海外FXの金融ライセンス
海外FX業者を選ぶ際に最も重要なことは安心安全なFX会社を選ぶということです。
いくらコストが安くても経営破綻や出金拒否などで投資した資金や稼いだ利益が戻ってこないんじゃ何の意味もありません。
そこで、海外FX会社を選ぶ際の目安の1つとして金融ライセンスが挙げられます。
金融ライセンスと言っても、与える国や組織によってライセンスの重みが違いますので、その辺りを詳しく見ていきたいと思います。
イギリス「Financial Conduct Authority」 ![]()
(FCA 金融行動監視機構)
イギリスFCAの金融ライセンスの取得は世界でトップクラスの難易度で、資本金、分別管理、顧客への補償、外部監査など厳しい規制があります。
その中には、万が一経営破綻して顧客の証拠金を返還できなくなった場合に最大で8.5万ポンドまでを補償する「Financial Services Compensation Scheme(FSCS 金融サービス補償制度)」への加入義務があります。
また、ライセンス取得後も経営状態や顧客資金の扱い、出金拒否などが行われていないかなど定期的な報告義務も課しており、問題があった場合はライセンスを剥奪することも可能です。
したがって、イギリスFCAのライセンスを取得している海外FX会社は、最も安全性が高いと言えるでしょう。
ただ、イギリスFCAのライセンスを取得するためにはレバレッジを20~30倍以内に抑えないといけないというレバレッジ規制があり、日本向けにハイレバレッジのサービスを提供する海外FX業者では取得できません。
しかしながら、同じ経営母体で日本以外の顧客向けにレバレッジを抑えたFX業者では取得している会社もあるため、安心安全なFX会社の目安にすると良いかもしれません。
【イギリスFCAのライセンス取得済みFX会社】
XM Trading、HFM、LAND-FX、FX Pro(何れも海外向け)
アメリカ「National Futures Association」 ![]()
(NFA 全米先物協会)
アメリカNFAの金融ライセンスは、アメリカ国内にある金融機関を対象としたライセンスです。
イギリスFCAと並んで世界でトップクラスの信頼性ですが、アメリカNFAは日本へのサービス提供を認めてませんので、日本在住の日本人にはほとんど関係ありません。
キプロス「Cyprus Securities and Exchange Commission」 ![]()
(CySEC キプロス証券取引委員会)
地中海に浮かぶ島国キプロスのCySECの金融ライセンスは、もともと規制の緩いものでしたが、2013年のギリシャショックで多くの業者や顧客が損失を被ることになり、2016年から規制が強化されました。
最大2万ユーロまで補償する「Investor Compensation Fund(ICF 投資家補償基金)」への加入、分別管理、ゼロカットシステムの導入、レバレッジ50倍規制、取引ボーナスの禁止、翌日までの出金など厳しい義務が課されています。
ただ、キプロスCySECもアメリカと同様に日本へのサービス提供を認めてませんので、日本在住の日本人にはほとんど関係ありません。
【キプロスCySECのライセンス取得済みFX会社】
XM Trading、iFOREX、FBS(何れも海外向け)
スイス「Swiss Financial Market Supervisory Authority」
(FINMA スイス金融市場監督局)
スイスFINMAの金融ライセンスも厳格な規制があり、世界でトップクラスの安全性があります。
レバレッジ100倍、ゼロカットシステムの導入、最大10万スイスフランまでの補償などの義務が課されています。
オーストラリア「Australian Securities and Investments Commission」 ![]()
(ASIC オーストラリア証券投資委員会)
オーストラリアASICは、オーストラリア国内の金融サービス業を監視する組織です。
オーストラリアASICもアメリカやキプロスと同様に日本へのサービス提供を認めてませんので、日本在住の日本人にはほとんど関係ありません。
【オーストラリアASICの金融ライセンス取得済みFX会社】
XM Trading(海外向け)
ニュージーランド「Financial Markets Authority」 ![]()
(FMA 金融市場庁)
ニュージーランドFMAは、2011年にニュージーランド市場にてライセンス取得業者が法律を遵守しているかどうかを監視する組織として設立され、規制が厳格化されています。
ニュージーランドFMAのライセンスは、ニュージーランドのライセンスでは最も取得難易度が高いとされている「Derivative Issuer Licence(DIL デリバティブ発行者ライセンス」と呼ばれるライセンスを取得する必要があり、信頼度は高いと言えます。
