トランプ関税判決出るか!?テクニカル的にも更に深堀りしドル円は下落!来週のFX相場予想(2026年2月16日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:149.5 ー 153.5円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想をやや下振れると予想。(ドル安円高要因
)
20日(金)に12月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、米国PCEデフレーターの予測値は総合PCEの前月比と前年同月比、コアPCEの前月比と前年同月比の4項目全てで市場予想を下振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、市場予想通り総合PCEの前月比が+0.4%、コアPCEの前月比が+0.3%になった場合、前年同月比はそれぞれ+2.9%と+2.9%になり、コアPCEの前年同月比で市場予想を下振れます。
筆者の予想としましても、既に発表のあった12月分の米国CPI(消費者物価指数)ではコア指数が市場予想を下振れており、PCEデフレーターでもやや弱めの結果になるような気がします。
よって、結果は市場予想をやや下振れ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
(同時刻には個人所得や個人支出の発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです)
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.4 (0.3) | 2.9 (2.8) | 0.3 (0.4) | 3.0 (2.9) |
| Inflation Nowcasting | 0.26 |
2.76 |
0.23 |
2.84 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.30 | 2.80 | 0.20 | 2.8 |
| 0.40 | 2.90 | 0.30 | 2.91 |
|
2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、2月分ではニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、S&P製造業・サービス業PMI(購買管理者景気指数)速報値、NAHB住宅市場指数、ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、1月分では鉱工業生産、中古住宅販売成約指数、12月分では耐久財受注、住宅着工件数、貿易収支、新築住宅販売戸数、週次ではADP雇用者数変化、新規失業保険申請件数、それ以外ではFOMC議事録、第4四半期GDP速報値などがあります。
その他、FOMCメンバーによる講演や、20年債と30年インフレ連動債で総額250億ドル分の米国債入札もあります。
まずは第4四半期GDPですが、市場予想は2.8%(前期:4.4%)と低下する見込みとなっています。
GDPNowを見てみますと、今のところ3.7%と市場予想を上振れる数値となっています。
ただ、今期は更新のたびに低下しており、来週もうあと2回更新予定となっていますので、直前の改定値に注視する必要がありそうです。
2月分製造業・サービス業PMIは、市場予想が製造業で52.1(前月:52.4)、サービス業で52.8(前月:52.7)となっています。
1月分では製造業が前月の51.8から上昇、サービス業も52.5から上昇と底堅く推移していました。
製造業はトランプ減税策の1つ「減価償却費を100%計上できる税制優遇」により、1月の新年度から設備投資が活況と思われ、堅調に推移しているのではという気がします。
ただ、多くの1月分の指標が寒波の影響で悪化しており、当該指標も下振れそうな感じはしますので、先に発表となるニューヨーク・フィラデルフィア連銀製造業景気指数を注意して見ておく必要がありそうです。
2月分ミシガン大学消費者信頼感指数確報値は、市場予想が速報値と変わらずで57.3となっています。
速報値では市場予想の55.0、前月の56.4をともに上振れていました。
同類の消費者信頼感指数は、1月分ですが84.5(市場予想:90.6、前月:94.2)と逆に大きく下振れていましたので、当指標も下振れそうな感じがします。
住宅関連指標では、1月分中古住宅販売戸数が大きく下振れており、やはり寒波の影響もあって弱い結果になるのではないでしょうか。
週次の雇用関連指標も緩やかですが悪化してきている感じです。
雇用統計では雇用者数の伸びは大きくなりましたが、医療・福祉や建設部門に偏っており、その他の部門は脆弱でした。
FOMC議事録は、特別サプライズ的なことはないと思いますので、無風通過ではないでしょうか。
よって、季節要因もあり米国経済指標は全体的に悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は上窓を開けて始まった週明け月曜には157.65円まで上昇する場面も見られましたがすぐに下落基調となり、ボリンジャーバンドのミッドバンドや一目均衡表の雲を下抜け、MACDなどでもデッドクロスを形成し、木曜には直近安値の152.08円や152.0円付近に位置していたボリンジャーバンドの-2σに迫る152.26円まで急落することとなりました。
週末金曜も上値は重く、ほぼ安値引けとなる152.62円でクローズし、5営業日連続の陰線となりました。
RSIは35.7と売られすぎの水準30まではまだもう少し距離があり、来週も引き続き150円台に低下してくると思われるボリンジャーバンドの-2σを目指して下落する流れになると予想します。
他方で、週足でも引き続き150.6円付近に位置するボリンジャーバンドの-2σや149.22円に位置する一目均衡表の雲上限を目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
【ドル円日足チャート未来予想図】 
あとがき
衆議院選挙の与党圧勝を受けて始まった1週間でしたが、大方の専門家の予想に反してドル円は急落することとなりました。
米国小売売上高やCPI、中古住宅販売戸数など経済指標が市場予想を下振れ、雇用統計は好結果となったものの年次改定では-86.2万人と大きく下方修正され、米株や米国債利回り、ビッドコインなども下げるリスクオフ相場となりました。
やはり、なんだかんだ言ってもドル円は米国次第ということでしょうかね。
さて、来週は第4四半期米国GDPに注目が集まることとなりそうです。
第4四半期は株価が結構乱高下しましたので、個人消費を引っ張ってきた富裕層の消費支出がどう出るのかという感じでしょうか。
それからGDP発表日と同じ20日になりますが、最高裁が冬季休廷に入り忘れ去られていますけれども、トランプ関税の判決が下される可能性がありますので要注視となりそうです。
日本側では、特別国会が招集されますので高市総理の施政方針演説や、GDP、CPIなどの経済指標も注目です。
というわけで、来週もまだ深堀しそうな感じですので、要警戒といった感じでしょうかね。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)