FOMCパウエル議長の会見がハト派寄りとなりドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年9月15日~)

来週のFX相場予想

来週のFXドル円相場予想

予想レンジ:144.0 ー 148.0円

 

週間では「大きく下落」と予想します。
根拠としては3つ。

 

1つ目は、FOMCパウエル議長の会見はハト派寄りと予想。(ドル安円高要因 下降

17日(水)にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が公表されます。
CMEのFedWatchツールを見てみますと、今回9月FOMCでの0.25%ptの利下げ織り込み度は現時点で96.4%となっており、残りの3.6%が0.50%ptの利下げを織り込んでいる状況で利下げは確実視されています。
ちょうど1年前の2024年9月のFOMCでは市場予想が0.25%ptの利下げだったのに対し、0.50%ptの利下げを断行した経緯もあり、僅かながらその可能性も織り込まれています。

金利先物市場では今回の9月FOMCを含めて年内残り3回の会合で毎回の利下げを織り込んでおり、今回はFOMCメンバーによるSEP(経済見通し)の発表もあることから、特に年末時点での政策金利の見通しを示したドットプロットに注目が集まることになりそうです。

3か月前の6月FOMCでのドットプロットでは、
 0回利下げ(4.25-4.50%):7名
 1回利下げ(4.00-4.25%):2名
 2回利下げ(3.75-4.00%):8名
 3回利下げ(3.50-3.75%):2名
と、かなりタカ派寄りの見通しを示しており、現在市場が織り込んでいる3回の利下げを予想していたメンバーは僅か2名しかいませんでした。
今回の9月FOMCでの利下げはほぼ確実と思われ、0回予想のメンバー7名はハズレということになりそうです。
また、クーグラーFRB理事は8月に辞任しており、今回は後任のミラン氏が参加する可能性もありそうです。
そうなってきますと、より利下げを推進するハト派寄りの見通しになってきそうです。

しかしながら、前回6月FOMCで年内の利下げ回数を0回や1回の予想をしてた人が、いきなり今回の利下げ実施と「残り2回も利下げを予想」とするのは少し変化の幅が大きすぎるような気がします。
よって、ドットプロットの中央値は年内の利下げは残りあと「1回」に収まるのではないでしょうかね。
また、来年2026年の見通しも要注目となりそうです。

他方で、前回6月FOMCでは失業率の見通しを4.5%としていましたが、これを4.6%へ上方修正し、PCEデフレーターも関税や利下げの影響で、もしかすると上方修正してくる可能性もあるのではないでしょうかね。

よって、FOMCの結果はマチマチながらも市場予想ほどハト派寄りではないと受け止められ、ドル売りからのドル買い戻しになると予想します。

30分後のパウエルFRB議長の会見も要注視となりますが、会見ではむしろ雇用の悪化の方がクローズアップされドル売りになるのではないでしょうかね。

 

 

2つ目は、米国経済指標は全体的に悪化と予想。(ドル安円高要因 下降

来週発表予定の米国経済指標は、9月分では ニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀製造業景気指数、NAHB住宅市場指数、8月分では小売売上高、輸出入物価指数、鉱工業生産、住宅着工件数、景気先行指数、週次では新規失業保険申請件数などがあります。
その他、20年債と10年インフレ連動債(TIPS)の米国債入札もあります。

まずは小売売上高ですが、市場予想は総合の前月比が+0.2%(前月:+0.5%)、コアの前月比が+0.4%(前月:+0.3%)となっており、総合で鈍化、コアで加速という見通しになっています。
8月は旅行需要などサービス部門への支出は堅調に推移した感がありますが、小売売上高を構成する財部門への消費は弱いように感じます。
経済指標では雇用関連や消費者信頼感指数などが弱く、CPIでは新車・中古車ともに前月比でプラスとなっていましたが、その分販売台数が落ち込んでいました。
ただ、株価は堅調に推移していたため、この辺りが消費に好影響を与えている可能性もありそうです。

製造業関連も8月分のISM製造業景気指数が悪化してましたので、まだまだ低迷しているのではないでしょうかね。

住宅関連はローン金利の低下に伴って、僅かですが明るい兆しが見えてきている気がします。
ただ、新築住宅は過剰在庫を抱えていますので、着工件数はあまり伸びないのではないでしょうか。

新規失業保険申請件数は、今週26.3万件へと急増しました。
テキサス州とミシガン州で増加しており、エネルギー関連と自動車関連でレイオフ・解雇が増加したのではないでしょうかね。
継続申請件数も市場予想ほど悪化はしていないものの、高止まりしている状況が続いています。
「レイオフ・解雇も少ないが新規採用も少ない」といった状態が継続していますが、少しずつレイオフ・解雇は増えてきている感じがします。

よって、米国経済指標は全体的に悪化していると思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。

 

 

3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因 下降

ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円も148.6円付近に位置するボリンジャーバンドの+2σと146.5円付近に位置する-2σの間での狭いレンジ相場となりました。
火曜には-2σや一目均衡表の雲を一時的に下抜ける場面もありましたが、これらがサポートとなって押し戻され、ボリンジャーバンドのミッドバンド付近で推移し、一目均衡表の雲の中で彷徨っている状態です。
MACDではデッドクロスを形成しており、来週はボリンジャーバンドの-2σを割り込んで一目均衡表の雲を下抜けし、拡張する形で大きく下落すると予想します。

他方、週足ではボリンジャーバンドの+2σとミッドバンドの間での狭いレンジで推移していますが、-2σへ向かって下落していくと予想します。

したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。

 

 

あとがき

今週注目された米国CPIは総合の前月比で市場予想を上振れる結果となりましたが、同時刻に発表された新規失業保険申請件数が急増したため、ドルは軟調に推移しました。
その他、非農業部門雇用者数の年次改定も大きく下方修正されるなど、雇用関連指標の悪化が目立つようになってきました。
これらを受けて、来週の9月FOMCでは利下げでほぼ間違いないということですが、その利下げ幅や今後の見通しに注目が向かいそうです。
また、上昇を続けている米株はFOMCでいったん売られるのではないかという憶測もあり、米国債の利回りや株価の動向も要注視となりそうです。

日本側でも日銀金融政策決定会合がありますが現状維持が見込まれています。
市場では高市トレードにより利上げが遠のいたと見られていますが、さてどうでしょうか。

来週は日米の金融政策決定会合で、この狭いレンジをようやく打破してくれるでしょう。

 

 

ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

 

【ドル円日足チャート未来予想図】 
FOMCパウエル議長の会見がハト派寄りとなりドル円は大きく下落!来週のFX相場予想(2025年9月15日~)

Posted by ペッパー