米欧も貿易戦争激化!?テクニカル的にも-2σ、直近安値を目指す流れでドル円は下落!来週のFX相場予想(2025年5月26日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:140.0 ー 143.5円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国PCEデフレーターは市場予想を下振れると予想。(ドル安円高要因
)
30日(金)に4月分の米国PCEデフレーター(個人消費支出価格指数)が発表されます。
毎月恒例ですが、Inflation Nowcasting を見てみますと、総合PCEの前年同月比を除いて市場予想を上振れる数値となっています。
また、筆者が独自に計算した「前月比に応じた前年同月比の予測値」では、市場予想通り総合PCEとコアPCEの前月比がともに+0.1%となった場合、前年同月比はそれぞれ+2.1%と+2.5%になり、総合PCEの前年同月比が市場予想を下振れます。
筆者の予想としましては、既に発表のあった4月分の米国CPI(消費者物価指数)やPPI(生産者物価指数)では市場予想を下振れており、PCEデフレーターでも弱めの結果が出るような気がします。
よって、結果は市場予想を下振れ、指標発表時ドル円は下落すると予想します。
また、同時刻には個人所得や個人支出の発表もあり、これらの結果によって動意付くことも考えられますので要注意となりそうです。
| 総合PCE (%) | コアPCE (%) | |||
|---|---|---|---|---|
| 前月比 | 前年同月比 | 前月比 | 前年同月比 | |
| 市場予想 | 0.1 | 2.2 | 0.1 | 2.5 |
| Inflation Nowcasting | 0.19 |
2.23 | 0.21 |
2.60 |
| 前月比に応じた予測値 | 0.10 | 2.13 |
0.10 | 2.49 |
| 0.20 | 2.23 | 0.20 | 2.59 | |
2つ目は、米国経済指標はマチマチも上値は重いと予想。(ドル安円高要因
)
来週発表予定の米国経済指標は、5月分では消費者信頼感指数、ミシガン大学消費者信頼感指数確報値、4月分では耐久財受注、中古住宅販売成約指数、3月分ではS&P/ ケース・シラー住宅価格指数、週次の新規失業保険申請件数、第1四半期GDP改定値、FOMC議事録などがあります。
その他、パウエルFRB議長をはじめFOMCメンバーによる発言機会や、2年、5年、7年債と2年変動利付債の米国債入札もあります。
まず消費者信頼感指数ですが、その先行指標となるミシガン大学消費者信頼感指数速報値は市場予想を下振れており、消費者マインドはまだ悪化した状態にありそうです。
ただ、速報段階での調査は4月22日~5月13日の間に実施されており、米中間の関税大幅引き下げ前が多くを占めていて、速報値からは幾分改善していると思われ、市場予想ほど悪化してない可能性もありそうです。
また、その場合はミシガン大学消費者信頼感指数確報値に於いては期待インフレ率の方が逆相関的になって速報値から下振れるため、こちらに反応することも考えられます。
住宅関連指標では、今週発表のあった中古・新築住宅販売戸数に於いては、前者が市場予想を下振れ、後者は上振れる結果となっていました。
新築住宅では在庫が過剰となっており、値下げなどによる販売促進策が功を奏していますが、その分中古住宅が割を食っている感じがします。
住宅価格もZillow住宅価格指数では3月から前月比マイナスとなっており、弱めの数字になるのではという気がします。
失業保険申請件数も引き続き緩やかな上昇傾向、そして急増には要警戒といった感じではないでしょうかね。
その他、GDPも速報段階では-0.3%でしたので、改定値でマイナスを深掘りするのか、或いはプラスに転じるのかで大きく動意付きそうですので要注意でしょう。
よって、経済指標はマチマチながらも上値は重いと思われ、指標発表時ドル円は下落しやすいと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は先週指摘した通りMACDなどでデッドクロスを形成し、ボリンジャーバンドのミッドバンドの攻防戦となるもやはり下抜けを果たし、-2σに向けて大きく下げる展開となりました。
来週も同様の流れで、141.1円付近に位置する-2σへ向けて下落していくと思われますが、いったんはこの水準でサポートされる形で反発すると予想します。
ただ、週後半から再来週にかけては140円の大台、及び直近安値の139.88円や2024年9月の安値139.57円の攻防となり、最終的にはそれぞれの安値を割り込んでくると予想します。
他方、週足では底値からの反発局面となっていましたが、ボリンジャーバンドのミッドバンドや一目均衡表の雲下限がレジスタンス(上値抵抗線)となって反落し、大きな陰線となってクローズしました。
来週もしくは再来週くらいにもう1回くらい陽線を付けそうな感じはありそうですが、やはり最終的には日足と同様に直近安値や2024年9月の安値を割り込むと予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
あとがき
一難去ってまた一難という感じで、今度はEUに対して関税率50%の発動を仄めかしているトランプ大統領ですが、EU側も報復関税をチラつかせており、今度は米欧間で貿易戦争が始まりそうな雰囲気もあります。
その他、アップルやサムスンに対しても25%の関税を予告しており、日米間の交渉も合意が見通せないといった感じで先行き不透明感が漂っています。
来週も引き続き米欧を中心とした関税交渉の行方に左右される展開となりそうですね。
下手すると暴落する可能性もあり要警戒です。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)
【ドル円日足チャート未来予想図】