数ですが、市場予想は製造業が51.7(前月:52.6)、非製造業が53.5(前月:53.8)と共に低下する見込みとなっています。
先行指標となる2月分S&P製造業・サービス業PMI速報値では、製造業が51.2(市場予想:52.4、前月:52.4)、サービス業が52.3(市場予想:53.0、前月:52.7)と共に市場予想と前月を下振れていました。
天候の影響や新たな関税による不確実性など再び設備投資や新規受注、雇用など鈍っている感じがしますので、当指標も下振れるのではないでしょうかね。
1月分小売売上高は、市場予想が-0.3(前月:0.0)とマイナス圏へ低下、コア指数が0.0(前月:0.0)と変わらずの見込みとなっています。
CPIにも需要の弱さが表れているように自動車や家具など耐久財への支出が弱く、低中所得者層の消費余力がなくなってきている感じですので、弱い結果になるような気がします。
ベージュブックは、関税等によるインフレを警戒しつつも、イラン情勢など地政学的リスクや新たな関税による不透明感から景気の見通しを引き下げてるのではないでしょうかね。
よって、米国経済指標は全体的に悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析ではやや下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円はボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防から上抜けし、水曜には156.12円に位置していた一目均衡表の雲下限も上抜けて156.81円まで上昇し、雲に突入しました。
しかしながら、この一目均衡表の雲や157.0円のキリ番がレジスタンス(上値抵抗線)となり、週末金曜には155.53円まで下落し、やや下髭をつけるも雲下方の陰線となる156.0円でクローズしました。
来週は一目均衡表の雲上抜けか、或いはボリンジャーバンドのミッドバンドの下抜けかという攻防になりそうですが、後者になると予想します。
他方で、週足でも引き続き152.5円付近に位置するボリンジャーバンドの-2σや149.22円に位置する一目均衡表の雲上限を目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
【ドル円日足チャート未来予想図】

あとがき
今週末土曜の現地時間朝方、遂に米国・イスラエルによるイランへの攻撃が始まってしまいましたね。
現時点でも激しい戦闘が繰り広げられているようです。
しかしながら、最高指導者ハメネイ師や多くの軍・政権幹部が死亡したことで、週末も開いている金融市場では、原油やドル円などのサンデー価格は下落しています。
週明けの値動きも比較的落ち着いたスタートになると思われます。
ホルムズ海峡に機雷が撒かれたという情報もありますが、米・イスラエル軍は沿岸のイラン海軍基地の多くを破壊しており、また水中ドローンによる捜索・掃海作業も進んでいるようですので、ホルムズ海峡の封鎖は限定的になるのではないでしょうかね。
というわけで、圧倒的な軍事力の差を見せつけているわけですが、イランも反撃しており、ミサイルが尽きるまでの1週間くらいは戦争が続くかもしれませんね。
もうしばらくはイラン情勢に注視でしょうか。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)