インフレが終われば雇用は悪化する→雇用は悪化してないのでインフレは終わってない(対偶)

物価・インフレ,コラム

「インフレが終われば雇用は悪化する」と言うことができるので、「雇用は悪化してないのでインフレは終わってない」と言うこともできます。
高校の数学の授業で習った逆・裏・対偶の”対偶”ってやつですね。

インフレとはインフレーションの略ですが辞書で調べると、「継続的に物やサービスの値段が上がり続けること」というようなことがだいたい書かれていると思います。

「値段が上がらなくなったら本当に雇用が悪化するの?」って疑問に思う人もいるかと思います。
日本のインフレは輸入品の価格が上がる形でのコストプッシュ型インフレが主な要因のため、あまりピンと来ないかもしれませんが、例えばコロナの流行初期にはマスクの需要が急増し価格が高騰したのを覚えていると思います。
その後、しばらくして中国でマスク製造に参入する会社が激増し供給量が増え、マスクの価格上昇は止まることとなりました。
その裏で中国では何が起きていたかと言うと…

❝中国のマスク業者「在庫100万枚以上…」 9割超が倒産危機 感染収束で大暴落(毎日新聞)❞

そう、今度は逆にマスクの供給過剰により、マスク製造業者の経営が悪化していたのです。
経営破綻となれば従業員全員職を失うことになり、マスク事業の縮小でも従業員は人員整理されてしまいます。
国を跨いだ話になってしまいましたが、インフレが終われば雇用は悪化するというわけです。

また、需要が供給に対し急増している状態のことを”ブーム”や”流行”などと言ったりしますが、これはインフレと同じような状況であると言えます。
ブームは、特定の物やサービスなどについて言うのに対し、インフレは社会全体で緩やかなブームが起きているような感じでしょうかね!?
昨今では、鶏のから揚げ店やタピオカ店、高級食パン店などが流行りましたが、ブームが去った後は淘汰され、生き残り競争に負けた店舗は大量閉鎖となってしまいました。
当然、各店舗で働いていた従業員は失業してしまい、ブーム(≒インフレ)が去れば雇用は悪化すると言うことができます。

アメリカでもコロナ禍に於いて巣ごもり需要が急増し、GAFAM(Google、Amazon、Facebook、Apple、Microsoft)などITテクノロジーを活用するテック企業の業績が好調でした。
そして、いわゆるコロナ特需が剥落した現在、ピークは過ぎた感じですがレイオフが進んでいます。
つまり、テック業界に於いては、”インフレが終わって雇用が悪化している状態”にあると言えます。

【米国テック企業レイオフ数】

米国テック企業レイオフ数

では、アメリカ全体で見た場合はどうでしょうか?
やはり、雇用はまだ悪化しているとは言えないでしょう。
つまり、雇用は悪化してないので、インフレは終わってないと言うことができると思います!

【米国失業率】

米国失業率

 

現在、パウエルFRB議長の議会証言でのタカ派発言で市場は右往左往していますが、今後の雇用指標に要注目です!

ちなみに、管理人ペッパーは経済金融の専門家でも何でもありません。信じるか信じないかはあなた次第!
ฅ(=^・^=)

Posted by ペッパー