一方、ニュージーランドには「Financial Service Providers Register(FSPR 金融サービス事業者登録)」という単に事業登録するだけの制度も存在しますのでライセンスと混同しないよいうに注意しましょう。
バヌアツ「Vanuatu Financial Service Commission」 ![]()
(VFSC バヌアツ金融サービス委員会)
南太平洋の島国バヌアツのVFSCの金融ライセンスはもともと審査の緩いものでしたが、2019年から規制が強化され、専門職業賠償責任保険への加入義務化や経営者か取締役のバヌアツ国内での6か月以上の滞在などの規制により、タックスヘイブンの国ですがライセンス取得の難易度が上がりました。
したがって、バヌアツVFSCの金融ライセンスの信頼性は高いと言えます。
【バヌアツVFSCの金融ライセンス取得済みFX会社】
Titan FX・FBS
セーシェル「Financial Services Authority」 ![]()
(FSA 金融庁)
東アフリカ沖のインド洋に浮かぶ 115 の島からなる共和国セーシェルのFSAは、セーシェル国内の銀行以外の金融サービス業を監督し、ライセンス取得業者には分別管理の義務を課しています。
セーシェルはタックスヘイブン(租税回避地)のため、実体のないペーパーカンパニーで会社設立が容易であり、このためライセンス取得難易度はそれほど高くありません。
【セーシェルFSAのライセンス取得済みFX会社】
XM Trading、GEM FOREX、FXGT
モーリシャス「Financial Services Commission」 ![]()
(FSC 金融サービス委員会)
インド洋に位置する島国モーリシャスのFSCは、モーリシャス国内の金融サービスを規制する組織で、このライセンスの取得には資産管理や経営状態などの審査があります。
取得後も定期的な監査の義務が課されており、基準をクリアできなければライセンス剥奪となります。
モーリシャスはタックスヘイブン(租税回避地)のため、実体のないペーパーカンパニーで会社設立が容易であり、このためライセンス取得難易度はそれほど高くありません。
【モーリシャスFSCのライセンス取得済みFX会社】
GEM FOREX
ベリーズ「International Financial Services Commission」 ![]()
(IFSC 国際金融サービス委員会)
中米の国ベリーズのIFSCの金融ライセンスは、資本金50万ドル以上、分別管理、トレード収支と資本金の推移などの詳細を報告する義務があるなど一定の規制がなされています。
ベリーズはタックスヘイブン(租税回避地)のため、実体のないペーパーカンパニーで会社設立が容易であり、このためライセンス取得難易度はそれほど高くありません。
【ベリーズIFSCのライセンス取得済みFX会社】
Axiory、FBS
ケイマン諸島「Cayman Islands Monetary Authority」 ![]()
(CIMA 金融庁)
カリブ海に浮かぶケイマン諸島はタックスヘイブン(租税回避地)として有名ですが、CIMAの金融ライセンスはイギリス領ということもあって規制内容も比較的厳しく、外部監査、決算や運営状況の報告などの義務が課されています。
【ケイマン諸島CIMAのライセンス取得済みFX会社】
Trade View
バージン諸島「British Virgin Islands Financial Services Commission」 ![]()
(BVIFSC イギリス領バージン諸島金融サービス委員会)
バージン諸島BVIFSCは、目的に消費者や投資家の利益保護やマネーロンダリングなどの犯罪防止に努めるということを掲げています。
ただ、補償制度などは整備されいません
また、タックスヘイブン(租税回避地)のため、実体のないペーパーカンパニーで会社設立が容易であり、このためライセンス取得難易度はそれほど高くありません。
【バージン諸島FSCのライセンス取得済みFX会社】
iFOREX
セントビンセント及びグレナディーン諸島「St.Vincent&the Grenadines The Financial Services Authority」 ![]()
(SVGFSA 金融庁)
カリブ海に浮かぶイギリス領セントビンセント及びグレナディーン諸島のSVGFSAは、金融機関の監視と監督を行っています。
公式サイトではライセンス取得業者を検索できるため真偽を確認することができます。
また、タックスヘイブン(租税回避地)のため、実体のないペーパーカンパニーで会社設立が容易であり、このためライセンス取得難易度はそれほど高くありません。
【セントビンセント及びグレナディーン諸島のSVGFSAのライセンス取得済みFX会社】
HF Markets、GEM FOREX