米国雇用統計はやや悪化しドル円は下落!来週のFXドル円相場予想(2026年6月29日~)
来週のFXドル円相場予想
予想レンジ:159.0 ー 162.0円
週間では「下落」と予想します。
根拠としては3つ。
1つ目は、米国雇用統計はやや悪化と予想。(ドル安円高要因
)
2日(木)に6月分の米国雇用統計が発表されます。
市場予想は、非農業部門雇用者数が+11.4~13.0万人(前月:+17.2万人)、失業率が4.3%(前月:4.3%)、平均時給前月比が+0.3%(前月:+0.3%)、平均時給前年同月比が+3.5%(前月:+3.4%)と、非農業部門雇用者数の伸びは低下、失業率は変わらず、平均時給の前月比は変わらず、前年同月比では上昇する見通しとなっています。
それではまず、インディードの求人数を見てみます。
6月は、2日にかけてデータ公表時の100を割り込んで99.99まで急落しましたが、この日を底に反発しています。
ただ、5月の水準よりもまだ低い水準となっています。
ADP雇用者数変化を見てみます。
6月は、26.50千人(5月30日週)→ 30.75千人(6月6日週)とやや大きめに増加しました。
4週前と比べて123.00千人(30.75x4)増加してます。
新規失業保険申請件数を見てみます。
6月は、22.5万件(5月30日週)→ 23.0→22.7→21.5万件と3週目でやや大きめに減少しました。
継続件数は、178.6(5月30日週)→ 180.0→182.1万件と増加傾向となっています。
シカゴ連銀のリアルタイム失業率予測値を見てみます。
4.3%が27.7%、4.4%が25.1%の確率で、予測値は4.33%となっています。
というわけで、非農業部門雇用者数は、前月に於いては地方政府部門の前倒し雇用やワールドカップ特需の影響で大きく上振れましたが、今回は特需の剥落による反動減や求人が低水準であること、他方でADPが持ち直していることを考慮しますとやや弱めかなという気がします。
また、3、4月は上方修正されましたが、再び前月分と前々月分が下方修正されるパターンに戻るのではないでしょうか。
失業率は、新規失業保険申請件数や継続件数が調査対象となる2週目までは増加傾向となっており、リアルタイム予測でもギリギリ4.3%ということもあって、今回は4.4%へ上昇している気がします。
よって、結果は市場予想よりもやや悪化していると思われ、結果発表時ドル円は下落すると予想します。
その他、ISM製造業、JOLTS求人、チャレンジャー人員削減数、ADP非農業部門雇用者数、新規失業保険申請件数などの雇用関連指標も要注目となりそうです。
2つ目は、米国経済指標はマチマチでほぼイーブンと予想。
来週発表予定の米国経済指標は、6月分ではISM製造業景気指数、S&P製造業PMI(購買管理者景気指数)確報値、シカゴ製造業PMI、消費者信頼感指数、5月分では建設支出、製造業新規受注、4月分ではS&P/ケース・シラー住宅価格指数などがあります。
まずは6月分ISM製造業景気指数ですが、市場予想が53.7(前月:54.0)と僅かに低下する見込みとなっています。
先行指標となるS&P製造業PMI速報値では55.7(市場予想:54.6、前月:55.1)と上振れていました。
中東情勢の影響から駆け込み需要による新規受注や生産が膨らみ、納期遅延も発生しているため総合指数を押し上げました。
他方で、雇用は47.1(前月:51.6)と低下していました。
PMIでは新規受注や生産の比重が大きいため、ISMではそこまで大きな数値は出ないような気がしますので、概ね市場予想付近の数値が出るのではないでしょうか。
なお、ニューヨーク連銀製造業景気指数は5.70(市場予想:13.2、前月:19..6)と大きく下振れる一方で、フィラデルフィア連銀製造業景気指数は、10.3(市場予想:9.8、前月:-0.4)と市場予想を僅かに上振れていました。
6月分消費者信頼感指数は、市場予想が94.2(前月:93.1)と上昇する見込みとなっています。
先行指標となるミシガン大学消費者信頼感指数確報値では、49.5(市場予想:48.9、前月:44.8)と上振れていましたので、当指標も上振れる気がします。
5月分建設支出は、住宅着工件数が市場予想を大きく下振れていましたので、当指標も下振れるのではないでしょうか。
4月分S&P/ケース・シラー住宅価格指数は、先行指標となるZillow住宅価値指数が前月比+0.02%とほぼ横ばいですので弱そうな気がします。
よって、米国経済指標はマチマチな結果となり、指標発表時のドル円のトータルでの値動きはほぼイーブンと予想します。
3つ目は、テクニカル分析では下落と予想。(ドル安円高要因
)
ドル円日足チャートを見ますと、今週のドル円は週明け月曜に161.92円、木曜に161.94円まで上昇する場面が見られましたが、RSIも買われすぎの水準71.49まで上昇し、162円手前に位置していたボリンジャーバンドの+2σや162円の大台もレジスタンス(上値抵抗線)となって反落し、終始小動きながら、結局週末金曜にはこの日陰線となる161.69円でクローズしました。
来週は、MACDなどでデッドクロスを形成し、161.0円近辺まで上昇してくるであろうボリンジャーバンドのミッドバンドや160.0円近辺まで上昇してくるであろう-2σを目指す流れになると予想します。
他方で、週足も引き続き159.0円付近に位置するボリンジャーバンドのミッドバンド、そして155.5円付近に位置する-2σを目指す流れになると予想します。
したがって、総合的に判断すると来週のFXドル円相場予想は、チャート上のオレンジの矢印のような感じで推移すると予想します。
【ドル円日足チャート未来予想図】

あとがき
米国とイランの間では停戦が合意されているわけですが、イランというより革命防衛隊(IRGC)が船舶を攻撃したため、これに米軍が報復攻撃するなど、再び米国とイランとの間で軍事衝突が始まっています。
これを受けてWTI原油サンデー価格は一時1バレル72.5ドルまで上昇しましたが、現在は71ドル台半ばでの推移となっています。
ドル円サンデー価格も、現在は161.8円前後とやや上昇しています。(もしかしたら162円台を付けたかもしれません)
ただ、30日に米イラン実務者協議が再開されるとの報道もあり、沈静化に向けて話が進む可能性もあります。
さて、来週は雇用統計が注目されるところですが、その前にウォーシュFRB議長が欧州中央銀行(ECB)フォーラムでの討論会へ出席する予定です。
金融政策に関するヒントが出るのか要注視となりそうです。
その他、日本側でも日銀短観などの経済指標もあり、ドル円もそろそろ大きな動きがあるのではないでしょうか。
ちなみに、管理人ペッパーは経済・金融の専門家でもなんでもありません。
信じるか信じないかはあなた次第!
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